鍋尻山(838m) 自然観察会


福寿草を見に鍋尻山(838m)へ
自然観察会
2019年3月21日

メンバー:CLあられ、SLメリーさん、なべさん、まいまい、きんちゃん、Taco、ホリー、はっちー、トモちゃん、はっしー(記)
行程:9:00妛原→10:40→ダケノ峠→11:15鍋尻山→12:15保月分岐→13:45ダケノ峠→14:50妛原

天気が雨予報で微妙だったため、前日にCLに決行かどうか問い合わせたところ、「花を見に行くので、行きますよ~」と速攻で返事が返ってきました。当日、集合場所の一宮駅は土砂降りの雨でしたが、彦根インターを降りる頃には空も明るくなってきました。この分なら雨も上がり、お花を楽しめるかなと期待しながら登山口に向かいました。彦根インターを下りて「河内の風穴」の案内看板に従って進むと15分位で登山口に到着。登山口までのアクセスはとても良かったです。
登り始めはまだ雨が降っていたためカッパを着て出発しましたが、15分くらいで雨も上がり暑くなってきたため、衣服調整の休憩を取りました。尾根に上がるまでは結構な急登。その途中でミスミソウ(雪割草)を発見。白く小さい花が1輪咲いていました。他にも咲いていないかと探し始めると、「ここにも咲いてる!」「こっちにも!」とあちこちで声が上がりました。尾根までの間にたっぷり楽しめました。尾根に上がると今度はオニシバリとネコノメソウが咲いていました。オニシバリはジンチョウゲ科の植物で、樹皮が強靭で枝を折ってもちぎれないことから、この木の樹皮で鬼を縛っても切れないだろうという意味で名前がつけられたとのこと。名前にそぐわず、小さな黄色い花をつけていました。
尾根を外れてからが「本日の核心部」という感じでした。ホリーさんの解説によると、鍋尻山は石灰岩の山で、石灰岩は固いため風化が進みにくく急峻になりやすいとのこと。登山道はほぼないに等しく、そのうえ粘土質で、さらに雨上がり。何度も滑ったり転んだりして、とにかく大変でした。「鍋尻山を越えれば福寿草が見られる」という期待を胸に頑張りました。
鍋尻山の山頂でお昼ご飯休憩を取った後、いよいよ本日のハイライト福寿草を探して出発。保月の集落方向へ下り始めるとすぐに、黄色い花が目に飛び込んできました。斜面一面に咲いている福寿草の群落。圧巻でした。これまでの苦労も全部忘れてしまう程でした。写真もたくさん撮り、たっぷり楽しみました。
登山道としてはっきり道がついていたのは、登山口から最初の尾根までと、鍋尻山山頂から福寿草の群落地の辺りのみで、あとはほとんど踏み跡のない獣道でした。地図及びGPSで常に現在地とルートを確認しながら歩きました。滑ったり転んだり苦労も多かったですが、福寿草をはじめ、とにかくたくさんのお花を楽しめ、感激でした。これだけ素晴らしい景色を見るためには、それなりの苦労が必要なんだということを実感した山行でした。雨予報に負けず、山行を決行してくれたCLに大感謝です。

ミスミソウ(雪割草)

オニシバリ

福寿草

ネコノメソウ

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