白山 花と御来光(2,702m)


白山 花と御来光(2,702m)

2019年7月6日(土)~7日(日) 曇時々晴
自主山行
CLりゅう、SLおみず、ちえぞう、まーちゃん(記)

7/6
別当出合6:23→南竜ケ馬場10:10→(展望歩道)→室堂センター13:40(泊)

7/7
室堂センター3:50→御前峰4:30→(お池巡り)→室堂センター(朝食)6:40/8:00→殿ヶ池避難小屋9:15→別当出合12:15

今回は高山植物や御来光をたっぷり撮影することが最大の目的だ。そこで、写真好き3名+モデル・・ではなく歩荷要員1名で、夏山シーズン到来直後の白山へ出掛けた。

7/6
通行規制が始まる6日0:00までにゲートを通過できたおかげで、今回は乗り合いバスの利用は無し。別当出合では、お馴染みの吊り橋の揺れを楽しみつつ、いよいよ山道へ入っていく。いくらも歩かぬうちに可愛い植物が次々登場してくれてとてもうれしい。砂防新道はよく整備されており、話したり植物観察したりする余裕もあって良い雰囲気だ。南竜分岐からは若干の岩場を過ぎれば水辺の植物も登場するが、このあたりはまだこれから開花時期を迎えそうな感じか。南竜山荘で休憩のあとは、雪渓歩きを楽しみながらトンビ岩コースを登り、ハイマツ帯を歩き室堂センターへと至る。そして、この室堂センター付近に来てようやくクロユリを発見!白山と言えばやっぱりクロユリでしょ。小さく黒い地味な花だけど、素朴な感じが魅力的だ。
今夜は小屋泊まりなので、テントの設営も夕食準備もせず、ただひたすら気楽な時間を過ごし、用意してもらった夕食を腹いっぱい食べ、極楽気分のまま夜空を待たずに就寝となった。

7/7
2日目は御来光撮影のため3:30に起床だったけど、ぐっすり眠ることが出来たので、いつになく清々しく目覚めることが出来た。闇夜の御前峰に一筋のヘッデンの灯りが続いており、道迷いはあり得ない。山頂で神主による白山信仰等の話を聞いたり、奥の院での神事を眺めたあとは、お待ちかねのお池巡りだ。蒼く美しい池に雪渓、昇ったばかりの太陽の日差しや神秘的な滝雲を見ることも出来た。もちろん、お花もいっぱい咲いており、自然とテンションが上がる!
室堂センターに戻って朝食をしっかり頂き、名残り惜しいなか下山を開始する。五葉坂を過ぎ観光新道へ向かう途中の弥陀ヶ原は広く開けた湿原だ。木道を快適に歩いていくと黒ボコ岩の分岐に至る。この付近からまたまたお花畑が広がっていて、なんと気持ちの良い風景だろうと感心する。

今回のルートのお花畑をざっとまとめると、砂防新道は木本質植物、展望歩道は湿地植物、室堂は小ぶりで可憐な植物中心のお花畑、観光新道は派手で迫力あるお花畑という印象か。日頃から高山植物は観察していても、今回のように撮影に特化する山行は初めてだった。また、御来光については、早発ちでやむを得ず眺める場合が殆どだった私には、とても心洗われる光景で、早起きの価値を実感できる機会だった。
白山は言わずと知れた花の名山。少し時期が変われば別な種類の花が咲き、全く違った雰囲気になるのだろう。名古屋からも近いし、機会を作って何度でも出掛けてみたくなるオススメの山だ。

(花の写真にカーソルを合わせると、花の名前が表示されます)

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