【2024年9月7日 定例山行A】御嶽山(3,067m)


■メンバー
CLかおり SL(記録)おかちゃん ASソンベ
けんさん ひで とも りえ (7名)

■コースタイム
9:30 田の原登山口 *2180m
10:40 八合目避難小屋(休憩10分) *2540m
11:50 九合目避難小屋(休憩10分) *2799m
12:10 王滝頂上(休憩20分) *2936m
12:55 剣ヶ峰(休憩25分) *3067m
13:50 二ノ池本館着(昼休憩30分) *2905m
14:30 二ノ池本館発 *黒沢十字路より王滝へ
15:05 王滝頂上(休憩15分)
15:30 九合目避難小屋(休憩10分)
16:20 八合目避難小屋(休憩10分)
17:30 田の原登山口

■山行記録
 2024年9月の定例山行Aでは、田ノ原登山口から王滝口ルートで御嶽山の主峰である剣ヶ峰(3,067m)登頂を目指すこととした。王滝口コースは、一般には剣ヶ峰までの最短ルートとされており、多くの登山者が訪れてきたルートである。一方ではそのために、2014年9月27日に発生した御嶽山噴火の際には王滝口ルートでも多くの登山者が被災し、亡くなった方もおられた。今回の山行は、それゆえ、今年でちょうど10年を迎える御嶽山噴火で亡くなられた登山者への追悼の意を欠くことができないものでもあった。

 9:30、当初の計画からは若干遅れたが、田ノ原登山口から登山を開始した。当日の東海地方の天気予報は晴天だったが、登山開始時点の田ノ原登山口はガスが立ちこめており、山行中に天候が悪化しないか、一抹の不安もありながらのスタートとなった。樹林帯の平らな砂利道をしばらく歩くと、緩やかな木段、ガレ場へと変わり、本格的な登山となった。登山経験のほぼないメンバーもおり、体調確認や声かけをしながら登り始めた。しばらく歩くと森林限界を超え、一面ハイマツの風景に変わった。

 八合目避難小屋で一回目の休憩、けんさんとひでさんのカメラやフィルムの値段についての話で盛り上がる。ここからさらに勾配がきつくなったこともあり、メンバーの会話が減ったことを察した?ソンベさんが、「喋りながらの方が辛いことが忘れられる!」と盛り上げ、みんな元気が出たと思う。

 九合目避難小屋で二回目の休憩、ハイマツに覆われた単調な登山道が続いたが、地図で確認すると王滝頂上まではあと少し、硫黄の匂いがしてきて、この山が活火山であることを思い出した。

 王滝頂上に到着、鳥居をくぐり、社務所を超えると剣ヶ峰が見える。火山の影響か植物が一切なく、荒涼とした別世界の景色に圧倒されながら八丁ダルミを剣ヶ峰に向かう。

 12:55、剣ヶ峰に到着、ガスで展望がないのは残念だったが、集合写真を撮って達成感に浸る。ここから二ノ池本館までは下り、ザレ場で滑りやすく、足運びに注意しながら歩いた。噴火前の二ノ池には水があったそうだが、今では広大な砂地で「野球ができそうだね」なんて話しながら二ノ池本館へ向かった。
 
 二ノ池本館に到着、各自昼食をとる。御嶽山噴火の際には、今回参加されているソンベさん他、多くの同志会メンバーが二ノ池本館に避難させていただいたと聞いた。二ノ池本館のご主人に御嶽山噴火当時の話を伺った。当時の緊迫した様子が伝わり、実際にその場にいたかのような錯覚に襲われる。王滝頂上までは、剣ヶ峰を横目にトラバースルートを進む。

 王滝頂上に到着、しっかりと休憩をとり、靴紐の確認をした。けんさんが、山岳ガイドとなって?ともさんとりえさんにストックの使い方や足運びをレクチャーしながら下山する。

 八合目避難小屋に到着、突然大量のブヨに襲われ、大騒ぎしながら虫除けスプレーをふりかけ、急いで出発した。雨がポツリポツリとしだすが、何とか天気も持ちそうだ。

 17:30、当初の計画からは1時間ほど遅れたが、全員無事に田ノ原登山口に到着した。参加者が随分と減ってしまったが、1パーティーで程よくコミュニケーションが取れてよかったように思う。自然と歴史、信仰が調和した魅力的な山で心身ともにリフレッシュできた。

■参加者の感想(まとめ)
・山行と自分の体力がアンマッチで大変でしたが、皆さんの励ましや見守りのおかげで無事登頂でき、素敵な景色を見ることができました。ありがとうございました。

・参加者みんなで頂上を踏めてよかった。二の池から八丁ダルミへのトラバースは初めて歩き御嶽山の新たな景色が見れてよかった。

・時折吹く風が心地良い、登山でした。ストックの使い方や下山の足場の持ってき方などを教えて頂き、とても助かりました。皆様の初心者(初心者)へのサポート感謝いたします。

・初めての御嶽山、視界は悪かったですが、荒涼とした山肌が楽しく、登頂できてよかったです。
また、皆さんとお話しできて楽しかったです。

・ありがとうございました。いつもソロで登っている御嶽山ですが、皆さんと登れて楽しかったです。

・昨年の定例で9合目までしか行けなかったので、一年越しで登頂できて大満足です。早朝の写真が嘘かと思うくらいガスってしまいましたが、天気も何とか持ってくれてよかったです。

・サポートしてくださった先輩方、ご一緒してくださった方々、ありがとうございました。剣ヶ峰から二の池も実際に見られてよかったと思います。良い体験ができました。(いつかライチョウを見てみたいです)

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