三ツ瀬明神山(1,016m)


三ツ瀬明神山(1,016m)
定例山行
2018年2月18日(日)
天気 晴れ
新城の気温 最低-1.7℃ 最高7.8℃
メンバー:CLりゅう、SLゆきむし、AS TOM、はっしー、す~さん、まさ、のりっく、ちえちゃん、さとえちゃん、きむ、よこたん、エニシダ(記)

コースタイム(Aパーティー)
8:35乳岩峡登山口→8:54乳岩分岐→10:02鬼岩→10:20鬼岩乗越→11:14胸突八丁ノ頭→11:38三ツ瀬分岐→12:59明神山展望台→14:32胸突八丁ノ頭→15:32鬼岩乗越→15:42鬼岩→16:46乳岩分岐(乳岩には行かず)→17:00乳岩峡登山口
*予定時間より遅れたため、長い休憩は取らずに小休憩のみ
*Bパーティーは時間があったため、下山時に乳岩へ寄った

新東名の浜松いなさJCSから三遠南信自動車道の無料区間を利用して鳳来峡ICで降りると、乳岩峡登山口の駐車場まで2.5kmほど。駐車場にトイレがありました。
2月に入ってからも寒い日が続き、一週間前に宇連山に登ったメンバーからは「軽アイゼンは使わなかったけど、雪があった」との情報があり、前日にはCLさんから「東三河では小雨が降ったようで、山では小雪だった可能性があるので、軽アイゼンを持っている人は持参したほうがいい」と連絡がありました。
6人ずつの2パーティーに分かれて登り始めました。乳岩川の澄んだ水に感動しながら歩いていると、「凍ってるよ」の声。所々水面に氷がありました。左右にシダの葉が茂った、緩やかな登りが続きました。快晴でしたが、日陰の中は寒く、登山道の脇の土の中から、3㎝程の長さの霜柱がたくさん伸びていました。幸い前日の雨は少なかったようで、登山道の土は乾燥していました。
鬼岩に近づくと、その大きさに圧倒されました。岩のすぐ下に近づいて、手前に大きくせり出した岩を見上げると、所々にクライミングの金具があり、「あんなところまで登ってる!」とびっくりしました。
雪がなくて良かったなと思いながら歩いていると、下山してきた男性が「アイゼン持ってる?三ツ瀬分岐の向こうはツルッツルだよ!」と教えてくれました。徐々に登りが急になり、胸突八丁の頭の直前は地面が凍っていて、みんなで声を掛け合いながら慎重に登りました。まずい、昨日軽アイゼンを買っておくのだった・・・と後悔していると、SLさんが「アイゼン持ってない人いたら、僕2個持ってきたから」と・・・おお、神様!SL様!
先に三ツ瀬分岐に到着していたBパーティーと連絡を取り、分岐までは大丈夫と判断し、そのまま登って分岐で軽アイゼンを装着。素人の私はつけ方も教えていただきました。ふと見ると、汗をかいたメンバーの髪が一部凍ってつらら状態になっていました。あまり風は感じませんでしたが、この日の気温の低さを実感しました。
 三ツ瀬分岐の先は本当にツルッツル。軽アイゼンがなければ危なくて行けませんでした。ザクザクと心地いい音をさせながら軽快に進み、軽アイゼンの効果を実感。鎖場や鎖のない岩場、はしごもありましたが、SLさんのアドバイスでつま先で登ると、軽アイゼンの歯が引っかからず登りやすかったです。
 はしごで馬の背岩に登ると、展望が開けて鳳来湖と周りの山々が見えましたが、幅が狭いので怖くて立つこともできず、カメラを出して写真を撮る余裕もありませんでした。「やだやだ、下を見ないようにしよう」と言いつつ、やせ尾根を進んで、もう少し登ると頂上に到着しました。Bパーティーが待っていてくれて、みんなで記念撮影。展望台からは360度の景色が楽しめ、富士山の白い頭も見えました。風が冷たかったのでおやつと水分を補給してすぐ出発しました。
 登りで足元が凍結していて怖かった、胸突八丁の頭の直下を過ぎてから、軽アイゼンを外しました。とても足が軽くなりましたが、「アイゼンを外した直後の事故が多い」と冬合宿に参加したメンバーから教えてもらい、慎重に下りました。疲れからか、下りは非常に長く感じました。登山口に戻ると、乳岩観光を終えて先に下山していたBパーティーが寒い中待っていてくれました。
 お守りのつもりで持って行った軽アイゼンが大活躍し、大丈夫かなと思っても、準備していく事の大切さを実感しました。初めて軽アイゼンを使ったメンバーが数人いましたが、転倒や怪我もせずに下山できて何よりでした。軽アイゼンを貸していただいたり、先輩方から色々な情報を教えていただいたりと、同志会に入って良かったと改めて思った山行でした。

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