ナル谷(南紀 神宮川水系高田川)


ナル谷(南紀 神宮川水系高田川)
2018年9月15 ~16日
自主山行
メンバー:ニンニン(CL)、しょう(SL/記)、ホリー、まーちゃん

前回の記録
http://sangaku-doushikai.com/archives/50296

コースタイム
1日目
07:10~07:54あずまや⇒07:58高田水力発電所(入渓)⇒08:36一ノ滝⇒12:31取水口
⇒17:11幕営地

2日目
08:22幕営地⇒09:28二俣⇒右俣谷⇒13:38奥ノ二俣(出渓)⇒15:20左俣谷(入渓)
⇒15:39二俣⇒16:30~17:05幕営地⇒19:22取水口⇒20:34あずまや

1日目

あずまや~高田水力発電所

あずまやで準備を済ませて出発。
橋を渡り、高田水力発電所の脇から入渓する。
ニンニンさんいわく、今回は去年に比べて水量が多いとのこと。

高田水力発電所~一ノ滝

しょう以外は、下半身のウエットスーツを持ってきていないため、寒そう。
あまり水に浸からないルートを選びながら進んで行く。

40分ほど進んで行くと一ノ滝に到着。

釜で泳ぐ気はもちろんなく、直登はできないため、右岸を高巻きして滝の落ち口にでる。

一ノ滝~二ノ滝手前

二ノ滝手前の小滝も水量のせいで渡渉するのも一苦労。
体で水をせき止めたりして、まーちゃんとホリーには慎重に進んでもらう。
最後は水流の下をくぐって右岸から左岸へ。
ここでホリーが水流を受け体が反転してしまい、顔に水がかかる状態で仰向けに倒れてしまった。すぐに引っ張りあげたおかげでなんともなかったが、やはり水量が多いと怖い。いっきに緊張感が高まった。

左岸から小滝を登っていく。
まーちゃんとホリーはアブミを使用しさらに確保をして登ってもらう。
倒木が挟まっている箇所が目印。

二ノ滝

二ノ滝に到着。
水量が多く迫力がすごい。

二ノ滝は左岸から高巻き。
最初はトラバースしてその後は直登。
泥で滑りやすいためロープをフィックスしてまーちゃんとホリーには登ってもらった。

三ノ滝~取水口

その後は三ノ滝。
左岸から取り付き登るが、去年の画像に比べてやはり格段に水量が多い。
ニンニンさんはセルフタイマーが間に合わず結局3人で記念撮影。

三ノ滝上部も水量が多く、去年のルートは登れないようだ。
水流の左から取りついて直登し水流の中をトラバースするルートを選択して登って行く。

まーちゃんとホリーには確保して登ってもらう。
足元が見えない状態での水流の中のトラバースも結構怖かった。

取水口前の滝も水量が多い。

左岸から巻いて取水口に到着。

取水口~幕営地

取水口からは特に見どころはない。

幕営地に着き、本日の疲れを癒したいが、なかなか薪に火がつかない。
やっとのことで火がつき、豪華な晩御飯の完成。

2日目

翌朝はのんびりしすぎたせいで出発が1時間以上遅れてしまった。
濡れた沢装備に着替えていざ出発。

幕営地~二俣

幕営地から1時間ほどで二俣に分かれた箇所を右に進んで行く。

右俣谷~奥ノ二俣

すぐに巨岩帯が姿をあらわす。
ルートファイティングをしながら岩と岩の間をすり抜けたりして進んで行く。

1時間ほどで8mのトイ状の滝に到着。
左岸を高巻きしていく。
まずは直登して、その後、左側にある滝に向かってトラバースをしていく。
まーちゃんとホリーにはフィックスしたロープを使って登ってもらう。

高巻き後すぐに、7mのナメ滝が姿をあらわす。
水流沿いの右岸を登って行く。
まーちゃんとホリーは確保をして登ってもらう。

直後にちょっとバランシーなトラバースがあり、まーちゃんとホリーは2回くらい
水にドボン。アブミをうまく使い突破しました。

ここからはナメの連続。
9mのナメは左岸から高巻き。

7mナメは左岸から登る。

6mトイ状の滝のすぐそばの8mナメは右岸から高巻き。

その後の5mナメは左岸から登る。

そこから10分ほど歩くと石垣が見えてくる。

奥ノ二俣~左俣谷

奥ノ二俣を左に進む。

ここからはGPSを確認しながら出渓場所を探る。
適地を見つけて出渓。ここからは登山の開始です。

緩やかな場所を探しつつ登るも、やはり登山は疲れます。
2時間ほど歩いてひと山超えて左俣谷に入渓です。
知らぬ間にマダニがまーちゃんの服にくっついてました。

左俣谷~幕営地

左俣谷から幕営地までは見どころは特になし。
沢沿いに作業道がある場所はそこを進んで行く。
幕営地にデポしていた幕営装備をさっさと片付けて出発した。

幕営地~取水口

初日に通った沢を作業道を交えながら下降していく。
50分ほど下降してから登山靴に履き替えてまた、ひと山超えて取水口を目指していく。
この時点でだんだん暗くなってきた。

途中に作業道が見えてくるが、無視して直登し、なだらかなピークに到着したころには、日が沈んでいた。
ここからは真っ暗な中、GPSを頼りに進んで行く。
途中からニンニンさんに先行してもらい、取水口に繋がる水平な道を探してもらった。

山を越え始めてから90分ほどでやっと取水口に到着。
ここまでくれば一安心。明るいうちにここまで来たかったが写真の通り真っ暗。

取水口~あずまや

ここからは導水路を歩き、発電所上まで到着。

ここからは導水管沿いにジグザグに下っていく。
途中にまーちゃんとしょうが蜂に刺されるハプニングがあったが、どうにか発電所まで到着。

2日目は12時間行動という、久しぶりにハードな山行となった。
ナメありハチありヘッドランプありの思い出に残る沢となりました。

次回は暗くて見えなかった道中を明るいうちに歩いてみたい。



(下段は前回の地図で、下山はこちらを参照。)

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