三峰山(1,235m)


三峰山(みうねやま)(1,235m)
定例山行
2020年1月19日
天候:晴れ
コースタイム
9:30 三峰山登山口駐車場 → 10:00 不動滝ルート → 12:10 山頂 →12:30 八丁平 → 13:00 登尾ルート → 14:45 三峰山登山口駐車場

CLひさぽん、SL_A-PLなお、AS_B-PL山師匠、AS_C-PLおみず
ちえぞう、メリーさん、ごんちゃん、うめさん、Taco、こーちゃん、またたけ、かっちゃん、ゆう、たぁじ、キッド、スガ、けーの、龍くん、夏目、どんさん(記)

記録的な暖冬で、樹氷どころか無積雪もありえると諦めかけていたが、山頂部が雲に覆われ、すき間から雪を頂いた山が現れた。三峰山であった。
近隣の山々に雪はなくここだけある。運があると感じた。8:50「みつえ旅行村」の登山口にほど近い駐車場に到着。まだ満車に多少余裕がある。立派な水洗トイレが第3駐車場にあり、登山口は第5駐車場の下。
9:15装備を整え集合。自己紹介、注意事項等確認後、20名、3パーティーに分かれ出発。20分程アスファルトの林道を歩くと不動滝コース分岐となり、ここで本格的な登山道に入る。間もなく目の前に不動滝が姿を現した。残念ながら、滝は全く氷結していない。左岸を巻き、滝の上に進むと小さな祠がある。本日のCLヒサポン曰く、「ご利益のある祠」とのこと。今日の山行の無事を祈る。そこからは緩急繰り返し杉の美林の中の良く整備された登山道を進む。だんだんと足元に雪が出てくる。
手元の気圧計で標高約800mまで来たところで、先行の他パーティーが軽アイゼンを装着していた。少し平坦で森が開けた場所。我々もここで装着。
ここでハプニング発生。今日、私は新品の軽アイゼンを持ち、初めての雪上ハイクに胸躍らせて参加。「軽アイゼンくらい付けられる様にしか付かないでしょ」と安易に考え、出発前に装着方法の確認もせず山行に臨んでしまった。着けられず苦戦していると、すかさず重鎮お二人から指導を頂き、丁寧に取り付け方と「心得」を教示され、事なきを得た。山岳会の熟練者同行での山行の素晴らしいところでもあるが、失態には違いない。「山行は準備から始まる」を再認識できる良い機会になった。反省。
ここからは、アイゼン(軽・チェーンスパイク)装着での歩きとなる。私も含め初の体験となるメンバーもいるため、各PLは配慮しながら進む。次第に雪が多くなり、あたりが完全に雪に覆われたころ、杉林の中の平坦な場所に出て一回目の休息。行動食や温かい飲み物で一息入れる。その後、九十九折りの緩急ある雪道を一歩一歩登る。途中、「型」で作られた小型の「雪だるま」のオブジェが木の枝の上や岩の上などに現れ始め、センスのある先行者の遊び心を楽しみながら進むと、避難小屋に到着。ここで少し長めの休息をとる。
ここまで沢筋から稜線へ向かっての登り詰めで、「汗をかかない」様に服装調整に気を使い登ってきたが、ここからは緩やかな稜線歩きとなり、植生も、杉林から風にさらされ樹氷を育む灌木の世界となる。ここで皆、「冷やさない」服装に切り替えて出発。
少し冷えるかと思われたが、そうでもない。それもそのはず、この日は陽が昇るにつれ気温が上がり、木々についた雪をボトボトと落とす様相であったが、程なく、樹氷をまとった灌木が現れた。灌木に着いた雪氷の白と、青空のコントラストが美しい。霧氷を愛でながら歩くと展望の利く場所にでる。遥か先に白くかすむ木曽御嶽山が僅かに望まれ、気づけば山頂に到着。なだらかな山頂で、ちょっとした広場となっている。幾台かのバスツアーの登山者も入っていた様だ。山頂はごった返していた。そのため、同志会20名全員で記念撮影をし、僅かな時間で思い思いに写真をとり、早々に八丁平に向け南斜面を下った。
南斜面の八丁平はいっそう温かい日差しに包まれていた。風も「通り道」となる鞍部以外は穏やかで、予定通りここで30分の昼食を兼ね休息とった。時間となり下山開始。帰りは登尾ルートで下山。途中、登りと同様、標高800m付近でアイゼンを外す。チェーンスパイクの方などは、この先のトイレのある避難小屋までそのまま下りる。小屋には水場があり、アイゼンの土汚れを落とせる。短い休息の後、ぬかるんだ登山道を下ると、舗装林道の途中に出て、ほどなく登山口に無事到着。車で15分くらい行った先の道の御杖にある「姫石(ひめし)の湯」で汗を流し、無事帰途についた。

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