2026年積雪期合宿C 前穂高岳北尾根


■日時2026年4月25日(土)~27日(月)
■メンバー CLたか SL,記録 よちろう(2名)
■コースタイム
4月25日(土) 天候 晴れ
9:30 上高地
15:47 涸沢ヒュッテ
4月26日(日) 天候 晴れ
3:22 涸沢ヒュッテ
4:55 5-6のコル
6:34 5峰
7:40 4峰
14:37 3峰
14:51 2峰
15:50 前穂高岳
19:21 岳沢小屋
4月27日(月) 天候 小雨
7:48 岳沢小屋
9:46 上高地

■山行記録
4月25日(土)
あかんだな駐車場からバスで上高地に到着。観光客でにぎわう河童橋で写真を撮って山行
を開始。横尾までの長い林道を歩くのでテンションが下がる。しばらく歩くと明神に到着
。この辺りまでは観光客が多いがここからは登山者の割合が大きくなる。次の徳沢ヒュッ
テにはアイスクリームが売っていることを思い出して、目的地のエサで低いテンションを
少し上げる。徳沢でアイスクリームを堪能して、さらに無心で歩くと横尾に到着。歩く距
離が長いこの林道はいつもながら嫌になる。
 横尾から橋を渡ると登山道が始まる。しばらく歩くと橋があり、そこから積雪していた
。今回は軽量化の為、ストックは持っていなかったので適当な木の枝を拾ってストック替
わりとする。涸沢ヒュッテにはビールの自動販売機が置いてあることを思い出して、目的
地のエサでモチベーションを保ち登り続けて涸沢ヒュッテに到着。早速ビールを買ってみ
たが500ccのビールは多くて飲むのにかなり時間を要した。翌日は早いので手早くテント
を設営して夕食をとり就寝した。

4月26日(日)
 いよいよ本番。前穂高岳北尾根に挑戦する。1:30に起床して朝食をとりテント撤収と山
行の準備をする。ここから5-6のコルまで登る。幸いにもトレースがあり迷うことなく5-6
のコルに着くことができた。このトレースは5-6のコルにテントを張っていた人がつけたも
ので、僕たち以外にも人がいたことに安心する。5-6のコルは風が吹いていて留まると少し
寒い。登りで汗をかいたので汗冷えする。
 まずは5峰を登るが、登る前に5峰を見てみるとかなり急な登りで怖く感じる。ロープを
出したい気持ちになる。所々急な箇所があり、テント泊装備の重いザックで体が思うよう
に動かないのに苦労しながらなんとか登りきる。5峰を登りきると4峰が見えてこれもかな
り急な登りなことに愕然とする。このあたりで、後から来たパーティーに抜いてもらい、
先に行ってもらう。4峰に登るにあたっては先行パーティーをよく観察してから挑むこと
とする。ロープを出したい衝動にかられながら4峰を登りきると3峰が見える。ここまでは
おおむね時間通りに行動することができた。
3峰はマルチピッチクライミングになる。先行パーティーが登るのを1時間ほど待った
。3峰を見ていると怖くなる。いよいよ僕たちの番になった。この時僕はかなりビビって
いまいたかにリードをお願いした。快く引き受けてくれたたかに心の中で謝りながらビレ
イを行う。たかもかなり苦労しているようで1ピッチ目はかなり時間がかかった。特小か
らビレイ解除の指示が聞こえていよいよ僕の番。ホールドに苦労するところは無いが体を
岩の外に出さないといけないところ、アイゼンがひっかけにくいところ、ルートが読めな
いところなどがあり意外と難しい。思いのほか支点が少なくリードをしてもらったたかに
感心しながら登る。かなり長いピッチに感じながらようやくに終了点に到達。次は僕がリ
ードをする番。少し登って1ピン目をピナクルでとる。そこからトラバースをしようと思
うが手の置き場がない。仕方なくアイゼンを効かせようと思って踏み出したところで落下
。トラバースしようとした所は岩に雪がついているだけでアイゼンが効いていなかった
。1ピン目が効いてくれて2mほどの落下ですんだ。たかの声掛けに“大丈夫”と答えるが内
心ガクブルしていた。どうにか登りきるしかないので落ちたところから斜め上に登って支
点をとって2ピン目。ここから雪のついたチムニーを登る。ここは支点をとるところがほ
ぼ無く落ちたらかなり落下する。先ほどの落下と恐怖感で産まれたての小鹿のように脚が
震える。アイスクライミングの要領で登りきると支点になりそうなところがあった。まだ
登らないといけないと思いながらここでたかに泣きを入れてピッチを切る。この上が今回
の核心部ということだったが、今の状態では登れる気がしなかった。3ピッチ目でたかが
核心部を越えてくれた。自分の番で核心部を登ってみると、今の自分の状態では登るのは
困難だったと改めて思う。ちょっとした箇所で恐怖心が出てしまい足を踏み出せない。続
くピッチでリードをしたがルートが分からなくなってしまいピッチを切ってたかに上がっ
てもらいルートを見極める。直登とトラバースで迷い、最終的にトラバースを選択。何と
か3峰ピークに到着したが直登が正解だったらしい。ここまででかなり時間を使ってしま
った。ビクビクしながら2峰へ向かう。2峰から懸垂下降してラスト前穂高岳頂上に登る。
登りきると前穂高岳山頂に到着した。
前穂高岳山頂で16:00。日の入りは18:30なので一刻も早く安全地帯へ行かないと危険な
状態になる。その為には奥明神沢の下部の傾斜が緩くなるところまでは暗くなる前に到達
する必要がある。計画では奥明神沢までかなり長く歩かなくてはならないが手前の沢にト
レースがありこちらを下降することとする。急な沢をバックステップで下降する。なかな
か降りれないことにイライラしながらもひたすらバックステップで降り続ける。あたりが
暗くなり始めたところで奥明神沢との合流地点に到着。ここからは傾斜が緩やかになって
いて安心する。ここからはバックステップの必要はなくなる。暗くなったのでヘッドラン
プで下山する。岳沢小屋の明かりが見えた。あとはひたすら歩き続けて岳沢小屋に到着。
夕食に小屋でカップラーメン(ついでにワンカップ大雪渓)を購入。お湯を入れて今日の
夕食とする。このカップラーメンは今までで一番おいしく感じた。疲れた体でテントを設
営して就寝。

4月27日(月)
朝から少し雨が降っている。雨はそれほど強くはない。テントを撤収して下山。上高地
にはコーラの自動販売機が置いてあることを思い出して、目的地のエサでモチベーション
を上げてひたすら下る。上高地の林道に出て今回の山行が終わったと一安心。後は河童橋
を越えてコーラの自動販売機に向かう。河童橋を渡ると何かイベントをやっている。どう
やら開山式とのこと。カメラを持っている人に写真を撮ってもらった。どうやらその人は
記者さんとのことで取材された。僕たちは開山式関係なく山に入ったので質問への回答が
微妙にかみ合わない。その後コーラをゲットしてバス停に到着。今回は本当に濃い山行だ
ったと思いながら上高地を後にした。

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