南八甲田 黄瀬川


南八甲田 黄瀬川
自主山行
2020年7月17日
メンバー:ひらちゃん
コースタイム:3:15黄瀬川出合→5:25松見の滝分岐→5:45松見の滝上部→7:20長根沢出合→8:15柱状節理→8:55スノーブリッジ→9:25黄瀬松島→11:10黄瀬沼への枝沢分岐→12:15黄瀬沼12:30→16:00地獄峠→18:00猿倉温泉

令和2年7月豪雨の影響で、本来なら空梅雨の北東北は毎日雨か曇り。焼山の水位計(奥入瀬渓流+黄瀬川+十和田発電所)と雨量計を参考に、水量が比較的落ち着いたタイミングで遡行することにした。とはいえ、例年であれば水量も落ち着いて綺麗な本流を楽しむことが出来そうだが、今年は水量が多く少し水が濁っている。

黄瀬川出合から松見の滝の少し上までは林道歩き。4時頃には明るくなってきて、ヘッデンを消す。
松見の滝分岐から松見の滝上部へは枝沢を下降する。斜度は緩く、ロープ等不要。

【参考】松見の滝
ここで、数日前(7/9)に林道と松見の滝を偵察してきたときの写真。
日本の滝100選に選ばれている松見の滝は大迫力だった。

松見の滝~長根沢出合の少し先までは、ほとんどが河原の渡渉。水量が多くて1箇所だけ泳いだ。何個か滝があり基本直登できるが、1個は水量が多く巻いた。

松見の滝~長根沢出合までは、ほとんどが河原の渡渉。何個か滝があり基本直登できるが、滝上部がプール状になっている滝は水量が多く、左岸側から巻いた。、渡渉は特に問題無いが、滝は斜度は緩いがガバがほとんど無く、カチを拾って緊張感を持って登った。

長根沢出合と、長根沢出合の幕営適地を過ぎてもしばらくは河原の渡渉で、そのうちナメが出てくる。

ここからゴルジュに突入。水量が多いので慎重に突破した。

少し河原歩きをすると大迫力の柱状節理が出てくる。

柱状節理の先は小滝が連続し楽しい。

雨が多くてもスノーブリッジは立派だった。スノーブリッジの上をそそくさと通過。

スノーブリッジ~黄瀬松島間は、崩落している箇所が複数あった。崩落がなければ美しいナメが広がっていたと思う。

黄瀬松島ではようやく日が出てきて、素晴らしい景色が広がっていた。

黄瀬松島から先もしばらくは小滝やナメが続く。

3:1の枝沢に入る。ここからは岩が滑りやすいので慎重に行く。最初はまだいいが、だんだん沢に藪が覆い被さってきて、進むのに時間がかかる。枝沢を通過するのに1時間もかかった。

黄瀬沼は天国のような所だった。

黄瀬沼~地獄峠までは、まさに地獄。ピンクテープはたくさんあるが、藪がひどすぎて迷子になるところが多数あり。そして皆が迷子になっているのであちこちの藪がなぎ倒されており、どの方向に行って良いかわかりにくい。
また、歩きやすいよう藪を紐でまとめてくれているが、最近は人が入っていないようで、藪を紐でまとめて空いた区間に藪が生い茂っていて、ストレスの溜まる藪漕ぎになった。最後の方でピンクテープを完全に見失ったのでGPSを見ながら登山道まで藪漕ぎしたが、藪がひどすぎた。過去の記録だと黄瀬沼~地獄峠は1時間から1時間半で通過しているようだが、なんと3時間半もかかった(おそらく最近人が入っていないことが原因)。笹藪がひどすぎて進んでも進んでも全然距離が伸びず、本当に疲れた。今後も登山道整備をしないならば、さらに藪がひどくなることは必須で、いずれ通行できなくなるだろう。

登山道を2時間歩いて猿倉温泉へ。携帯電話の電波が入らないので、猿倉温泉の方に電話をお借りし、タクシーを呼んだ。

フリクション:本流は非常に良いが、黄瀬沼までの枝沢は滑っている ラバーソール推奨
ヒル情報:いない
携帯電話:黄瀬川出合~猿倉温泉は全て圏外
その他1:藪がひどいので黄瀬沼~地獄峠のコースタイムに十分余裕を見ること!
そのた2:地獄峠から猿倉温泉までは道が沢と化していたり、ドロドロだったりするので、沢靴のまま下山する方が良い。

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