2014年1月12日〜13日 八ヶ岳 赤岳 冬合宿 Cチーム


【行程】1 月 11 日(土) 名古屋 〜P〜美濃戸口 美濃戸P〜行者小屋

1 月 12 日 (日) 行者小屋 〜赤岳山頂〜展望荘〜行者

1 月 13 日(月) 行者小屋 〜 硫黄岳山頂〜行者小屋

テント撤収下山〜美濃戸口

 

【山行記】

1 月 11 日(土) 1 日目

今回の冬合宿、A パーティはバリエーション、B パーティは縦走、私達 C パーティはピストン。B と C は1日目は行者小屋にテントを張るまでだった為、朝はゆっくりと、名古屋を出発。出発前は荒れる天候の予想だったのと、冬合宿初めてのメンバーも多く、少々緊張気味で向かう。美濃戸の駐車場は沢山の登山者の車で埋まっており、この連休はかなり、八ヶ岳に登山者が集中しているように思う。天候は予想を反して風も弱く快晴。ひとまずホッとしたメンバーは装備を装着し、荷物も分け、行者小屋まで向かう。寒さを覚悟していたが、樹林帯の中、緩やかな登りと荷物の重さでフリースを着ているが汗をかいてしまう。フリースを脱ぎ、インナーウエアのみでこまめに休憩を取りながら、行者小屋へ。ここまでは危険な場所もなくただ黙々と同じペースで歩き、行者小屋へ到着。テント場はいっぱいかも?張れるかな?と心配していたが先に到着していた福ちゃんが場所取りをしていてくれて6テン、2張、4テン1張は近くに張れて一安心。荷物はテントの近くに張ったツエルトに収める。みんなで雪を踏み踏み、テント場作り。本日はここまで。赤岳本峰挑戦のバリエーションメンバーも少しずつ戻ってきた。みんな怪我なく戻ってきて良かった 〜。ホッとしたところで本日の夕飯はキムチ鍋。疲れて、冷えた体に染みいる美味しさ!お酒を飲みつつ、楽しくおしゃべりしながら、就寝。

 

1 月 12 日 (日) 2日目 赤岳

昨晩は寒くて何度か目が覚めた。出発2時間前に起き、準備をしていたがお手洗いの順番待ちが長く、予定より30分遅れる。他のテントを見渡してみると、山岳会のテントがいくつかあった。本日も快晴で暖かい。乾燥していて雪も締まってアイゼンもよく効く。メンバーの体調も問題なく、良いペースで山頂に向かう、山頂直下部分は岩場もあったがここも全員、問題なくクリア。思ったより早く着いた山頂では富士山がくっきり美しく見え、感動。あまりの展望の良さに疲れも飛ぶ。早い時間に着いたので展望荘に行き、休憩。それぞれおでん、おしるこ、ホットカルピスなどを購入し、ここで、ゆっくりとおしゃべり。まだ午前10時頃で予想以上の良いペース。登りと同じ文三郎尾根を下る予定だったが地蔵尾根を下りに使う事に変更。やはり登りより下りの方が慎重になる。登山者も多く、ちょっとしたナイフリッジの部分ではヘッピリ腰になってしまった!下山後、赤岳鉱泉でビールを買いテント場に戻る。下山後のちょっとした登り返しがキツい。。。テントに戻って他パーティの帰りを待つ。まずは赤岳をクリアしたメンバーは昨日より表情が緩んでいたように思う。縦走組のもっちゃん、山本さん、安さんも戻ってきて安心。バリエーション組も遅くなったがみんな無事に戻ってきて、夜、テントでバリエーション組の本日の山行の様子を聞いたりして早めに就寝。

 

1 月 13 日 (月) 3日目 硫黄岳

朝、少し雪がちらついていた。朝の天候の状態から A パーティは中止にし、赤岳鉱泉でアイスクライミングに。私達 C パーティは硫黄岳に行くのは問題無いと判断し、決行。本日の山行は福ちゃんと山本さんも参加。赤岳鉱泉で山本さんが股関節の痛みを訴えて引き返すことに。冨田さんのアイゼンの調子も良くなく、赤岳鉱泉で福ちゃんが調整をしたが、完全に直っておらず、硫黄岳までの樹林帯で再度調節。風もなく、緩やかな登りをゆっくりと行く。雪の状態も、天候も問題なかったが、私自身少し疲れが溜まっていて、体が重くて足がうまくあがらなかった。いざ、樹林帯を抜けたとたん、強風でガスっており、視界が良くない。先頭を歩いていたが、一瞬とまどう。道がまったくわからない。。と、困っていたら、スッと、福ちゃんが先頭を変わってくれて先導してくれた。強風で体が冷える。風で雪も飛ばされているので岩のむき出し部分が不安定。トレースもなく、どうにかこうにかついて行いっていたが福ちゃんが急に後ろにまわったので「え?」と思ったらそこには山頂が!一番に山頂を踏ませてくれた福ちゃんの優しさに感謝!赤岳も硫黄岳も山頂踏めた!と思ったら急に涙が。。山頂に長くはいられないくらい強風だった為、ソロでみえていた男性に写真を撮って頂き、急いで樹林帯に向かう。急に風もなく、体の冷えからも逃れられて小休憩。テルモスに入った白湯が何よりも美味しく感じる。後は下るだけだと思うと、急に体が軽く感じられた。その後、赤岳鉱泉でアイスクライミングをしている A パーティと合流し、行者小屋に戻ってテント撤収。恵まれた天候の中、テント場で全員、笑顔で記念撮影し、美濃戸の駐車場に向かった。

今回の冬合宿、総メンバーは15人。リーダー、装備、計画、食当の皆さんは大変だったかと思うが、準備段階で全員、協力的でスムーズに進んでいたと思う。メンバーの結束力とベテランの方の訓練のご指導と、天候に恵まれたおかげで今回は大きな怪我なく、みな無事下山出来た。

協力、体力、訓練、技術、その他。。山への思いが色々な要素を含んでまた大きく膨らみました。冬合宿参加のみなさま、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

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