二子山中央稜マルチピッチ


2014年11月22日 二子山中央稜マルチピッチ 自主山行

CL 山師匠、AS gigi、SL ハチオ、ゆうすけ、ムッチー、ひらちゃん

9:00登山口→10:00中央稜取付10:45→12:20大テラス13:45→15:30終了点16:20→18:00登山口

関東圏のクライミング初級の登竜門と言われる二子山中央稜マルチピッチクライミングに行ってきました。
石灰岩質の岩肌は滑りやすく、クライミングシューズのフリクションがあまり効かず、足下はかなり不安です。
その代わり、大きなガバがたくさんあるので、ガバを上手く使えばスムーズに登攀できます。
3ピッチ目の核心は皆苦労しましたが、それ以外はほどよい難易度で、快適な登攀が楽しめました。
風もなく快晴、穏やかな天気で日の当たる稜線は暑いくらいでした。
二子山から望む奥秩父の山の景色に心奪われ、充実感であふれる1日となりました。

1ピッチ目
1カ所登りにくいところがあり、足下はホールドがほとんどないが手をガバにかけられるので乗り越えていく。

 

2ピッチ目
テラスの左リッジを登る。支点の手前はうまく右に回り込む。左に行ってしまうと凹凸のほとんど無いフェースを登ることになりしんどい。

 

3ピッチ目
下部は縦クラック。右の縦クラックを体を左に振り、クラックのガバをしっかりつかみレイバック気味に登る。
上部で縦クラック2本が合流するため、両手両足を両方の縦クラックにかけると登りやすい。
核心部は手の届くところにガバがなく、グリップの効かない石灰岩の凹部に足と手を掛けて登っていく。

 

3ピッチ目が終われば大テラス。
食事をとりのんびりしていると、心地よい秋晴れの空の下、昼寝の誘惑に誘われる。

 

4~7ピッチ目
ボルトやハーケンがほとんど無いため、ルートはわかりにくい。
どこを行っても行けそうな気はするがルート図を参考に、たぶんここだろうというところを登る。
目新しいハーケンが打ってあるところがあるが、ルートではない。おそらく登ろうとしてルートと違ったのでプロテクションをとるためにハーケンを打ったのであろう。
ハーケンがあるからといってルートとは限らず、こういったルート判断がアルパインでは重要になってくる。

 

8ピッチ目
ほとんど歩きで終了。
マルチピッチ入門と言われる二子山中央稜だが、3ピッチ目は苦労した。
今回の登攀を通じて、各々得る物が多かったようで、非常に有意義な登攀となった。

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