赤坂山うつろ谷 遡行


赤坂山うつろ谷 遡行(福井県) 自主山行

山行日:2015年6月20日(土)
山行目的:沢靴での岩登りに慣れる
メンバー:CLニンニン、SLしょう、たけ(記録)

※本山行は 9/19~9/23 黒部上ノ廊下山行に向けた訓練の三回目である

8:20
空き地に駐車。車で入渓地点の近くまで向かっていたところ、道の崖側に土砂がたまっていたため、手前の空き地に駐車した。簡単に準備した後、歩き始めた。出発時刻は 8:40。小雨が断続的に降っている中、傾斜の緩やかな登り坂が続く林道を 30分程度歩いた。上記以外の場所で車が通行できないような場所はなかった。赤坂山と書かれた木製の看板を過ぎたところが入渓地点であった。入渓地点到着後、10分程度かけて準備を行った。この時点で雨はほぼ止んでいた。

9:15
うつろ谷入渓。目前が沢であり、上り下りの必要がないため、入渓は容易であった。入渓してすぐ、無造作に置かれた多数の木や岩が目に飛び込んだ。過去にあった大規模な土砂崩れの影響かもしれない。参考にしていた地図によれば堰堤は二つあるが、実際は三つであった。すべての堰堤は右岸から巻いた。

9:50
10mの滝 1。進んでいくと、壁に挟まれた10mの滝が現れた。下から滝を見て左からの直登が登りやすそうであり、取り付き場所に近づくためにまず釜を越えた。ここまでは足元しか濡れていなかったが、釜は深く、胸まで濡れた。全員登りきるのに 7分程度要した。

10:05
10mの滝 2。ブランコができる立派な蔓が目印の滝。下から見て滝の右手に巻道があるが、滝から 1,2m程度右にずれた壁の直登に挑戦した。滝の音で声が聞こえないので、笛の音で各動作に対する合図を決めた。ハーケンを岩壁に打ち込み、支点を作成した。トップがカムで中間支点を一か所取って、登り切った。ハーケンを回収した後、続いてセカンドも登り、カムを回収し、登り切った。岩がもろく注意が必要。滝を越えるのに 1時間半要した。ほかの登山者の記録に書かれている通り、これ以降の滝はすべて直登可能で、通過に困難なところは特になかった。

11:40
2段 10mの滝。

11:55
20mの滝。両方とも下から滝を見て右側に少し離れた場所を登った。経過時間は 2~3分。

12:10
お昼休み。腰を下ろせそうな適当な場所で 20分程度休憩してから出発した。

12:35
小滝。この後、二股部を右に進んだ。途中、地図にない支流がいくつかあり、立ち止まることがあった。小さい支流は地図には書かれていないため、注意が必要である。明らかに水量が異なる二股は水流の多いほうが正しい経路であった。

12:40
大木が刺さる8mの滝。

12:55
逆くの字12mの滝。中間部の岩壁の残置スリングがあったが、どの程度強度があるか不明であるので使用せずに、頭から滝を浴びて登った。

13:10
源流部。源流部に近づくにつれ水量が減少していった。適当なところで、向かって右側を登り、登山道に出た。

13:40
赤坂山登山道着。靴を履きかえるなど下山のための準備をして、14:00に出発した。すぐ近くの赤坂山頂上までは急峻な登り坂が続いた。

14:15
赤坂山頂上着。到着してすぐは眼前に景色が広がっていたが、風が強く、あっという間に雲に覆い隠されてしまった。天候が良くなかったにも関わらず、登山道で二パーティにも遭遇した。季節が手伝って木々が表現する様々な緑がとてもきれいで、沢だけでなく、山登りで来ても楽しめる山だからだと思った。

15:05
入渓地点着。

15:40
駐車地点着。

 

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