三方崩山(2059m)


三方崩山(2059m) 自主山行
日程   2015年7月12日(日)午前快晴 午後薄曇り
メンバー CL藪山、SLはっちー、ビタミン、ひさみん、シューG(記録)
山名   奥飛騨:三方崩山(2059m)
行程
5:00 起床
6:00 道の駅「飛騨白山」出発
6:10 平瀬登山口着
6:25 出発
9:00 尾根
11:35 頂上着(昼食)
12:10 頂上出発
13:25 森林限界
15:15 平瀬登山口着

余りなじみの無い山であるため比較的に登山客の少ない山と思われる三方崩山。
前日は道の駅『飛騨白山』でゆっくり一泊。梅雨の真っ盛りのため天気は期待しなかったが思わぬ快晴。朝はゆっくり足湯につかり、6時に道の駅を車で出発、登山口までは約10分で到着。6時25分登山開始。
一体どんな山なのか、名前から想像すれば切り立った崖を歩くのか・・・わくわくどきどきでスタート。いきなり密林のような急な山道を登る。結構きつい。25分後には斜面が緩やかになる。しばらくブナ林をジクザクに気持ち良く歩く。そしてまた急登。人工物の無い緑で覆われたきれいなトンネル状のまっすぐな上り坂を歩く。ミズナラ、ウリハダカエデ、ダケカンバ、リョウブなどの木々の中は体の細胞が浄化されるように気持ち良い。
登山開始から約2時間、やおらH氏がザックから怪しげなビニールで包んだ粉状の物を出す。街中で出せばすぐ警察に通報される。危険な薬物と見間違う。急登が続き、思わず取り出した6kgの砂袋に全員、唖然。当の本人「こんなきつい登りとは思わなかった」幾つになっても自ら負荷を掛ける気概はすばらしいが、まだ三分の一の行程だ、帰りに拾うので山道横に仮置きし、再出発。
登山口から2時間30分程(9時頃)で開けた尾根に出た。山頂が意外と近くに見える。後ろを振り返ると御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰、槍ヶ岳が一望できる。左側はずっと切り立った崖が続くが景色が良いので気持ちよく歩く。所々、鎖を使うが梯子や階段が全く無い自然の山道で楽しい。山道にはササユリ、ニッコウキスゲが群生し、顔を近づけると甘い香りが疲れを癒してくれる。他にもオオバギボウシ、マイヅルソウ、シモツケソウ、カラマツソウ、ゴゼンタチバナなど色とりどりに山道付近を賑わしている。11時35分頂上到着。
15畳ほどの広さの山頂に2組が昼食中、その中の一人が藪山さんを見つけ「藪山さんの本がバイブルです、是非一緒に写真を。」それには藪山氏も満更でもない様子。狭い山頂が一気になごやかな雰囲気に包まれた。やや雲も出始め12時10分に山頂出発。帰りは薄曇で風が心地よく、快適に下る。往きに仮置きした「ブツ」も回収して15時15分に無事下山。
登山の目的に記した「トレーニング、お花見とブナ林を見る」はすべて体験、堪能し、そのほかにも御嶽山、北アルプス、白山などの眺望も楽しむことができた。
自然が多く、尾根伝いの登山道など変化に富んだダイナミックな素晴らしい山でした。
反省会では全員の意見として予想以上に登りが険しかった。荷物の重量が負担になった人もいた。また行程の終盤に、帰りを急ぐ余り先頭が速過ぎた。疲れが出ている人がいるので逆にスピードを落として安全に配慮することが反省点でした。

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