北アルプス裏銀座 烏帽子岳 野口五郎岳 竹村新道


自主山行 北アルプス裏銀座 烏帽子岳 野口五郎岳 竹村新道
CL 隊長 もっちゃん コッシー ぐっさん

七倉~ブナ立尾根~烏帽子岳、小屋~野口五郎岳~竹村新道~湯又岳~七倉と北アルプス浦銀座の周回縦走をしてきました。

10/2(金)
当初予定は10/1(木)夜発であったが、台風の影響で朝方まで雨が降っていたため、朝発に切り替えてこっしー号で名古屋発。梓川SAで朝食をとり七倉へ。七倉につくころには丁度雨がやみ青空もでてきている。
タクシーで高瀬ダムへ。ダムからつり橋をわたり、すぐ濁り沢を渡たるのであるが、かかっているはずの丸太橋が流されて無くなっている。先ほどまで降っていた大雨で沢は激流と化しとても渡れそうに無い。ダムの工事現場の方に教えてもらい、かなり下流のほうまで行き何とか飛び石でわたれるとこを見つけ一か八かわたった。全員コケ無くてよかった。

沢を渡った後、また上流の登山口まで戻りいよいよブナたて尾根の登りに取りつく。大回りしたので一時間以上ロスしてしまったが、天気もよくなってきたので元気よく進む。登山口に1~12の番号がふってある看板があり、烏帽子小屋に向けて順番にカウントアップしていくらしい。急登なので看板ひとつおきに小休止をしながらがんばる。

眺望もあまりよくない樹林帯をひたすら我慢しながらのぼり、いよいよ1番の看板まできたがそこから先はまだ坂が続いていた。
陵線に出たとたん360度の眺望が開け感動しつつ進むと、小屋があり0番の看板があった。

かわいい小屋の近くのテンバには一人用テントが2張あるだけで、後はあいている。
早速テントをはり、烏帽子岳まで行こうか考えたが気温も低く、16:00過ぎだし明日朝行くことにし早速焼酎お湯割りで一杯やる。

あとで隊長の知り合いである小屋のご主人に挨拶に行った際、なんと日本酒「大雪渓」を一人1つづつ頂いてしまった。
もー飲めない、もー食べれないというほどお酒とご馳走で楽しい宴会をしいつの間にか寝てしまっていた。

10/3(土)
朝5時過に起き朝食。撤収後小屋のご主人に挨拶をし出発。今回のメンバーで僕だけ烏帽子に行ったことが無いので、こっしーにつきあってもらい二人で空荷で烏帽子をピストンしてくる。とがっていて楽しい山であった。先に野口五郎方面へ出発している、隊長ともっちゃんをおっかける。陵線上は風がはんぱ無く強く、時たま耐風姿勢をとらないと飛ばされそうなくらいである。眺望はすばらしいのであるが、気温も低く、あまりにも風がつよすぎて休憩もなかなかできずに進み、なんとかもう閉まってる野口五郎小屋の横で休む。風のせいで時間もかかり体力も消耗気味である。
12:00にようやく野口五郎岳につく。北は剱、東は表銀座、南は槍穂が真近に見える。
隊長がここから見える陵線はすべて行ったと言われる。すごいことである。また、まじな顔してこれが見納めだと、さびしい事もも言われるが、またみんなで来ましょうって言うことになった。まだまだ大丈夫でしょ。

山頂で唯一いた登山客に集合写真をお願いし先へ進み13:00に竹村新道分岐につく。ここから下りに入るので風も収まってくるはず、と思いながらがんばって進むが、まだまだ長い陵線をのぼったり降りたりで風がつよい。
南真砂岳を過ぎたあたりで、このままでは本日幕営予定の湯俣到着はは日暮れ後になると予測できたため途中ビバークを決め適地を探す。16:00過ぎに湯又岳手前の樹林帯のコルに適地を見つけテントを張る。すばらしいことに近くには割りときれいな池もあり一応煮沸はする必要があったが、水の心配も無くビバークできた。
大量に持ち込んだご馳走、お酒をすべてたいらげようとがんばった、楽しい宴会2日目であった。

10/4(日)
最終日、今日も天気がいい。槍ヶ岳北鎌尾根を角度をかえつつ眺めながら歩けたのがうれしかった。
数時間であの有名な湯俣温泉、晴嵐荘に到着。きれいな水をのみ大休止。こんど泊まりできてみたい小屋であった。
噴湯丘を見に行こうと行くが小屋から2つ目つり橋が壊れててわたることができない、水俣川の水量も多くとてもわらることができず、見学は断念する。
これくらいの水量があると北鎌もかなり厳しいと思った。(帰ってからいろいろ記録を調べたら2015年7月にはつり橋を渡り北鎌に入ったパーティーがいて、壊れてないつり橋の写真もアップされていた)
来年あたりにはぜひ湯俣から北鎌に入ってみたいものである。
帰りは高瀬川ぞいを3時間程度歩き1昨日出発した高瀬ダムへ到着。待っていたタクシーにのり、七倉の温泉に入り、帰りにみどり湖PAで山賊焼き定食を頂き帰名。

なにかといろいろあってとても楽しい山行であった。

みなさんありがとうございました!隊長また行きましょう!

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