冬合宿E 赤岳(2,899m)


冬合宿E 赤岳(2,899m)

日時:2016年1月9日~11日
メンバー:CLさいとも、SLゆきむし、ASちえぞう、ひさみん、たけ、ゆかりん、すぎ、けっけ

1日目
10:50美濃戸口(発)→11:45やまのこ村(着)→12:30やまのこ村(発)→15:45行者小屋
2日目
7:23行者小屋(発)→8:23中岳分岐 9:10赤岳(着)→9:33赤岳(発)→9:55中岳分岐→10:45行者小屋(着)
3日目
8:20行者小屋(発)→11:10やまのこ村(着)

1月9日
美濃戸口に向かう車の中、赤岳が見えた。青空に突き刺さるような赤岳に急に緊張してきた。
美濃戸口に着き、雪がほとんどないことに驚いたが、脇に流れる小川が凍り付いているのを見ると冬の美しさを感じた。共同装備をチームで振り分け、パンパンに太ったザックを背負う。こんな重さを背負っていけるだろうかと少々不安になりながらも、行者小屋に向かう。
1時間くらい歩いた頃、登山道に氷が増えてきた。路面はしっかりと凍っていて、このままでは危ないと考えアイゼンを装着する。そのうち雪も出てきてさらに足取りが重くなった。
行者小屋に着くと、先に到着していたメンバーがテントを設営し始めていた。続いて別のテントを立てようとするが、そのスペースがないため、新雪を押し固めて設営場所を確保する。やっとの思いでテントを建て始めるなか、山が夕日を浴びて赤く染まっていくのと同時に、気温がどんどん下がっていくのを感じた。その時の気温はマイナス15℃近かった。テントを建て終わった時には、山はすでに影の中にあった。その後、テント内で味噌バターコーン鍋を食し、就寝。

1月10日
5:00に起床。外に出ると、今日登る予定の赤岳の山頂は雲のせいで見えなかった。朝食をとったあと、登るための準備をしていると、合宿Cチームのぐっさんとgigiさんを発見!まさかの隣のテントが合宿Cのテントだったとは……
ぐっさんに同行してもらい、赤岳を目指して出発。樹林帯の中を軽い足取りで歩いてゆく。しかし、樹林帯を抜けてすぐの階段で足は止まってしまう。上を見ると長蛇の列ができていた。テント場では弱かった風も、上のほうに来るとその強さを増してきた。同時に天気も晴れてきて、赤岳の山頂が見えた時、とてもうれしく感じた。中岳の分岐までくると、より一層風は強くなった。時折吹く強風に体を揺られながら、赤岳の山頂を目指していく。中岳の分岐以降は岩稜帯になっていたが、今まで行ってきた訓練の成果もあって、問題なく登ることができた。
ついに山頂に着いた。しかし、あまりの人の多さに驚いた。冬山なのに、写真を撮るのも順番待ちという状態だった。しかし、空は快晴、はるか遠くに見える峰々は白く輝いて見えた。そんな景色を見ていると、今まで辛かっただけの寒ささえも、心地よく感じた。写真を撮り終え、下山し始める。
下るときには渋滞はしておらず、スムースに下っていくことができた。テント場の近くまでたどり着き、腰を下ろして休憩した。あまりの天気の良さに心を奪われ、空を眺めていると、七色の雲を発見することができた。この雲は彩雲と言って、見た人は良いことが起るらしいとか……
テント場についてからは、雪の中に埋もれてみる体験や、ビーコンを使った宝探しゲームをした。その後、みんなで散歩に出かけたりと、とても楽しい時間を過ごすことができた。
夕方になって、皆がテントに集まる。テント内では夕食を食べ、その後宴会をし、21:00に就寝。

1月11日
5時に起床し、朝食をとってからテント撤収。その後記念写真を撮って、下山した。下山途中、氷の上で軽く遊び、何事もなくやまのこ村まで到着することができた。
今回、念願の赤岳に登ることができました。登っている中で、ベテランの方々にたくさんのことを教えてもらいました。冬山で、いかに快適に過ごせるか、いかに安全に登るかなど、今後の山行でも活かしていきたいと思います。

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