夜叉ヶ池山


夜叉ヶ池山
2016年6月18日
教育山行

参加メンバー:CLグリ、SLタッチー、AS(講師)あられ、コッシー、カンチェラーラ、ひーちゃん、まーちゃん、なべさん、はっちー、youichi、ゆい、なかちゃん、よこさん、なお、やぎちゃん(記)

福井県南越前町の岩谷林道終点の登山口を9:15に出発。夜叉ヶ池のある標高1,099mまでの約半分の距離(1.3km)は、
川沿いにほぼ平坦な道が続き、その間に講師のあられさんから植物の説明を受けました。
ササユリ、ギボウシ、クロモジ(高級菓子の楊枝に使用するとの事)、クルマツクザネソウ、ウド、ウリノキ等
特にクロモジの枝のいい香りには皆が歓声を上げていました。
その後、一気に登り道で標高差480mを上がりました。やがて池の手前から平坦な道となり、急に視界が広がり
11:45に目的地の夜叉ヶ池が現れました。池は事前に想像していたより明るくてきれいで水が澄んでいました。
池の西畔には木道が整備され、生物の生息環境が保護されていました。
またパトロール員の方がしっかりと保全活動を行っているからとも感じました。
夜叉ヶ池は固有種であるヤシャゲンゴロウが生息し、環境省と福井県によりレッドリストの絶滅危惧I類の指定を受けているとの事。
またモリアオガエル、クロサンショウウオ、アカハライモリなどが生息し、魚類は生息していないとの事です。
よく目を凝らして見ると、池の東畔や北畔の木の枝にはモリアオガエルが産み付けた卵が白い綿ぼうしのように
各所についていました。木道から池の中を見ると、アカハライモリがいっぱい泳いでいました。
その後、12:15に出発し池の南西側にある夜叉ヶ池山(標高1,206m)に登りました。途中にイブキトラノオ、アザミ、
それとニッコウキスゲなど中部地方の低山でありながら亜高山植物が可憐な花を咲かせていました。
その後13:00に夜叉ヶ池に戻り、行きと同じ道を下り14:40に登山口に戻りました。
今回の教育山行で数多くの植物とめぐり合いました。
資料や写真を眺めて、花の名前も忘れずに身につけられるようにしたいと感じました。

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