蝶ヶ岳(2,677m)


蝶ヶ岳 女子山行 (2,677m)

2016年7月2日(土)~3日(日)
自主山行

メンバー
CLまいまい、SLよこちゃん、隊長、ゆかりん、しょうこちゃん、みさとちゃん、まこちゃん、ちえこちゃん、まーちゃん(記)

コースタイム
1日目
7:00駐車場→ 7:23三股登山口→ 8:00/8:05ゴジラ(みたいな)木→ 9:25/40 まめうち平→ 10:40 蝶沢 → 11:25/11:30第一ベンチ →12:24/12:32最終ベンチ 12:52大滝山分岐 →13:05蝶ヶ岳稜線 13:10蝶ヶ岳ヒュッテ
2日目
8:25蝶ヶ岳ヒュッテ → 10:45/10:51まめうち平 11:37/11:43ゴジラ(のような)木→ 12:35駐車場

名古屋を20:00に出発し、道の駅ほりがねにて仮眠をとる。明日は北アルプスの蝶ヶ岳!梅雨のど真ん中なので天気に期待はないけれど、それでも少しの時間でもいいから綺麗な景色は見たい。

三股の駐車場は広々としており、蝶ヶ岳のほか常念岳への道もあり賑わっている。ここから登山口までは林道歩き。その先は沢がたくさんあるのだが、綺麗な木道が敷かれていてとても歩きやすい。
吊り橋を越えさらに歩き、長い木製階段を上るとゴジラさんとご対面。自然木の造形物だが、鋭角な石等を使い見事にゴジラになっていて面白い。
さらに進んで行くと、道端に案外花が咲いていた。この辺りでよく見かけたのは、ゴゼンタチバナ、ギンリョウソウ。登山道はだんだん急登になってくる。AパーティーとBパーティーに分隊し、Bパーティー先行にてゆっくり歩んでいくと、ちょっとしんどくなるころに、まめうち平に到着する。ここは明らかに広く開けていて、丸太の長椅子に腰かけて少し休憩。思ったより気温が低く、風が吹くと寒いくらいだった。
暫くは美しい林の中を歩いていく。ぬかるみの箇所には木道があって、本当に有り難いと思っていたら、正にいま登山道整備をしてくださっている人達がいた。おかげ様で楽に安全に歩けるのだから、思わず「ありがとうございます」と声をかけてしまった(^^♪

気付けば天候は回復し、真っ青な空が!右手にはなにやら立派な山が見える。これが常念岳だ。
木々の隙間に見事なまでの山容を見せてくれる常念岳に、私の「いつか登りたい山」認定をする。
そんなころに沢が現れたので、地図で確認すると蝶沢らしい。計画書にある水場はここのようだ。ちなみに、なぜだか山と高原地図には水場の記載は無し。
しばらくすると、なかなかハードな急登が始まる。テン泊装備の重さに苦心しながらも、がんばって歩んで行く。急登の強みは標高を稼げるところ!この一歩で頂上に近づくんだ、と自らを励ましひたすら登る。で、ようやく緩やかな登山道になってくるところが第一ベンチ、少し頑張って最終ベンチ。
そして、この先はお花がいっぱいだった。ブルーベリー、オオサクラソウ、シナノキンバイ、イワカガミ、キヌガサソウ、ミヤマキンポウゲ、サンカヨウ等。
私事ではあるが、最近高山植物の名前を覚える努力をはじめた。それは、苦手な急登最中に苦しいことで頭がいっぱいになることを防ぐため。せっかく可憐なお花が咲いているのだから、楽しむことで気を紛らせることができるのならば一石二鳥ではないのか?と気付いたから(#^^#)
これまでお花に関心のなかった方、ぜひお試しあれ。

今回の山行で体験した最も大きな出来事、それは強風。お花観察ののち、勇んで稜線に上がってみたら!!! 歩くどころか呼吸も満足にできないほど。子供のころ、敢えて台風の最中に外に出たあの頃の体験どころではない。案内標識にすがってみても、一緒に吹き飛ばされる恐怖を感じるレベル。
そんな状況であったため、ピークどころか予定していた蝶槍や妖精の池も行けず終い。意を決して展望台に行くことが精一杯だった。一瞬だが穂高連峰が望めたこともありがたかった。

そんな訳で、わりとあっさりテン泊は中止で小屋泊に決定!女子ですもの、夜中にテント飛ばされたりしたら涙でちゃうでしょ? というのは冗談だが、実際あの強風下でのテント設営は相当危険だろう。

風は深夜も容赦なく吹き続け、小屋さえ揺れる始末。明け方には雨も降りだした。下山が不安だったけどシッカリ者のCLや信頼の塊である隊長がいるんだ!みんなで無事に下山できるはずだと腹をくくり来た道を歩く。岩場はとても滑りやすく、下山が苦手な方が多いので、ゆっくり慎重に歩いた。虫が非常に多く、満足に休憩もできないが、定期的に脚の緊張を取りながら頑張る。
途中サンカヨウの花弁が透明になりそうな様子に感動したり、力水の沢水を直のみしたり、結構楽しいイベントもあった。

合宿に向けての訓練登山だったので、いろいろ考えながら歩いてきた。剱岳は岩と氷の殿堂と呼ばれる山。今回は氷こそないけれど、濡れた岩の感触に触れられたことは経験値不足の私にとっては貴重な体験だった。
蝶ヶ岳、ピークを踏めなかった等やり残し感もあるので、いつかリベンジをしてみたいと思う。

コメントを残す

CAPTCHA