ハイキングレスキュー訓練


ハイキングレスキュー訓練
日程:2016年10月2日(日)

講師:しょう、エスパー、ゆきむし
救急法基礎指導:マルリンモンロー

メンバー
[A班]
グループリーダー:まきちゃん、こん、マルリンモンロー、だいすけ、あさみ、すぎ

[B班]
グループリーダー:なかちゃん、さいとも、ゆーくん、しょうこ、あき

[C班]
グループリーダー:ソンベ、まいこ、まこ、ゆう、あつよ

[D班]
グループリーダー:たけ、のぐっつぁん、アキ、ゆい、ひろ

スケジュール
9:00 名東スポーツセンター会議室集合
~10:50 心肺蘇生・三角巾による応急処置と止血・テーピングを使用した応急処置
~13:30 要救助者の搬送技術(要救助者の背負い方各種・ツェルト+ストックによる担架制作)※途中:30分昼食休憩
[荷物を片付けて公園へ移動]
14:00~16:00 簡易ハーネス作成・半マストによる懸垂下降・1/3システムによる引き上げ

 

スポーツセンターの一室を借りて、怪我人や滑落者を救うためのレスキュー訓練を実施しました。
ベテランメンバーによる講師3名を含め、参加者は24人。4つのグループに分かれて訓練にあたりました。

 

[心肺蘇生] ※指導:マルリンモンロー
胸部圧迫ではゴムボールを使い、実際に施術をする際の手の位置や力のかけ方、リズムや回数、施術者の速やかな交代方法などを練習しました。
怪我の応急処置指導では、三角巾の取扱い方や畳み方や結び方、テーピングによる幹部の固定方法などを練習しました。
その他にも、けが人を見つけた際の周囲への呼びかけ&指示内容や、人工呼吸時の注意事項などを指導いただき、実践的な内容を学ぶことができました。

 

 

[要救助者の搬送訓練] 講師:しょう、エスパー、ゆきむし
登山中に携行している装備(ザック・雨具・ストック・スリング)を使用した簡易の背負子作りを教わりました。
ザック一つでできる簡単な背負子から、より頑丈で要救助者に負担の少ない堅牢な背負子の作り方など、装備状況に合わせて5パターンもの搬送方法を全てのグループがそれぞれ実習しました。実際にすべてのパターンの制作を行うことで、それぞれにどういった長所・短所があるのかを深く理解することができ、これなら実際の現場で活用することもできそうだという自信を持つことができたように感じます。特にザック・雨具・ストック・スリングをフル活用したモデルは背負う側の快適性も非常に高く、要救助者背負って坂道を上る練習ではコースを駆け上がるメンバーもいた程でした。
身体の大小を問わず女性メンバーもきちんと人を背負って立ち、足取りも軽く要救助者を搬送している様子を目にすると、なんとも頼もしい仲間達だなと嬉しい気持ちになりました。
背負子作りの後は、ストックとツェルトもしくはストックと雨具を利用した担架の作り方と、スリングを中央に通すことでストックに負担をかけずに担架を持ち上げる方法も学びました。

 

[ロープワーク] 講師:しょう、エスパー、ゆきむし
近所の公園スペースに場所を変え、滑落などで負傷した仲間を引き上げる為のロープワーク訓練を実施しました。
まずスリングを使った簡易ハーネスの作り方とエイトノットによるロープの括り付け方を学び、続いて半マスト結びを使った懸垂下降訓練を行いました。技術の確認に留まらず、会の必須装備になっているスリング・カラビナ・細引きをこうして実際に使ってみることで、その必要性をきちんと認識できたことは、新入会員にとってもきっと良いメリットになったことだろうと思います。
最後に、カラビナを滑車代わりに使うことで3分の1の力で滑落者を引き上げる3分の1引き上げシステムのロープワークを教わりました。スリングによる支点作り・安全環付きカラビナの使いどころ・フリクションノットによるロープ逆流の予防など、総合的な知識を要する技術で、これまでの内容より幾分難しい内容ではありましたが、十分な時間を割いてメンバーひとりひとりがシステムのセッティングを体験することができました。

 

実際にレスキューが必要な現場に遭遇した際にこの日学んだような技術を慌てずに実行する為には、充分な反復練習が必要だと思います。時々自宅で確認してみたり、定期的に開催されるレスキュー訓練に難度も足を運ぶことで自分のモノにできるよう努めたいです。
この度は貴重な機会をセッティングしていただきありがとうございました。

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