大普賢岳(1,780m)


大普賢岳(1,780m)(大嶺山脈)
山行日:2017/07/1~7/2
メンバー:CLぐっさん、SLこっしー、もっちゃん、ひーちゃん、さいとも、よっちゃん

7/1,2で北アルプス方面を予定していましたが、数日前から梅雨前線がかかる予報。雨を避けて山行実施可能な地域を広範に検討し、急遽大峰山脈の行者還岳から大普賢岳の周回コースに変更しました。

<7/1(1日目)>
1020 水太林道登山口P出発
雨を避けたとはいえ、登山口までの道中は雨が降ったり止んだり。登山口までの道のアスファルトは傷んでいませんが、道上に落石が多数あり一抱えもある岩も時折転がっており、注意して運転します。
登山口に着くと雨に強弱はあるが止むことはなく、暫く待ちましたがそのまま出発することにしました。標高800m、登山口に看板はあるが、文字は見えません。

1100水簾の滝
ここから急登になります。

1200 稜線
稜線に出ます。ここで小休止。ここからは稜線を辿って若干登りが緩やかになります。

1410 行者還岳分岐
行者還岳ピークハントのため荷物をデポします。

1425 行者還岳頂上
頂上には大きな錫杖らしきモノが刺さっています。

1440 行者還岳分岐
行者還岳分岐から行者還岳避難小屋まで行く途中、急なはしごを降った先に水場があります。
小屋近くの水場は有難く、ここで各自ポリタンに水を補給します。

1500行者還岳避難小屋着
先客1組2名、今晩はテント泊とのこと。その後トレラン風の方1名避難小屋泊でした。
1F大小2部屋、ロフトもあるキレイな小屋です。我々6名は夕食に小さい方の部屋を使い、就寝は大小両方の部屋を広々と使わせてもらいました。
夜は暖かかったのでシュラフから手足を出して寝ましたが、肌が備え置きの毛布の触れた状態が長時間続くとダニに注意です。(噛まれる人が数名出ました)

小屋から少し南西に行ったところに南に開けた場所があり、携帯の電波も弱いながらつながりました。
1日目は天気を心配していましたが、昼前には雨は止み、午後は南側の展望が楽しめました。

 

<7/2>
0400 起床
朝起きると風強く外は真っ白で視界数mしかありません。小屋から離れるのもリスクを感じます。

0530 小屋発
暫く待つと徐々に霧が薄くなってきました。予報も悪くないので、とりあえず大普賢岳への分岐点まで行って、風や視界の状況を見て大普賢岳を周回するか往路を戻るか判断するということで出発します。

0640 大嶺奥駆道分岐
幸いにも視界は回復しつつあり、風も行く手を阻むほど強くありません。計画通り大普賢岳周回ルートをとります。

0645 七曜岳 0780 七つ池 0750 国見岳 0830 弥勒岳
アップダウンを繰り返し、小さなピークをいくつも超えます。雰囲気ある道です。

0845 水太覗

0910 大普賢岳 0930
ここで小休止中に短時間雲が切れて日が射しました。すかさず記念写真を撮ります。

1015 小普賢岳 1030
ルート途中にある小普賢岳の案内に従い、荷物をデポしてピークを踏みます。ピークは視界もなく、特筆するものなく。

1045 石の鼻
3~ 4人乗るといっぱいの岩の上は視界が開けています。今回の工程で一番混雑しています。

1115 笙の窟 1125
案内板によると役小角が最初に修行したところだそうです。当時は道も整備されておらずここに来るだけでも大変だったのだろうと想像が沸き立ちます。
当日は、前日までの雨により岩から水滴が雨のように落ちており、皆で歳も忘れて遊びました。

1155 和佐又山への分岐
15分ほどの小休止をしました。

1235 底なし井戸
無双洞へ向かう途中に底無井戸があります。
中を覗き込んでも底が見えません。かなり深そうです。

1315 無双洞分岐
週斜面のトラバースと急斜面の下降が続き、滑ったらかなりの距離滑り落ちるので適度な緊張感を維持しながら進みます。
無双洞の分岐で10分程の小休止をしました。

1350 水太林道登山口P
無双道から登山口まではゴールが近いので急ぐ気持ちを抑えつつ、注意深く降りました。

今回の行者還岳・大普賢岳周回は、多くの部分が急登・急な下り、岩場あり、鎖有り、高低差ない部分でも急斜面のトラバースが多く緊張感をある程度維持する必要があり、さすが修験道といったものでした。避難小屋の近くに視界の開けた場所があり、素晴らしい景色を堪能しながらゆったりと流れる時間を楽しむことができました。

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