夏合宿 明神岳(2931m)東陵


明神岳(2931m)東陵
夏合宿D
2017年8月4日~6日

上高地~ひょうたん池(幕)~第1階段~ラクダのコル~バットレス~明神岳山頂~前穂山頂(幕)~重太郎新道~岳沢小屋~上高地

CL訓練気象:ぐっさん、SLルート記録2装備:ひでちょ、ルート記録2装備車:コッシー、ルート記録1装備会計:ひさし、ルート記録1食料:ひーちゃん、ルート記録3食料:もっちゃん

 

迷走する台風5号のお陰で、合宿を実施するか、代替の谷川岳東尾根にするか直前まで検討。天気予報は見る度に変わっており、実施当日の朝の予報は8/4~8/6とも午前中は晴か曇で夕方から雨。風は弱い。天気予報は晴れでも、山の上はガスっている事はよくあるので、初日での途中撤退や沈殿、エスケープ下山等様々なことを想定し、安全第一で無理をしない様に確認。決行判断し、出発。

<1日目>記録:ひーちゃん
8月4日(金)天候晴れ→曇り
上高地8:00~明神池8:40~ひょうたん池13:45(幕営)

6:50 あかんだな駐車場より上高地へバスに乗車。夜中に出発してきたのでみんなうとうとしていた。
7:25 上高地到着。平日であるが、広場はそこそこ人がいた。雲はかかるが青空もありやや蒸し暑い中、装備を振り分け準備を整える。
8:00 雪渓がある情報のため、水の歩荷は今日の行動分だけで済んだ。それでも荷物は肩に食い込む、気合を入れて期待と不安を胸に明神へ。
8:40 明神館着。小さな子供連れの親子が記念撮影をしていた。そうだ、今は夏休み中だ。楽しそうな人々の中、緊張しながら左にドーンと見える明神岳と宮川のコルを眺めた。
8:55 明神橋を渡り対岸へ、右に折れて数分で左の脇道に入る。信州大学の旧研究施設を通り抜け、短い丸田橋を渡る。しばらく両脇に笹の生い茂る林の中をやや右に登っていく。ほどなく、下宮川二俣にでる。ここからはしばらく沢に沿って詰めていく。春合宿の景色とは全く違うが、位置関係に見覚えがあり少しホッとする。しかし、足元の岩はごろごろと崩れ、ざらざらと足元をすくわれる。慎重に一歩ずつ進んで行く。蒸し暑くて汗が噴き出す。
11:00 宮川のコルまで上がり、荷物を降ろして休憩を取った。空には雲が厚めにかかっており、正面の山々の頂は見えない。予報通り夕方には崩れてくるのだろう。ここからはひょうたん池を目指す。次に目指す場所が目視できるのは安心感がある。しかし、少し進むとまさにジュラシックパークさながら、うっそうとした林を手こずりながら藪をかき分け進むこととなる。ぽつぽつとある赤テープにほっとする。春は雪崩にドキドキしながらコルを横切ってから長七の頭を目指したが、夏道はまず左に岩壁を見ながら上まで詰めてから長七の頭に向かって横切る。左の岩には遭難の碑が幾つかあった。藪は深く頭はすっぽり隠れているため、景色はない。踏み跡はあるためほぼ迷わず進める。重い荷物で無風の藪の中、みんな汗が吹き出し、手持ちの水もどんどん無くなってくる。しかし高度があがるたびに、ナデシコ・クルマユリ・ヤマホタルブクロ・ニッコウキスゲ…名前のわからない花もたくさん咲いていて癒され次の一歩が出る。岩に書かれた「あとすこし」の文字にも背中を押される。
12:40 しばらく前に目視で確認し胸をなでおろした雪渓に到着。みんな手持ちの水に雪をかき入れ冷たい水をごくごく飲んだ。現在の時刻と、本日の幕営予定地と、天候をみんなで検討する。ひょうたん池を後にすると、東稜に乗るため次に幕営可能なのはラクダのコルだ。また、雪渓もらくだのコルまで行かないと無い。計画では12:00にひょうたん池着。雪渓からは30分ほどでひょうたん池に着けそうだ。ラクダのコルまでは3時間はかかる。今から予定通りに行ってもラクダのコル着は17時近くなるだろう。天候は崩れる予定。それから、雪渓で雪をとり水を作らなければいけない。ひょうたん池からはこの雪渓まで往復可能なため、とりあえずひょうたん池まで登ってから最終決定することになった。15分でひょうたん池までは無理だよ…のみんなの言葉に、ぐっさんとひでちょは15分を切る挑戦を。ぐんぐん進んで行きあっという間に見えなくなった。13分で池まで到着した。私は急いで上がったつもりでも30分近くかかってしまった。
13:45 遂に、ひょうたん池に到着した。まさしくひょうたん型の水たまりにはボウフラの浮いた水が溜まっているだけである。雪渓があってくれて本当に良かった。ひょうたん池のすぐ上は快適な幕営地であった。時間を鑑み、本日はここで幕営と決定する。明日は1時間早く行動開始だ。
荷物をおろし、大きくほっと一息ついた。見渡すと向こうには特徴的な三本槍がそそり立ち、そして想像以上に威圧的に東稜の第一階段がそびえていた。雪がない分、草付の壁も高く見える。
コッシーとよっちゃんが雪渓までの往復を買って出てくれた。ザックを空にし、雪袋と鍋や蓋をもって雪渓まで下りていく。スコップも無い中、1時間以上かかり極上の真っ白な雪を運んでくれた。ありがとうございます!!!快適なテン場、幸いほとんど虫もおらずのびのびと過ごせた。水作り名人のぐっさんが、二人が運んでくれた極上の雪で延々水作りをしてくれた。みんなのプラティパスが満タンになってもまだ雪はあった。夏場に沢の無いこんな山奥で豊富な水を確保してくれたみんなに感謝した。そして、びっくり!もっちゃん手作りの冷たい炭酸水をごくごく飲んで生き返った。
この山行はバリエーションで、長く厳しい。ただでさえテン泊装備を背負っての登攀は時間もかかり危険も増す。そのため今回食糧は徹底的に軽量化を図った。メインのおかずはフリーズドライである。今日は他にみんなが大好きなもっちゃんの青菜炒めもある。主食と他に足りない分は各自準備した。夜中に名古屋を出発したため、みんな早めに眠くなった。その頃には星も見えた。雨に見舞われることのない一日となった。(幸いなことに雨は夜中にしばらく降っただけであった。)

<2日目> 記録:コッシー
8月5日(土) 天候晴れ→雨
出発4:50~ラクダのコル8:30~明神岳山頂11:30~前穂高山頂15:40(ビバーク)

3:00 起床。全員時間通りに目が覚めた。今日はいよいよ核心日だ。ひょうたん池からのスタートなので、早めに活動を開始しないといけない。朝ごはんは、豚汁おにぎりをさらっと流し込んだ。
4:50 全員ハーネス・ヘルメット・ガチャ類をセットして準備完了。外は、すっかり明るくなってきた。雲海からオレンジ色の朝日が昇る、天気は晴れだ。遠くには富士山までくっきり見える、息を飲むような神々しい景色に力が湧いてきた。
ぐっさんより、15時ぐらいから天気が崩れそうだから、それまでにテン場に行こうとアナウンスがあった。まず目指すは第一階段。目の前に広がる草付の向こうに第一階段が見える。つい数か月前の残雪期にここを歩いたひでちょとひーちゃんが、5月は雪があったから第一階段も近くに感じたし、もっと小さかったけど、雪がないと大きいねと言いながら歩き始める。
スタートから背丈ほどある笹やハイマツがお出迎え。昨晩、少し雨が降ったこともあり、葉についた水を全身に浴びながら、かき分けかき分け進むと、30分ほどで最初の岩稜が現れた。そこはザイルを出さずに登ると、第一階段の基部に到着した。
第一階段は、急な岩と草のミックスだが、青ザイルが2本、上の方から50m残置されていた。そのザイルを使い、各自プルージック(タイブロック)で確保しながら慎重に登る。岩は急斜面だが、手掛かりはしっかりあり、問題なくクリア。
その後は、再び背丈を越すほどの草付の急斜面を登る。踏み跡はおおむねついているが、所々不鮮明な場所もある。岩にお助け紐がぶら下がっていた岩肌があったが、そこは左から巻くことができた。ラクダのコルまではすぐだと思っていたが、なかなか着かない。頭より高い木々と岩稜を、真上に向かってよじ登っていく感じが続く。その上、手足が枝に取られ、歩きにくい。徐々に疲労感が増してくる。枝をつかみ、顔にバシバシ当たる枝を避けながら登っていると、ひーちゃんがコンタクトを落とした!と騒ぎ出した。確かに枝が目に入る。ここでは危ないからもう少し先に行こうと言ったが、私はド近眼だからここでつけると言う。身動きが取れない木々の中だったが、ひーちゃんも必死。無事に予備のコンタクトを装着して再び登り始めることができた。
そうこうして小ピークを越すと、またピークが現れた。そこも急登。ハイマツをつかみながらよじ登る。ここではハイマツの花粉地獄にあった。枝をつかむごとに頭の上から大量の花粉が降ってくる。細かい花粉が舞っているのが見えるが、その中で呼吸するしかない。みんな咳き込みながら歩く。ただし、登る斜面が急なだけに、立ち止まって振り返ると、その景色はワイドビューだ。眼下には明神館・明神橋・梓川・徳澤園が良く見える。天気は快晴、青い空・木々の緑・澄んだ空気、遠くまで見えるアルプスの山々といった景色に癒されて、もう少しがんばろうと気合を入れ直して前に進む。
8:30 ようやくラクダのコルに到着した。左右に雪渓が広がっている。ひょうたん池から2時間で着くと思ったが、3時間半もかかってしまった。当初は昨日来るはずだったビバーク適地だが、思ったほど広くはなく、2~3テンが2か所ぐらいしか張れない。4テンはかなり厳しそう。テン場としてはひょうたん池の方が快適だったし、もし昨日ラクダのコルまで向かっていたら、きっと4時間以上かかったかもしれない。そう思うと、昨日の決断は正解だったと実感する。
らくだのコルを通過すると、次はバットレスが待っている。コルから上に向かって登り始めると、すぐに5mほどの小さな岩が出てきた。ここで確保装備を確認し、念のためザイルを出す。ここはフィックスロープにして、全員が難なく乗っ越すと、もう一つ大きな岩が出てきた。ここは左から巻きつつ、さらに上に進むと、ついに目の前にバットレスが現れた。
9:30 バットレス基部に到着。写真で何度も見てきた岩の大きな割れ目が見える。縦にびしっと入っている。今回、先頭のリードはひーちゃん。岩登りが大好きなアラフィフ乙女?だけあって、やる気は満々。口では、登山靴で登るのは初めてだから、しんぱ~いとか言っているが、その目はもうルートを探してる。「ひーちゃん・コッシー」「ぐっさん・もっちゃん」「ひでちょ・よっちゃん」の3ペアでバットレスを順次登攀。訓練の甲斐があって、全員問題なく通過できた。
バットレスを通過すると、急な登りではあるものの足元は安定していて踏み跡もあった。ここはザイルを出さずに進むと、2つのボルトにシュリンゲが残置されている到達点に着いた。そこからは、頂上に向かってガラガラの岩場と草付きが長く続く。足場が不安定な上、落石がありそうな急斜面のガレた岩に緊張感も必要なことから、フィックスロープで順次進むことにした。50mを2P。遂に頂上が見えてきた。
11:30 明神岳頂上。スタートから6時間半、ついに明神岳東稜を上り詰めた。それぞれがバンザイをしたり、ピースをしたりしながら頂上に立った。看板はないが明らかに頂上だ。6人全員が初登頂の喜びに浸りながら、合宿成功の記念撮影をした。ここで1時間休憩する。明神岳頂上から連なっている主稜と言われる尾根もなかなか壮観だ。すぐ横の2峰はかなりの急峻で、その頂上には棘が刺さったような鋭い岩も見えている。今度はここを攻略してみたい。
12:30 明神岳出発。午後に入ってかなりガスが出てきた。あっという間に真っ白になり、眼下の上高地はもちろんのこと、目の前の2峰すら見えなくなった。これはまずい、天気が悪くなってきている。奥又白池に下りるA沢を間違えずに降りられるだろうか?とルート担当としては、ちょっと心配になる。とにかく先を急ぐことにした。
頂上から30分ほど歩くと、懸垂下降のポイントが現れた。捨て縄がある。ここで50mザイルを2本結び、まず、ぐっさんが懸垂で降りることにした。が、懸垂というよりザイルを持ちながらクライムダウンしている。ぐっさんから、最初はそのまま降りた方がいいぞと声が掛かる。そこで、順次クライムダウンすると、10mほど下にまた懸垂の捨て縄があった。どうやらここから懸垂を始めた方が、岩の屈曲を考えるとザイルの回収もしやすそうだ。ザイルをそこで付け替えて、全員懸垂下降で小さなコルまで降りる。
13:50 小さなコル。このコルで今回の合宿の最大の決断をすることになった。それはすぐ下に雪渓があったからだ。そもそも、最初に懸垂下降で降りたぐっさんは、全員が降りてくる間に、一人で雪渓まで行き、雪を水筒に入れて極冷え水を美味そうにごくごく飲んでいる。疲れた身体には冷たい水が美味い。実は、早朝からの重荷の登攀に全員の疲労がたまってきていた。ここからA沢下降点までは1時間ぐらいかかる、更にA沢から奥又白池までは順調に進んで2時間、いやこの疲労度合いからいえば、ガレ場下りもあるし3時間はかかるかもしれない。そうなると奥又白池に着くのは18時か・・・。このガスだと、雨もいつ降り出すか分からない・・・。
その時、ぐっさんから、今日は前穂高岳か紀美子平にテントを張ってビバークしよう!ここに雪渓もあるから、水も取れる。明日は、重太郎新道で降りよう!と提案があった。前穂高岳ならA沢下降点から30分程度登るだけ、ここからなら1~2時間で着く。
みんな疲れてる!みんからもそうしよう!と全員一致の声が出た。
そうなると、雪渓からどれぐらい雪を運ぶかだ。必要なのは6人分の今晩と朝の食事と明日の行動水。明日の行動水は重太郎新道を下りて岳沢小屋に行くまでの2時間だけだから、1人500ml(6人で3リットル)。食事に2~3リットルとして、合計6~7リットルは必要。
そうと決まれば、ぐっさん、ひでちょ、コッシー、よっちゃんの男4人で一気に雪渓まで下りて行き、急いで雪をかき集めた。昨日の雪渓はテン場から近かったが、今日はこれから雪渓を持って2時間近く歩かないといけない。極上の雪渓を選んでいる暇はない。雪渓が黒く汚れていようと構わず、手当たり次第に袋に詰めていく。
雪渓を持つのはコッシーに決まった。ザックの半分ぐらいに雪渓の袋をこぼれないように詰め、コッシーの荷物は、残り5人で分けて持つことにした。ここから前穂高まで登りが始まるのに、疲労困憊の中、更に荷物が重くなった。
前穂高岳までは大きな岩の岩稜帯だ。岩を慎重につかめば問題はなく登れるが、高度感はなかなかのもの。荷物が重いこともあり、もし足を踏み外せば大事故につながる。気を抜くことなく進む。そうして進むうちに、写真で見たA沢の下降点らしき尖った岩が見えてきた。
14:50 A沢の下降点付近。周りを見るとケルンがある。間違いない!ここがA沢の下降点付近だ。写真で見た赤テープが巻き付けられている三角形の岩を探す。なかなか見つからない。その時、ぐっさんから、赤テープがあったよと声がかかる。良く見るとあった。でもちっちゃい。わずか20cmぐらいの石に巻きつけてある。これでは、天気が悪かったら見つからないよと思いながら、A沢の下降点まで歩いて確認に行く。ちょうどその時だ。一瞬、霧がはれた。下に綺麗な奥又白池が見えた。もっちゃんから、わぁ~すごく綺麗だよ!と声がかかる。霧の中に太陽が顔を出した瞬間にはブロッケン現象もあり、虹色の輪も見ることが出来た。
A沢の下降点の次に目指すは、前穂高岳の頂上だ。よく見ると頂上に人が立っているし、頂上の支柱も見える。よし、もうすぐだ!と気合を入れて、岩稜を登り続ける。しかし、ここからが長かった。なかなか頂上に着かない。荷物が重いと言うことはこういうことかと思うほど、頂上が見えているのに着かない。15時30分ごろから雨がぽつぽつ降りだした。天気予報通りだ。慌ててカッパを着て、頑張って歩く。ついに頂上が見えてきた。
15時40分 ついに前穂高岳頂上に到着。前穂高岳頂上は、砂地が全くない石と岩のごつごつした場所だ。最初に到着したコッシーに、ビバークできるか~?と声がかかる。頂上付近を見回してみると、なんと平らな場所があった。神様か、天が味方してくれたかのような丸く整地された場所がちょうど2つある。ここでテントを張りなさいと言わんばかりの素敵な場所だ。前穂高岳頂上で全員揃って記念写真を撮った。下り坂の天候と体力を鑑みて、今日はここでテントを張ることに決定した。なぜだか、これも天が味方してくれたのか、雨があがり再び太陽が顔を出してくれた。
テントを設営し、雪渓が溶けないうちに水作り。ひでちょとぐっさんが、前穂高岳頂上というとんでもない場所でどんどんと雪を溶かしてくれる。ひでちょは、溶かしながらも、ちょいちょい雪を口に含んで至福の時を楽しんでいる。結局、2?のプラティパス4つほどに水を作ることが出来た。上出来だ。但し、今日の水は黒い。
よっちゃんは、雪渓を溶かして飲むのは初めてではないけども、こんな黒い水は初めてのようで、絶句しているのか?無言だった。雨はほんの一瞬で終わり、奇跡のように天気は回復し、雲もなくなった。3090mの頂上からは360度ぐるりと広がる雲海を見ることができ、オレンジ色に染まる絶景の夕陽を楽しみながらの晩御飯になった。3090mの高さで食べる、ひーちゃんのアスパラベーコン、ほうれん草とわかめのサラダは格別に美味しかった。ひでちょが持ってきたアルコール36度のジンは、なかなか飲めなかったけど、焼酎・ウイスキーで合宿の大成功を乾杯し、頂上で一晩を過ごすという最高の夜を迎えることが出来た。

<3日目> 記録:もっちゃん
8月6日(日)
天候晴→晴れ 出発6:00~重太郎新道~岳沢小屋10:00~上高地12:15

4:00 起床。昨夜、完登の疲れで20:00には全員就寝したので、8時間たっぷり寝て早々に撤収の準備に取り掛かる。
夜中に雨は降ったものの、雨は上がり360度の大パノラマには雲海が果てしなく続き、ご来光をみんなで拝むことができた。
6:00 出発。記念写真を撮り、前穂の山頂を後にする。
大きな浮き石だらけの中、慎重に先ず紀美子平を目指す。だが、30分を過ぎてもなかなか紀美子平には着かない。たまたますれ違った3人組と会話すると、私達は吊尾根を歩いているという事実が判明。トラバースで少し登り返し紀美子平に着くことができた。
その後も浮き石が多い道が続き、長い鎖場や梯子の連続で気がぬけない。岳沢パノラマとカモシカの立場で景色を眺めながら休憩をとりつつ長い重太郎新道を下る。昨日まで誰にも会わなかったのに、今日は登ってくる人も多く、すれ違いに予想以上に時間を費やした。
10:00 岳沢小屋着。みんなジュースを買って飲む。今日はここまで水を節約して飲んできたので、冷たい炭酸が喉に染みて生き返った。
小屋から山頂付近を見上げると、この頃には既に雲がうっすらかかっていた。
12:15 上高地着。やっと下界へ降りてきた感で、達成感と安堵感でいっぱいになる。
観光客に混じりバスの列に並んだと同時に、ザーッと雨が降ってきた。みんなで、今回はほんとに天気に恵まれたねと頷きあった。
平湯バスターミナルの温泉に入り、板蔵ラーメン食べ、渋滞に巻き込まれ19時に名古屋へ無事到着。
あれほどしんどい思いをして登ったのに、思い出すのは不思議と楽しいことばかり。だからまた行っちゃうんだよね。

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