二子山(1,165.8m)


二子山(1,165.8m)
自主山行
奥秩父/埼玉県
山行日:2017/11/4(土)
メンバー:CL(記録)おみず、SL(車)棟梁、なりポン、、みさっち、ちえぞう

コースタイム:
11/3(金)
前夜発~23:00 二子山近く到着

11/4(土)
7:10二子山登山口→8:20股峠→9:00東岳山頂→9:30股峠→10:10西岳稜線→10:30西岳山頂→12:10ロウソク分岐→12:20股峠分岐→13:00二子山登山口

2017年の週末は本当に天候に恵まれない。元の計画は巻機山で紅葉を楽しむ予定あったが、週末はどこも大雨予想。急遽、唯一天気のよさそうな奥秩父の二子山に変更となった。今回のメンバーは同志会のベテラン(親ガモ)+初心者多数(子ガモ)の通称「カルガモ隊」。今回よりカルガモ長女となった、みさっちも参加しての山行となった。事前に二子山をWEBで確認すると「初心者には危険な山」「低山でも油断ならない山」等の記載が多数。前夜泊のテントでは子カルガモ達も緊張し好物のビールも控えめであった。

4日朝起きると快晴。この日2名は冬合宿訓練も兼ね、ほぼおろしたての冬靴で参加。7時過ぎには二子山登山口を出発。登り始めはガレた沢筋の急登が続く。快晴すぎて気温が高い。思った以上の気温上昇と不慣れな靴で登り始め30分で小休止。不慣れな冬靴で足擦れが起こっておりテーピングで緊急処置。その他各々靴紐の締め直しやウエアの調整を行い再出発。

急登を登りきると8:30頃股峠に到着。股峠からはこれから登る東岳と西岳が見えるが東岳は岩山、西岳は岩壁にしか見えない。まずはヘルメット等の岩山装備を整え、東岳からアタック。東岳へは岩稜帯登りとなり、所々に足場や鎖が設置してある。夏合宿でも学んだ鎖に頼らず三点支持で全員慎重に歩行。半ばまで登ると雄大な西岳岩壁と美しい紅葉の秩父の山々が見える。足場の狭い岩場をドキドキしながら9時頃にカルガモ隊東岳山頂制覇。

東岳山頂で一服後、下りも慎重に歩き9:30に再び股峠に到着。今度は岩の西岳を一般コースで登る。一般コースは樹林帯の登山道でコース自体は難しくないものの、急登が続き休憩を入れながら10時過ぎ頃に西岳稜線上に出る。ほどなく西岳山頂に到着。これにてカルガモ隊は東岳・西岳を制覇し喜びの声。しかし「ここから西岳西峰が核心部だよ」の親ガモの声に、子ガモ達は震え上がる。緊張の紐をもう一度締め直し核心部たる西岳西峰にアタック開始。西岳山頂から西峰への稜線は切り立ったナイフリッジ状の岩稜帯となっており難所。足を滑らせたら100mくらいは落ちそう。皆緊張しながら慎重に歩き、無事西峰に到着。西峰からの下りも、岩場の歩きとなり、鎖を使いながら、全員慎重に下山した。岩場を抜けると樹林帯の登山道となり全員ようやくほっと一息。その後ロウソク分岐からクライミングエリアはブナの紅葉が美しい緩やかな下山道となり、東岳・西岳登攀とのギャップに全員一安心となるが、こういう時こそ気を引き締める。ほどなく股峠に到着。股峠からはピストンで13:00過ぎに二子山登山口に到着した。

今回、天候悪化により急遽巻機山から秩父の二子山に変更になったが、初の秩父の山々、美しい紅葉、緊張感ある岩稜帯歩行と本当に楽しい山行となった。カルガモ隊もまた一歩成長した。

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