御池岳(1,247m)・テーブルランド 丸尾尾根ルート


御池岳(1,247m)・テーブルランド 丸尾尾根ルート
自主山行
2019年1月26日(土)~27日(日)
メンバー:コッシー(CL)・むっちー(SL)・ゆうこりん・あゆ・棟梁・チョコ・きょん
(記録担当:1/26あゆ、1/27きょん) 

<1/26>7:00藤原簡易パーキング→7:40出発→7:50山口配水池→8:00丸尾尾根取付き(堰堤)→9:20 寒山(650m)→P673→丸尾(769m)→P906→12:12冷川岳(1054m)→12:25白瀬峠→12:50真の谷(幕営)
<1/27>5:00起床→7:30テンバ出発→9:00テーブルランド到着→9:20テーブルランド下山→9:50テンバ到着→(撤収)→10:45真の谷出発→11:30白瀬峠→13:35白瀬峠登山口→13:50藤原簡易パーキング

1/26(土)(曇りのち雪)
土曜日の天気予報は雪。しかも夜からは今年最大の大寒波が来るらしい。いつ雪が降ってくるのか、分からない天候である。
今年は全体に雪が少なく、鈴鹿辺りはまだ積雪が少ないだろうと判断して、当初の予定を30分遅らせて、7:00に藤原簡易パーキングに集合した。共同装備を分担し、各自準備をし、7:40に出発。車道を少し歩き、民家が角に1軒と自販機があるところを目印に左に折れて林道の方に入っていく。特に看板はない。少し歩くと、山口配水池が見えてくる。ここには3台ほどの駐車可能なスペースがある。更に進むと、白瀬峠に上がって行く登山口の看板が左手に見えるが、私達の丸尾尾根ルートはそこを直進し、しばらく進む。堰堤がいくつか見えてくるが、3つ目の堰堤がポイント。階段状の堰堤を渡って反対岸から入る。堰堤を渡る前に取付き口に赤いテープが見えるので見落としてはいけない。赤いテープが丸尾尾根の取付きで、ここから尾根へ向かって上がっていくと白瀬峠に辿り着くことができる。
 堰堤を渡ると、いきなり急登から始まる。木や枝に掴まりながら、高度を上げていく。9:00前頃から雪がちらつき始める。バリエーションルートとはいえ、踏み跡は比較的はっきりしており、目印も随所にあるため迷うことはない。例え迷ったとしても、尾根を上へ登って行けば何とかなる。1時間強、急登を上がっていくと、木に黄色いテープが巻かれ、「寒山」と書かれた狭いピークに到着する。ここで、私は前の2人から少し遅れていたが、カメラを取り出して記録を残したりしていたことで、さらに離れてしまった。
 お蔭で周りを見る余裕がなくなってしまい、本来は左に曲がり下っていくところを、気が付かずに全員がまっすぐ下りてしまった。どんどん進んでいき、急な斜面を下っていると、途中でルートを外れていることに気が付く。GPSで確認しながらすぐに引き返すと、無事に寒山のピークまで戻ってくることができた。30分の時間のロスだった!ピークの寒山でもっと冷静に確認すれば、左に曲がる目印のテープがいくつかついていることに気が付くのに、うっかりしていた。
 気を取り直して正しい方向の急斜面を下る。標高700mぐらいから、うっすらと雪が付き始め、800mまで上がると一面が雪道となった。ずっと続く急登で足が重い。徐々に雪も深くなり、途中からワカンを装着することにした。しばらく進むと、冷川岳に到着。なぜか、同じに木に荷ヶ岳と冷川岳という2つの名前を書いたプレートが付いている。どちらも正しい名前らしい。今回のルートでは一番のピークになる為、みんなで記念撮影。そこから緩やかに10分程度下りていくと、白瀬峠に到着する。
 白瀬峠では、偶然にも木和田尾根ルートから上がってきたパーティと遭遇する。ここから今日のテンバとなる真の谷までは、急な下りになっている。谷まで落ちていかないように慎重に歩くが、すでに先行パーティがいたおかげで、トレースを使わせてもらい、苦労もなく本日幕営予定地の真の谷に到着した。予定より20分遅れとなった。
 やはり今週は天気が良くないのか、午後に入り、雪がしんしんと降ってきた。みんなで協力して整地し、4テンと3テンを張り、トイレも設営した。今回は、テントの関係から夕食を4テン7人で食べることになっている。さすがに狭いので、荷物は外に出すことにし、外にツエルトを立てて荷物をしまうことにした。4テンに7人も入れるのだろうか?と心配したが、逆に密着度が高く、楽しい宴会となった。食当は、今回が初めてというチョコが担当。野菜たっぷりの海鮮・アンコウ鍋というめったにない豪華な鍋を用意してくれて、みんなで美味しく食べることができた。明日のテーブルランドを楽しみにしながら就寝した。

1/27(日)(曇りのち晴れ)
 5:00に起床したものの、昨晩のお酒が効きすぎてしまい、ゆっくりの動き出しとなった。
山の朝食は慌ただしく、時間との勝負にもかかわらず、昨晩外に置いた鍋のふたが一つ見つからないというハプニングが発生。大雪ですっかり埋もれてしまっており、なんとか掘り出すことが出来たから良かったけど、きちんと袋に入れないといけないと反省した。
朝食は、昨晩の海鮮鍋の残り汁にアルファ米と鮭フレーク、玉子を加えた豪華な鮭雑炊。味付けも優しく美味しかった。
食事を終え、ワカンを装着するなど登る準備を終え、予定より1時間遅れの7:30に全体の先頭を切って真の谷を出発。テンバのすぐ上、スタートからいきなりの急登。もちろんラッセル。昨晩降り続いた雪は、しっかり積もっており、膝ぐらいまである。ところどころ、腰ぐらいまである場所もあり、みんなで順番に先頭を交代しながら前に進んだ。
私は、ラッセルが不慣れすぎてか、なかなか前へ進まず、足踏みしているようで、練習あるのみだなと実感した。それでもリズムよくラッセルができると、なんだかとてもうれしかった。
私達のパーティが、真っさらな雪を交代しながらもくもくとラッセルで登って行くと、いつの間にか後ろから別のパーティが付いて来るのが見えた。「トレースドロボーだ!」なんて冗談を言いながら、一緒に楽しく登ることができた。
さらに、出発前のテンバで、「今日はもう下山する、テーブルランドには行かない」と言っていたはずの木和田尾根パーティまでもが登ってくるのが見え、私達を先頭に総勢20人くらいの大人数での登りとなった。
私達のトレースの後から登ってきたパーティも、いつの間にか横に移動してラッセルを始めており、気が付くと2列が並んで競争状態みたいになった。「向こうに負けるな!」と、わいわいがやがやとみんなで登れたのは楽しかった。
登り続けること1時間半でテーブルランドの稜線に到着。到着したその場所は、一気に視界が広がる平らな白銀の世界、天気が曇っていたのは残念だったが、それでもすごくきれいだった。同志会の会旗を広げて、みんなで記念撮影。本当は、テーブルランドを散策したかったが、風が強くて寒かったので滞在時間は20分で下山を開始した。(むっち~だけは、広いテーブルランドを突き進み、一面の銀世界を堪能!)
帰りはひたすら下るだけだったが、尻セードができるところは滑って降りた。途中、山師匠が滑落停止の講習会を行ってくれていたので、少し混じってやらせてもらい、良い勉強になった。テーブルランドからの下山はあっという間で、30分でテンバまで下山してしまった。
 テント場に到着後は、片づけ、テント撤収、昼食を済ませて10:45に真の谷を出発。
真の谷が谷間にあることもあり、白瀬峠まではずっと登り返しとなる。先にスタートしたパーティのおかげで、トレースがしっかりついており、今度は楽に登ることが出来た。真の谷から白瀬峠までは、尾根を登りながらトラバースをしていくが、尾根を最後まで登り詰めてしまうと白瀬峠に降りられなくなるので、注意が必要。
途中から私達のパーティが先頭になり、またラッセルを交代しながら登り、11:45に白瀬峠に到着した。ここで小休憩を入れ、その後は下山を開始した。日曜日は午後から晴れてくるとの予報通り、途中から天気はすっかり回復。快適な下山ではあったが、とにかくここからの道のりが長かった。同じような道が延々と続き、眠気との戦いとなった。
途中小休憩をいくつか挟み、2時間ほどで白瀬峠登山口に到着。車道を少し歩き、13:50に藤原簡易パーキングに到着。帰りは阿下喜温泉にて山行の疲れを癒した。以上

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