集中登山 御嶽山


日程:2021/8/1
天候: 晴れのち曇り

メンバー  もっちゃん まささん YOUICHI 山師匠 あられ かっちゃん シューG アジータ ともちゃん(記)
コースタイム 5:30出発(中の湯駐車場)  8:00女人堂  9:40 石室山荘  10:30剣ヶ峰  11:30二の池小屋  12:10 石室山荘  13:10女人堂  14:45下山 (中の湯駐車場)

山行部企画の集中登山に参加させていただきました。 思えば私の同志会デビューは、定例山行の御嶽山でしたから、3年ぶり2度目の御嶽山となりました。その時は、噴火の影響で剣ヶ峰は立ち入り禁止で、摩利支天に登頂しましたので、剣ヶ峰にいくのは初めてです。 中の湯登山口に前夜泊し、翌朝5:30に出発。昨夜は夕方から雨が降ったり止んだりと心配でしたが、出発時には晴れていて一安心。 4時起床で身支度を整えて5:30に出発。しばらくは、昨夜の雨で湿った木の階段が続くため滑りやすく、標高も高いため呼吸を整えながらゆっくり登ります。湿度が高く蒸し暑かったですが、朝早く樹林帯で日も当たらないので、暑さはまだ、それほど感じませんでした。 こまめに休憩し、女人堂の前では、あられさんに頂いたきゅうりに塩をたっぷりかけて、かじりつきました。これで水分も塩分も補給してばっちりでした。 ここからは樹林帯を抜けましたが、ガスが勢い良く上がってきて、山頂を隠してしまいました。 私自身は、先週、北アルプスのパノラマ銀座を縦走しましたが、ペースもゆっくりとしてもらったおかげで、登りもバテず、無事山頂に到着できました。
山頂には、新しい噴火避難用のシェルターや、慰霊碑が建てられていました。二の池を見下ろすと、火山灰で覆われていて、普段の登山とは、ちょっと違った雰囲気でした。先の噴火当日、同志会のメンバーも20人ほどが定例山行で御嶽山に登っていたと、あられさんが話してくださいました。 たまたま30分ほど早く御嶽山山頂についたので二の池の近くまでおりてきており、昼食をとろうと休憩にはいるところで噴煙が上がり、近くの二ノ池小屋に避難できたとのこと。山頂から降りてくるときに何人か登って行かれる方とすれ違い、その方達の安否を気遣っておられたこと、ドーンといったあと、急に空が真っ黒になったこと、女人堂の前で外国人の登山者が仲間とはぐれて泣いていたことなど… 同志会のメンバーも、あと30分山頂にとどまっていたら、危険な目にあっていたかもしれないと知り、メンバー全員が無事で良かったと思うとともに、50名以上の犠牲者の方や、未だ行方不明になられている方々のご冥福を、灰で覆われた二の池に手を合わせお祈りしました。 そして、二の池小屋の支配人にお会いすることができ、当時のお礼を言うことができ、あられさんも感無量のご様子でした。
二の池前で軽く昼食をとり、もっちゃんにいただいた、葡萄をいただきました。とても美味しかったです。その後お天気も心配でしたので早めの下山となりました。苦手な下山は、いつものように皆から遅れをとりご迷惑をおかけしてしまいましたので、体幹トレーニングや足首の強化など、課題としたいと思います。 御嶽山に登りながらリアルに噴火の話を聞き、自然の脅威を知ることができました。集中山行に参加させていただき有意義な1日となりました。
メンバー所感
私にとってはあの日以来の御嶽山で、とても意義のある山行でした。あの日もあの場所で、同じように前泊し日曜日の朝6時に出発しました。 昨日はその時のことを思いながら、一歩ずつ登りました。 まささんが、私の歩調にゆっくりと合わせてくださって、ほんとに助かりました。 山頂から二の池へのお鉢巡りのコースや、慰霊碑を見た時は、涙が出そうになりました。 二の池の支配人にご挨拶できたのもよかったです。 また忘れられない山行が増えました。(あられ)
名古屋から近く馴染みのある山なのに、初めての御嶽山(スキーでは何回かありますが〜)山行となりました。 歩き始めから樹林帯を抜ける8合目までは意識的に給水をこまめに取りながら登りました。2500mを超える頃から空気が薄くなって高山病なのか、ただの寝不足なのか睡魔が襲い、呼吸を整えながら半分寝ている状態でした。何とか山頂に着き、7年前の噴火の跡やシェルター、それに慰霊碑があり。普通の山とは少し違う恐さがありました。二ノ池小屋では、長尾さんの7年前の話を聞き、凄くリアルで無事であった同志会のメンバー、当日にすれちがった、被害に遭われた方を思い胸が熱くなりました。 人は自然災害には太刀打ちできない。今回の山行でその事を目の当たりにしました。被害に遭われた方のご冥福をお祈りします。(アジータ)

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