小蓮華山「2777m」、白馬乗鞍岳「2469m」 秋の集中山行 蓮華温泉から
日程: 2024年9月28-29日
メンバー: マコ(CL)、ナガ (SL)、ターコ(会計)、ノリキヨ(記録)
コースタイム:9/27(前夜泊)、9/28 5:30蓮華温泉駐車場出発→6:46瀬戸川仮橋→8:36
神の棚圃→9:53塩谷精練所跡→11:10鉱山道分岐→13:28小蓮華山→14:33
白馬大池山荘着 テント泊 9/29: 5:31白馬大池山荘発→7:30天狗原→9:45
風吹山荘→10:30風吹天狗原→11:56笹目尾根→13:03蓮華温泉駐車場
概要:金曜夜に名古屋を出て蓮華温泉の駐車場についたのが午前1:00頃。Pの拡張工事で本来の2/3くらいに駐車場が狭く、着いた時点で空き数台。運よく止められ、CLマコさんからは「ハイ、男性は外、女性は中(車)でお願います。三時間仮眠して出発です」。と予定の発表。 CL様は神?権限絶対なので、車の持ち主なのに、中で寝られない?文句も言えず、というより思う暇もなく運転疲れで爆睡。仮眠後予定時間に全員サクッと起きて曇り空の中出発。夜にお湿り程度に雨が降り、道は少し濡れています。道中しばらく木道で、ここも苔むしてしっかり滑ります。要注意。鉱山道を通り目指すは雪倉岳から南に延びる稜線。鉱山道の云われの廃鉱山で使われたのか、道の途中には朽ちた荷車や、道具の破片などが半分土に埋まりながらひっそり。上を見ると今年は紅葉が遅く葉の色づきは今一つ。仕方なく下を向いてコケ蒸した木道を淡々と歩くしかありません。やがて雨で増水すると渡りにくいといわれる沢をいくつか(水量少な目でラッキー)越えると鉱山道由縁の廃鉱山跡。看板はありました、看板の所は平地でした。さて何を採掘した鉱山だったのか誰か教えてください。登山道が道幅広めで、急勾配を避けてつづら折りで道をつけてあります。この辺も鉱山の産品を人力で運んだ時代の工夫の跡だろうか、、と思いを馳せていると森林限界を越え、ザレた稜線の道と合流です。尾根を越えると富山県。富山側は白い細かい礫が積もったような景観で、新潟側と全く違う印象。近くの鉢ケ岳へのトレースがここから見ると整然としていてマコ、ナガ、ターコ、ノリキヨ 一同休憩しながら見入ってました。このあたりに点在する池の一つがここにもありました(長池)。ここ稜線夏の盛りは花が多そうな印象です。あちこちに種を付けた株が点在。また草もみじというか地を這って生えている草がしっかり赤く絨毯のように紅葉していました。砂礫と草もみじのコントラストがきれいな稜線です。稜線をしばらく白馬岳方面へ詰めていくと三国境。いまでも富山、新潟、長野の県境となっている場所です。ここへの道は砂礫が積み重なって、足を置くだけで崩れてくるような厄介なもの。びっしり斜面についてました。三国境を左に折れて小蓮華方面へ、ここは白馬岳へのメインルートのひとつで、合流したとたん多くの登山者とすれ違うことに。やはり人気の山です。白馬岳への他のルートが閉鎖されている影響でこちらに迂回した人も多いみたいでした。小蓮華までに稜線は少し歩いただけで地質が大きく替わり、軽石っぽい白い岩がぎっしりと思うと次は赤い溶岩のような岩が積み重なっていたり。足元の雰囲気がころころ替わるのを眺めながら小蓮華岳山頂着。集合写真撮影のあと、ここから先は白馬大池に下ります。大池のテント場には別ルートで先に上がっている仲間がテントを張って待っているはず。池を見下ろせるところまで近づくとやはり見覚えのある赤い我が会のテントが2張ありました。我々に気が付いた仲間手を振っているような、、宴会中で踊っているような?お酒の入った仲間がフラフラしながらただ歩いているだけなかここからでははっきりわかりません。テント場に着くのが最後だった我々も遅れを挽回しようと早速テントを組み立て、呑み会あらため夕食の用意。実はノリキヨここ30年前にテントを張ったことのある懐かしい場所。山荘も外見はほとんど変わっていない。今回別隊には最近入会した新人の方が多数。大らかな方が多いみたいで豪快な話があちこちから。ベテランの男性先輩を凌駕して存在感半端なく、元気な人も。早めに食事を終えて日が暮れてからは即就寝。すでに夜から星がきれいでした。深夜にいびきが響くテント四張り。替わって翌朝は快晴。我々は5:30に大池を発って(白馬)乗鞍岳の見分けにくいピークを目指します。大池沿いの登山道からは水面に近くに山が逆さ映りしてその背後に後立山の山並が見えてました。乗鞍からの下りは雲海と、遠くに火打山のてっぺんを見ながら天狗原の湿原へ。高層湿原の水面が朝日に反射して木道を際立出せてました。これから左(北方面)の木道を歩いて二つめの風吹大池を目指します。天狗原から東へ下った先は栂池(メジャーな登山ルート)で木道もしっかり手入れされています。引替え風吹大池への木道は曲がった直後からコケむした踏板がならび、たまに朽ち果ててたステップも。登山者が入っていないねーとターコさんの一言。湿原が終わるとまた笹薮から樹林帯に入って風があたりません。先ほどの広々としたところと違い夏のムシムシ感アブが付近を飛び回り、先頭のマコさんは果敢に蜘蛛の巣に頭を突っ込んで道を切り開きます。*単に蜘蛛の巣が顔にかかるだけ* しばらく林の中を歩いて、少し下るとまた木道、湿原、池(風吹大池)が現れます。ところどころにお化け(大型の)水芭蕉の茎が根っこから掘り返されたり、なぎ倒されたり熊と思われる活動痕がいくつもありました。風吹大池の山荘でしばらく休憩して、戻り返して蓮華温泉へ向けて帰りルートの笹目尾根を進みます。このルート 風吹大池へのメインルートなのですが登ってくる人に会いません。山荘ではにぎやかしく人がいたので、皆さん東側の登山道からアクセスしているか?。今回の山行ルート、やはりマイナーですね。栂池から白馬岳への登山道以外ではあまり人を見かけませんでした。笹目尾根の途中から至蓮華温泉:の看板のところで左折一気に斜面を下ります。木の根につかまりながら、滑りやすい斜面を注意深い足さばきで、ときどき尻餅。こんな感じでしばらく歩いてやっと蓮華温泉着。
まとめ : 食事 初日夕飯は鶏肉炒めをトッピングしたうどん シェフ ナガ作 とてもおいしかったです。
: コース 木道から始まり、つづら折りの道、白い礫の道、赤い溶岩、池塘、大池、大岩、
樹林帯の中、高層湿原、区間毎に足元の景色も変わり前を見ても、下を見て
も飽きることがありません。 岩好きな人には特におすすめ
: 温泉 蓮華温泉の外湯が4つ。山荘を少し登ったところに点在しています。それぞれ泉
質が違い、野趣あふれるつくりでした。遮るものなく解放感、見られる感 大。
以上 記録 ノリキヨ