秋の清掃山行 尾張三山 尾張富士275m/尾張白山237m/本宮山292.8m
【山行日】10月25日（日）
【メンバー】CLあられ、SLなべさん、トモちゃん、はっちー、メリーさん、八木、コマちゃん、アパッチ、さかもっちゃん、きんちゃん、たぁじ、まいまい（記）
【コースタイム】8:35大宮浅間神社→9:00-10尾張富士→9:30明治村出合→10:10尾張白山登山口→10:30-45尾張白山→11:25県道453号→12:05-30泉浄院（昼食）→13:15本宮山→13:45本宮山登山口→15:10大宮浅間神社
【天候】快晴
コロナで春の清掃山行は中止となったが秋の清掃山行は開催することができた。今年は尾張三山（尾張富士、尾張白山、本宮山）を巡るコース。道路を歩く箇所もあるが、清掃山行ということで山中のゴミのみを拾う。
8:15に尾張富士大宮浅間神社の駐車場に集合。コロナの感染予防のため部会もオンラインで進めたため久しぶりに見る顔が多かったが、偶然にも元会員のMさんと一緒になり賑やかな山行開始となった。こちらの神社は毎年8月の第1日曜日に「石上げ祭」という願い事を書いた石を尾張富士の山頂に担ぎ上げる奇祭が行われている。神社の一角には願い事によって色分けしたカラフルな石（200円）があったが、私達はこれからゴミを拾う大役があるため誰もカラフルな石を運びはしなかったが、山頂の奥宮まで30分ほどの苔のついた岩の道はゴミひとつ落ちてはいなかった。ひと休憩をして明治村の方面へ苔で緑色の道を慎重に下りる。ちょうど明治村の開村時間と重なって入村する観光客を見ながら入鹿池に向かった。入鹿池ではバス釣りの大会が行われていたようで釣り人で賑わっていた。コロナで観光業やイベント業に大きな影響が出ていたが、色々な対策をして少しずつ人の動きが戻っていることを感じた。元会員のMさんとは入鹿池でお別れし次の山の尾張白山へ向かった。
栗の木や小さな畑がある里の雰囲気の集落を進むと今回の尾張白山の登り口についた20分ほど登ると濃尾平野が一望できる山頂についた。山頂には鳥居と白山社がある。今回私達がとったコースはマイナーな道だったが、ハイキングコースとして整備され市民に親しまれていることがよくわかる見晴らしの良い山頂だった。山頂で15分ほど休憩し送電線に沿って下り県道453号線に出る直前にペットボトルなどのゴミが集まっているところがあった。明らかに県道から投げ捨てられたゴミだったがここまでの山道ではゴミがほとんどなかったので収集し、本宮山へ向かう次のポイントの泉浄院へ進んだ。
泉浄院（尾張信貴山）へ向かう道は今回の核心であった。中電の作業道や有刺鉄線・古いトラロープや朽ちた梯子などはあったが、ゴミを拾う余裕のない道なき道を先頭のはっちーさんが地図読みをしながら進み、はっきりとした道に出た時はメンバーから歓声があがるほどだった。ほどなくして着いた泉浄院は真っ赤に塗られた立派な多宝塔が建っており先程まで進んでいた道とのギャップが面白かった。多宝塔の大きな広場でソーシャルディスタンスをしっかりとりながらのんびりと昼食をとり本宮山へと進んだ。本宮山へ向かう途中には泉浄院の本堂からは濃尾平野を、さらに進んだ雨宮社の裏にある岩場からは先程歩いた尾張白山と採石場を望むことができた。この岩場で本日の成果（ゴミ袋）を掲げた集合写真を撮った。さらに石段を登り辿り着いた本宮山山頂でもまた驚きの出会いがあった。元会員のCさんがご主人と1歳半の息子さんとファミリーハイキングで本宮山に登りに来てちょうど昼食をとっていたところだった。Cさん家族と談笑を交わし、大懸神社奥宮の裏にある一等三角点を触り一等のご利益にあずかれるようお祈りなどをして山頂過ごしたのち、チェンさん家族と別れ入鹿池方面に下りた。再び尾張富士に登り出発地点の尾張富士大宮浅間神社の駐車場に15:10に戻った。
尾張三山は低山ではあるがとても展望が良く山頂や道中にお社や寺院があり、地域の人達に親しまれていることを歩いていて感じたが、２人の元会員さんに出会うという大変めずらしい機会にも恵まれて、尾張三山が気軽に登れる身近で親しみやすい山であることがより一層わかった。今回の目的は清掃山行であるが山中にはほとんどゴミは落ちてはなく、収集したゴミは不法投棄されたペットボトルや現在あまり歩かれていないエリアに落ちていたボロボロの赤テープやビニールなどだった。地域の住民がお参りをかねながら登る山にゴミを落としはしないのだろう。尾張三山が地域に親しまれている山である。そのことが山にゴミが落ちていない大きな要因なのだろう。拾ったゴミの量はあまり多くはなかったが、清々しい気持ちで山行を終えられた清掃山行だった。
