唐松岳(2695m)~白馬岳(2932m)~祖母谷温泉


唐松岳(2695m)~白馬岳(2932m)~祖母谷温泉
自主山行
2021年8月20~8月22日
メンバーCLしん、SL gigi、ターコ、よちろう、ゆうこりん(白馬岳で合流)
コースタイム
1日目 07:30八方ゴンドラ八方駅→8:10八方池山荘→11:20唐松岳→14:00不帰キレッ
ト→16:10天狗山荘(テント泊)
2日目 5:00天狗山荘→5:50鑓ヶ岳→8:30白馬岳→11:30清水岳→13:00不帰岳避難小屋
→17:50祖母谷温泉(テント泊)
3日目 7:00祖母谷温泉→7:40欅平駅(黒部峡谷鉄道)

今回の山行、1日目は八方池山荘から入って唐松岳に登り不帰キレットを通過して天狗山荘でテント泊。2日目は天狗山荘から鑓ヶ岳を登って白馬岳まで縦走し長い清水尾根を降って祖母谷温泉で温泉に浸かってテント泊。3日目は祖母谷温泉から餓鬼山に登って唐松岳に登り返し八方池山荘まで歩き唐松岳と白馬三山を制覇し温泉に浸かって一周するというなかなかワクワクする計画だった。前日までの天気予報は微妙で雨に降られることをある程度予想はしていた。

1日目
今回は周回なので往復の切符を購入する必要があった。周回ができなかった場合は片道分が無駄になるがこの時はできるつもりだったので迷わず往復分を購入。八方ゴンドラ駅からリフトを乗り継いで八方池山荘に到着。ここから山行開始。観光地な八方尾根を登っていくと唐松岳に到着。ここから岩稜帯となり危険な不帰キレットを通過する。この日の天候は午後から雨が降ると予想していた。雨が降る前に不帰キレット通過したかったが急ぐと危ないので慎重に通過する。不帰キレットは気を付ければそれほど危なくはなかったのでそれほど苦労せずに通過できた。また、天候も何とかもちこたえてくれて雨が降る前に天狗の大下りの下まで到達することができた。ここから急登となる。また雨が降り始めてきてここから天狗山荘までは結局雨に降られてずぶ濡れで天狗山荘に到着した。
天狗山荘はテント泊の客にも自炊室が開放されていた。おかげで雨のテント内で夕食作りをすることにならず快適な夕食だった。また、小屋の従業員の対応は良くて好感が持てた。

2日目
 朝起きて天狗山荘の自炊室で朝食をとる。ここでも自炊室を使用したので快適な朝食だった。この日は大雪渓から登ってくるメンバーが一人いて白馬岳あたりで合流する予定であった。
天狗山荘を出発して鑓ヶ岳、杓子岳と越えていく。眺めの良い稜線を歩くのは気持ちがよく、朝から気分が良い。清水尾根への分岐でザックを置いて白馬岳山頂まで登った。白馬岳山頂から白馬山荘へ下ったところで合流予定のメンバーと合流。白馬山荘でしばらく休んでから清水尾根へ向かった。
清水尾根は地図で見たところかなり長いと思っていたが実際に歩いてみると思ったよりも長いと感じた。全体的に細かいアップダウンが多くて、下りルートのはずなのに下っている感じがしない。あまりにも長すぎて集中力がなくなり歩きが雑になって転んでしまったことが数回あった。相変わらずその当りは要反省。途中から雨が降ってきて道が滑りやすくなり苦戦した。予定よりだいぶ遅れて祖母谷温泉に着いた。
祖母谷温泉はテント場に浴場がついていて、泉質が良く疲れた体には心地よい風呂が楽しめた。その後夕食の準備をしようとしたが、外は羽アリが大量発生して明りに寄ってきて外で食当をすることができなくなった。急遽テント内での食当に変更したがテント内への羽アリの侵入を防ぐのに苦労した。

3日目
 朝から雨が降っていた。この日は唐松岳まで登り返す予定であったが天候不良の為取りやめとなった。早朝出発が取りやめとなったので出発準備はゆっくりできた。前夜に大量発生した羽アリの死骸の片づける余裕もあった。帰りの交通機関を調べようと思ったが祖母谷温泉は携帯電話圏外で調べようもなく、黒部峡谷鉄道の欅平駅まで行ってから調べることとなった。心霊スポットっぽいトンネルを通過して欅平駅に到着。ここから八方ゴンドラ駅に帰る交通機関を調べた。黒部峡谷鉄道で宇奈月温泉、富山地方鉄道で黒部、北陸新幹線で糸魚川、JR大糸線で南小谷、中央線特急で白馬まで行くというプラン。
一日かかって何とか八方ゴンドラ駅まで帰ることができた。

 この山行は周回を予定していたが3日目に登り返せなかったのが心残りである。いずれこのルートは再挑戦することとして、今回は久々に長距離のテント泊山行でよく歩いたので満足だった。清水尾根はなかなか歩くことがないルートなので貴重な体験であった。

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