大峰 前鬼川 沢登り
山域:大峰山脈 釈迦ヶ岳/孔雀岳
水系:新宮川水系
前鬼川→北山川→熊野川→熊野灘(太平洋)
2026年5月30日(土)
自主山行
天候:晴れ
遡行図:遡行図へ(ページ下部)
GPSログ:ヤマレコへ
メンバー:
CLニンニン、SL会員外メンバー、えみちゃん、ターコ、きゃぷてん、魔~ちゃん、
よっしー、けんさん、りょうへい、ボブ、みゆ(記)
コースタイム:
7:44前鬼川駐車場→8:00本流出合→9:10 2段10m →10:42岩のテラス→11:38三重滝12:25→
13:07箱状廊下→13:39垢離取場→13:51大釜14:02(打切り)→14:12垢離取場14:57→16:10小仲坊16:20→16:49前鬼川駐車場
◆~前鬼川駐車場
水量が豊富でスケールの大きな渓谷には、いくつもの滝と美しいエメラルドブルーの淵が点在し、その川の色は「前鬼ブルー」と呼ばれている。
名古屋からだと少し遠いため前夜泊で仮眠した。昼間は暑くなってきたものの、夜はまだ冷え込む。大人数でテント泊するのは初めてだったので眠られるか少し不安だったが、テントの中は暖かく、ぐっすり眠ることができた。
5時30分に起床して朝食を済ませ、6時30分に出発。前鬼登山口へ向かう途中、この日入る沢の下流にある、不動七重の滝を見学した。迫力ある滝を目の前にすると、今日の沢登りへの期待と緊張が一気に高まる。
◆前鬼川駐車場~2段10m
登山口で身支度を整え、お互いの装備を確認して出発。入渓点までは急な斜面を下っていく。落ち葉が多く、フェルトソールの沢靴は滑りやすいため慎重に歩く。ほどなく入渓点へ到着し、水に足を浸けると想像以上に冷たい。しばらくすると太ももがピリピリするほどだった。
本流に合流すると、背の低い私はすぐに膝上から股下まで水に浸かる深さになる。水面を見ながら少しでも浅いルートを探すが、なかなか判断が難しい。そんな時、後ろから絶妙なタイミングでアドバイスやフォローをしてくれるメンバーの存在が本当に心強かった。
水量が多く流れの速い場所ではロープを出してもらい、登攀時は足や手の位置を確認してアドバイスやフォローをしてもらいながら進んでいく。次々と現れる滝壺ではメンバーさんは、飛び込んだり泳いだりしていた。泳ぎが苦手な私は、ライフジャケットを持ってこればよかった。
◆2段10m~三重滝(みかさねのたき)
10m二段の滝壺はエメラルドグリーンが綺麗で見入ってしまった。左岸から巻き、その後には緊張する滝上の渡渉が待っていた。ロープを握りながら、一歩ずつ慎重に進む。
川幅いっぱいの100m以上続くナメ床では足の置き場を意識して歩くものの、滑る。まだまだ沢歩きがスムーズにできず、自分の未熟さを感じる。
◆三重滝(みかさねのたき)~箱状廊下
三重滝では懸垂下降を経験。U字部分のへこみへ降りるところでは、ショルダーをしてもらいながら下降した。こうした場面では、自分のクライミング技術の不足を改めて痛感した。
※三重滝は上部から馬頭滝(ばとうのたき)、千手滝(せんじゅのたき)、不動滝(ふどうのたき)
遡行で見えるのは下段の不動滝
◆箱状廊下~垢離取場(こりとりば)
その後、箱状廊下を左岸から進み、垢離取場で荷物をデポして奥の大釜へ向かう。大木から豪快に飛び込むメンバーの姿を眺めながら、名残惜しく前鬼ブルーを堪能した。
垢離取場へ戻り、ここで遡行終了。
◆垢離取場(こりとりば)~前鬼川駐車場
垢離取場は修験道の行場にもなっているようで、休憩中にも白装束の行者の方が訪れていた。法螺貝の音を聞きながら登山道を登り、小仲坊(おなかぼう)を経由して駐車場へ戻った。
前鬼川は、美しい渓谷美と豊富な水量、そして泳ぎや滝の通過など沢登りの楽しさが詰まった沢だった。一方で、自分の沢歩きやクライミング技術の課題も見えた一日でもあった。経験を重ねながら、もっと安全に、もっとスムーズに遡行できるようになりたいと思った。
前鬼伝説:
修験道の開祖である 役行者 に仕えた鬼の夫婦が前鬼・後鬼とされる。夫婦はその後5人の子どもをもうけ、それぞれが前鬼の里に住み、修行者や参拝者の世話をしたと伝えられている。明治時代半ばまでは5つの宿坊が存在したが、現在は 小仲坊 のみが残っている。
ヒル:見かけた(垢離取場)
フリクション:ぬめりが多いフェルトソールの方がいい?
トイレ:小仲坊
駐車場:前鬼川駐車場
登山口までの道路状況:
林道前鬼釈迦線は舗装されている。
令和5年に分岐より少し南で国道169号線が崩壊。前鬼橋から上池原までトンネルを作るため、分岐位置が以前と変わっている。
以前はカーブ途中の「かどや」から、現在は橋が終わるとすぐに右折となっているので注意。
◆ルート図 前鬼川

◆遡行図 前鬼川

