◾️山域
下ノ廊下(北アルプス)
◾️メンバー
CL:ひーさん、SL:ひでちょん、キャプテン、まーちゃん、しほちゃん、yossy 計6名
◾️日程
2024年 10月12日 – 14日
◾️コースタイム(天候)
1日目(晴れ)
扇沢バスターミナル13:30 → 黒部ダム14:30 → ロッジくろよん15:00(テント泊)
2日目(晴れ)
ロッジくろよん5:30 → 黒部ダム6:00 → 十字峡12:15 → 仙人ダム14:15 →
阿曽原温泉小屋15:15(テント泊)
3日目(晴れ)
阿曽原温泉5:00 → 仙人ダム6:20 → 十字峡8:15 → 黒部ダム13:40 →
扇沢バスターミナル14:30
◾️山行記録
念願の下ノ廊下の紅葉を目指し6名の有志が集う。毎年、事故の二ユースが絶えなく『黒部
にケガなし』という言葉もあるぐらい。最近は豪雨や秋雨前線で水平歩道も所々崩れたり、
今年は能登半島地震の影響で黒部渓谷トロッコが欅平までは通ってないため、今回は、黒部
ダムから阿曽原温泉のピストンでミッション開始。
1日目
過去に雨で中止となった隊員、山行直前で体調不良だったひーさんの不安が残る中、天気予
報は3日間とも秋晴れの快晴で気分は上々。扇沢バスターミナルの屋上展望台に取り付き、
まずは昼食。黒部ダムから戻ってきた観光客に混じりながら昼食を頬張り、キャプテンのパ
ッキング講座。初日のアタックポイントであるロッジくろよん(テント場)侵攻に備える。
13:30と14:00発の二手に分かれて扇沢から侵攻開始。黒部ダム14:20に合流し、黒部のモニ
ュメントで記念撮影。観光名所のダム放水を眺め、30分程度でロッジくろよんに到着しテ
ント野営。明日の下ノ廊下・阿曽原温泉に向け軽く乾杯。
ひーさんは病み上がりのため、早めの就寝。キャプテン夫婦の馴れ初め、ひでちょんの横浜
ラブストーリーで盛り上がり、翌日の酒をキープして初日は床に着く。
2日目
5:30 出発の準備が整い薄暗い中、阿曽原温泉へ向けてアタック開始。
黒部ダムに着く頃には陽が昇り、観光客のいない静寂の中、黒部ダムを横切るのは特別感を
感じる。朝一の放水を眼下に黒部川に降り、6:45 川を横切り左岸から下ノ廊下に侵攻。
風も無く快晴の中、立山連峰のモルゲンロートに眺め、8:50 岩壁をくり抜いたような水平
歩道に差し掛かる。高度感のある絶壁を進みメディアでみる景色に変わっていく。
2
9:50 ルート中間辺りの黒部別山谷に到着。今年は残暑が長引いたため、紅葉はこれからの
様相だが、絶景とスリリングな緊張感が心地よい。
切り立った白い崖壁が見所の白竜峡を進み12:15 十字峡に差し掛かる。吊り橋から激流が十
字に交差する景色は圧巻。さらに奥の半月峡・S字峡と続くがこの頃には長い水平歩道に慣
れて暑さ・疲れも加わり、少しダレてきた空気感が漂う・・・。
キャプテンの膝も心配の中、ひでちょんの髭ダンスで部隊を鼓舞する。ここで、ひでちょん
隠しアイテムのみかんが登場。爽やかで美味しいみかんが気分を一掃し、ようやく終盤の
14:15 仙人ダムに入る。いよいよ阿曽原温泉に抜ける最後の登り降り。木橋に足を滑らせ滑
落寸前のしほちゃん。気を引き締め、全員怪我なく 15:20 阿曽原温泉小屋に到着。露天風
呂は、テント場から10分ぐらい降ったところにあり、奇数:男、偶数:女の入替制。
男性は17:00の時間帯に入湯。その夜も、ひでちょんのワイン、キャプテンのウィスキー、
酒の肴のスルメで談笑!
3日目
5:00 帰路の準備を整え曽原温泉小屋のご主人に挨拶し、阿曽原温泉を後にする。帰路は、
黒部ダムの放水による影響が届いていないため、水が澄んでおり違った景色を楽しむ。
連休最終日もあるため、黒部ダムから降りてくる人は少なく順調にペースを上げ、13:00 黒
部ダムの下降に取り付く。バスターミナルまでの最後のダムを登りきり、13:40 全員無事に
ミッション完了。
天気に恵まれたのと阿曽原温泉のピストンで渓谷の違った景色を楽しめて最高の達成感でし
た。
次回は、欅平まで縦走しトロッコで宇奈月温泉まで行くことを心に誓い黒部を後にする。