夏合宿A(北岳/3193m~間ノ岳/3190m~農鳥小屋)


メンバー:ハシオ(CL)、てっちゃん(SL)、よっちゃん(AS)、あや(AS)、とも(会計)、りお(岳記録/気象)、りえ(食当)、よっつー(食当)、す~さん(装備)、たえ(HP記録)

天候:8/16(土)曇り、8/17(日)曇りから晴れ、8/18(月)晴れ

行程:
1日目 4:50芦安駐車場→6:10広河原バス停→8:55白根御池小屋→12:05小太郎尾根分岐→12:40肩ノ小屋
2日目 3:50肩ノ小屋→4:40北岳山頂→4:50吊り尾根分岐→5:45北岳山荘→7:35間ノ岳→8:40農鳥小屋→10:35間ノ岳→12:30北岳山荘→13:30吊り尾根分岐→14:20北岳山頂→15:40肩ノ小屋
3日目 6:15肩ノ小屋→6:40小太郎尾根分岐→8:05白根御池小屋→10:35広河原バス停→12:00芦安駐車場

〈1日目〉
前夜21:00に名古屋を出発。新東名をひた走り1:00に芦安駐車場に到着。仮眠をとる。4:00起床。準備を整え4:50予約していたタクシーに乗り込み登山口の広河原へ。インフォメーションセンターでトイレを借り、6:10出発。空はガスで真っ白。予報では午後に少し雨が降る様子。つり橋を渡るといよいよ登山道。樹林帯の急登に息を切らしながらゆっくりと登る。8:55白根御池小屋に到着。ここでザックを下ろし休憩。広々としていてとても居心地が良い。白根御池の脇から見上げた草すべりの斜度を見て、「これを登るの?」と驚愕。実際に歩いてみると、草すべりはつづら折りの道になっており、それほどの斜度は感じられなかった。みんなで声を掛け合い、励ましあいながら一歩ずつ登ってゆく。ようやく稜線にでるが、ガスガスで眺望はなし。岩場ゾーンもひたすら登り、12:40肩ノ小屋に到着。予定よりも2時間早い到着だった。空は相変わらずガスに覆われており眺望は全くない。まずは、“北岳に来ただけ”という看板と記念撮影。テントを張り、ビールで乾杯。19:00頃就寝。寝入ったころに雨が降り始める。

〈2日目〉
2:30起床。3:50肩ノ小屋を出発。いよいよ合宿の核心部分の始まり。今回の合宿は当初、白峰三山を縦走し大門沢を経て奈良田に下山する計画だったが、訓練の中でメンバーの体力等を考慮し、肩ノ小屋から農鳥岳までのピストンに変更していた。夜明け前の暗闇の中、ヘッデンで照らされた足元を確認しながら登る。4:40に北岳山頂に到着。爆風で会話もままならない。取り急ぎ記念撮影をして先を急ぐ。北岳山荘に向かっている途中、ガスがはれて日の出を見ることができた。5:45北岳山荘到着。トイレを借りる。利用した人数が表示されるなど、かなり進化したトイレだった。10分ほど休憩をとり間ノ岳に向かう。空はガスで覆われたり晴れたり目まぐるしく変わる。7:35間ノ岳に到着。間ノ岳もガスに覆われ爆風にさらされていた。この先進むかどうか検討。雨も降っておらず、時間も早いことから農鳥岳を目指すことに。間ノ岳を下り振り返るとかなりの急斜面。帰りにこの斜面を登り返すのかと思うとテンション下がる。8:40農鳥小屋に到着。ほぼ予定通り。この先の農鳥岳を目指すのかどうか再度検討。天候とメンバーの体力を考慮し、ここで折り返すことに。農鳥小屋のトイレやテン場を視察。原始的なトイレに興味津々。30分ほど休憩して来た道を戻る。復路はガスがとれ、青空が広がる中を歩くことができた。富士山、鳳凰三山、北岳を眺めながらの爽快な山行。『天空の縦走路』と呼ばれる道を堪能できた。ここの稜線は一見、岩場の殺風景な大地にも見えるけれど、小さな可憐な花たちがあちこちに咲いていてまるでお花畑のよう。色とりどりのお花に癒される。間ノ岳、北岳の山頂では、往路では見られなかった360度のパノラマが広がっていた。15:40肩ノ小屋のテン場に戻る。早速、夕食の準備をし、今日の山行を祝して乾杯。目の前には夕日に照らされた富士山と鳳凰三山が広がり至福の時間となった。

〈3日目〉
4:30起床。今日は朝から晴れやかな青空が広がっている。幻想的な富士山を眺めながら朝食をとる。朝食後、テントを撤収。今回の山行の中で一番の青空の中、北岳に別れを告げ6:15下山開始。ゆっくり慎重に最後まで気を抜かずに下る。10:35広河原のインフォメーションセンターに到着。遂に3日間の合宿が終了。達成感と心地よい疲労感。この夏、同じ目標に向けて訓練し、北岳から農鳥(小屋)までの山行をやり遂げた仲間に感謝の気持ちでいっぱいになった。

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