組織レスキュー訓練


組織レスキュー訓練 御在所岳/1,212m(七の渡しの壁)
2016年10月30日(日)
自主山行

メンバー
CLハチオ、SLゆきむし、SL山師匠、SLgigi、ソンベ、まこ、まきちゃん、ひーちゃん、さいとも、すぎ、はやっしー、ひらちゃん、エスパー、たけ、ゆい、のぐっつぁん、コッシー、のりさん、しょう、アキ、ちゃっきー
コースタイム
6:20裏道登山口 7:00~装備他準備 7:30~概要説明 8:00~要救の引揚・下降 12:10~昼食 12:40~張込みでの要救搬送 15:00訓練終了 16:00裏道登山口

クライミングを行うメンバーが集まり、より効率的な装備を使って組織的な救出・搬送・移動を行う訓練を実施した。初めにCLから今回使用した技術・システムであるラップスリー・プルツー、ウォーターノット(テープベンド)、3分の1、アンカーサブバックタイについて説明を受けた。今回の訓練ではペツルの「ストップ」というディッセンダーやスタティックロープを使用。他にも初めて目にする装備がいくつかあり皆真剣に興味深そうにCLの説明に耳を傾けた。
午前中は壁で宙づりになった要救助者まで救助者が上からアクセスして確保し、要救助者を降ろす作業、引き揚げる作業を行った。確保した要救助者のロープを実際に切る場面を初めて見たが、テンションのかかったロープにナイフを当てると思いのほか簡単に切れてしまうことには驚いた。
午後からは立木に25mほどの距離でロープを張り込んで要救助者を空中搬送する作業を行った。最初に説明を受けたシステムを組み上げたのだが、習ったばかりのシステムを実際に組み上げるのにはかなりの時間を要した。
今回2種類の作業を通して、ロープワークやシステムの構築は頭では理解しても実際に行ってみるとなかなかうまくいかず、より効率よく効果的に行うためには反復した実践が必要であること、3分の1や有効な装備を利用しても人を引き揚げたり搬送したりする作業には多くの人手と時間が必要であることを体感した。より多くの会員が組織レスキューの知識や技術を身につけておくことは万が一事故が起こった時の対処には非常に重要であるということ、そして絶対に事故を起こさないという心構えとそのための技術の習得が何よりも大切であるということを大いに感じた訓練であった。

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