硫黄岳(2,760m)~横岳(2,829m)~赤岳(2,899m)


硫黄岳(2,760m)~横岳(2,829m)~赤岳(2,899m)
2017年冬合宿B
2018年1月6日~8日
メンバー CLゴンちゃん、SLゆかりん、いよちゃん、よっちゃん(記)

工程

1/6
5:30名古屋→9:30美濃戸口P→11:00美濃戸山荘→13:50行者小屋

1/7
6:40行者小屋 発→7:40赤岳鉱泉→10:00硫黄岳→10:30硫黄山荘→11:40横岳→12:45地蔵→14:00赤岳→15:15行者小屋

1/8
9:50行者小屋→11:40美濃戸山荘→12:30美濃戸口P

1/6~8にかけて行者小屋をベースキャンプとして硫黄岳、横岳、赤岳を縦走しました。
数日前から天気を気にしていましたが、直前の数日間も降雪は殆どなかった模様。山行期間3日間のうち最終日が天気が崩れる予報であり、縦走する日は好天予報。合宿成功を期待して出かけました。

【1/6】
 初日は行者小屋まで行くだけの工程であり、しかも別パーティーにテン場を確保してもらえるようにお願いしてあったので、14時くらいに到着すればよいので気が楽です。
 美濃戸口駐車場までの道路は雪がありませんでした。準備して出発します。美濃戸山荘までの道は雪が固まって滑りやすくなっているところと雪のないところが繰り返される道路状況です。雪のない部分はアイゼンだと歩きにくいですが、雪の上は滑りやすくなっていたので早々にアイゼンを付けました。美濃戸山荘まで車で行きたかったのですがFFのスタッドレスでは難しそうで、やはり4駆のチェーンが必要だと感じました。美濃戸山荘から行者小屋までの南沢は危険なところはないですが、個人的にあまり軽量化をしていかなかったのでかなり頑張って歩きました。

【1/7】
 薄明るくなった頃にテン場を出発しました。赤岳鉱泉へ行くまでに何故かすれ違うパーティーに行き先を尋ねられます。硫黄から赤岳へ回ると答えるとなるほどという返事。逆回りが一般的なのでしょうか。
 赤岳鉱泉で一服し装備を整え硫黄岳に向かいます。稜線に出るまでは無風で、空に雲もないため風は弱いかなと期待したのですが、すれ違う人に聞くと強風とのこと。樹林帯を抜ける手前でバラクラバやゴーグルを装着しました。稜線に出たら西風の強風で後ろから押されながら硫黄岳まで登りました。横岳までのコルの部分が最も風が強く、時にはステップを乱し、時にはかがみながらの歩行となり、15m/sちかく吹いていたと思います。横岳前後の岩場の鎖場は鎖が見えており、雪が多すぎず少なすぎず丁度よくホールドもはっきりしていたので特に危険とは感じることなく、ロープを出すこともなく楽しく歩くことができました。
 赤岳に近づくにつれて風も弱くなり、景色を堪能する余裕が出てきました。文三郎尾根の下りは階段が雪に埋まっていて歩きやすかったのですが、風もなく暑くて工程のうちで最も汗をかいた区間でした。
 夜は、合宿のハイライトが完了した安心感からかのんびり食べて飲んで21時過ぎまで夜更かし、翌朝もゆっくり起床することを皆で確認して床につきました。

【1/8】
 遅く起床し、餅を焼いてお雑煮と、前日のシチューの残りに餅を沈めてゆっくり朝ご飯を食べました。その後テントを撤収し、行者小屋を出発する頃は予報通り天気が崩れてきて雪が降ってきました。高度を下げるにつれ復路の大半は幸い雪は降られませんでしたが、美濃戸口駐車場の手前くらいで雪が降り始め、駐車場に着いた時には強くなりました。急いで片付けて帰路につきました。

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