テーブルランド(鈴鹿 御池岳 A・Bチーム:木和田尾根、Cチーム:丸尾尾根)
自主山行
2018年1月27~28日
メンバー(A1):CLひでちょ、SLおみず、棟梁、ホリー、たくみ、とおちゃん、あいぴょん、ゼッキー(記)
メンバー(A2):CLもっちゃん、SL山師匠、ちえぞう、youichi、ひーちゃん、りゅう、あや
メンバー(B):CLだいすけ、SLターコ、メリーさん、ケンさん、たけ、まいまい、うめ、かに(記)
メンバー(C):CLぐっさん、SLさいとも(記)、もっちゃん、コッシー、はやっしー、よっちゃん
■コースタイム
1日目
8:10 藤原簡易パーキング出発 → 9:00 山口配水池施設 → 10:50 木和田尾根白瀬峠道5合目 → 12:10 中電鉄塔(鈴鹿幹線第R200号)(休憩含む) → 12:50 白瀬峠藤原岳分岐(休憩含む)→ 13:40 中電鉄塔 → 14:45 白瀬峠 → 15:20 真の谷 → 15:20-16:30 テント設営 → 17:00-19:00 夕ご飯
2日目
5:30-7:20 起床、朝食、準備 →7:20 テーブルランドへ出発 → 9:30 テーブルランド着 → 9:30-10:00 テーブルランド散策 → 10:00 テーブルランドを下る → 10:40真の谷到着 → 10:40-11:30 テント片付け、準備 → 11:30 真の谷出発 → 12:10 白瀬峠 → 13:10 白瀬峠藤原岳分岐 → 13:50 子向井山 → 15:30 白瀬峠登山口 → 16:00 藤原簡易パーキング
天気:雪一時晴れ
Aチームの記録
8:10 藤原簡易パーキング出発 → 9:00 山口配水池施設
藤原簡易パーキングに集合し、共同装備の確認、共同装備の荷物の分担を行った。登山口までの山口配水池施設まで2台の車に全員の荷物を載せて、各自山口配水池施設まで徒歩で向かった。
9:00 山口配水池施設 → 10:50 木和田尾根白瀬峠道5合目
車から荷物を下し、いよいよ出発!!登山口を間違えかけるところがあったが、無事に登山を開始した。登山道は先行者がいるようで、圧雪された登山道を進んだ。圧雪されていない個所と圧雪させた箇所では20~30cmといったところ。谷沿いを登って行く形で中々の急斜面を登って行った。登山開始してから間もなく、体が温まり、体温調整で服を脱いだり、水分・栄養補給をしながら登って行った。このタイミングは-5°程度と記憶している。ここまでの区間ではワカン、アイゼンを履くことなく登った。
10:50 木和田尾根白瀬峠道5合目 → 12:10 中電鉄塔(鈴鹿幹線第R200号)(休憩含む) → 12:50 白瀬峠藤原岳分岐(休憩含む)→ 13:40 中電鉄塔 → 14:45 白瀬峠
登山道は圧雪されているものの、場所によっては足を踏み入れる場所が沈下をしたことから、無積雪に比べて足に負担がかかったことから先頭を変わりながら、登山を続けた。徐々に登りはなだらかになるが、標高が高くなるにつれて風が強くなり、吹雪く場面もあった。登山中であれば暖かいものの休憩をすれば直ぐに寒くなる状況で、体温調整が難しかった。途中で滑動対策、深雪対策のためワカンを履いた。予定のルートを間違えて遠回りとなってしまった。
14:45 白瀬峠 → 15:20 真の谷
下りとなるコースである。ワカンを履いているにも関わらず、途中何度か足を滑らせてしまい、転倒する場面もあった。しかし、ワカンでなければ足を踏み入れる箇所が大きく沈下してしまう。そんな苦労しながらも本日のテント設営場所である真の谷に到着!!
15:20-16:30 テント設営
テント場に到着後、
1.テント場を確保するためワカンを履いた状態で圧雪を行う。平坦となるように圧雪を行う。
2.テント場のスペースを確保した後、ワカン、アイゼンを脱ぎ、一定箇所に集める。※テントを傷付けないため
3.グラウンドシートを敷き、平坦となるよう横たわって転がり圧雪を繰り返す。
4.ポールは着雪しないよう、ポールの中に雪を入れないように気を付ける。
5.テントの竹ペグはテンションを保ちながら雪の中に押し込む。翌日、凍ってペグが掘り出せないことが考えられることから割り箸で工作したペグを使用し掘り出せないときはその上を切ることで対応をする。
6.テントが立ち上げれば、テントに入ってシートや新聞紙を敷く。
7.その後、雪を払って、1人ずつテントの中に入る。
8.ザックを置く場所を確保し大きなビニール袋に荷物(ザック、靴)入れる。※爪のあるアイゼン、ピッケル、ワカン、ストックは外に置いておく。
9.テントの天井に輪にした紐を結び、濡れてしまった手袋を乾かす。※食事が終わり、寝るまでには荷物を外すこと。朝には濡れてしなうことになる。
17:00-19:00 夕ご飯
まず、お湯を沸かして飲み、体を温める。この時、寒い場所ではガスのパワーが落ちるため、ハイパワーのガスを使用する。1台はガスでもう1台はガソリンストーブで料理を行った。この日は餃子鍋!!美味しくいただきました。
5:30-7:20 起床、朝食、準備 →7:20 テーブルランドへ出発
起床後、シュラフ等をしまい朝食を食べ、簡易な荷物を持ち、テーブルランドに向け出発。荷物はテーブルランドから戻ったら片付ける。
7:20 テーブルランドへ出発 → 9:30 テーブルランド着
急登を直進するコースで道なき道をラッセルして進む!!積雪深は1mほどをラッセルを交代しながら進む。足だけではなく全身を使ってラッセルすることがポイントらしい。。2時間ほどかけてテーブルランドに到着。
9:30-10:00 テーブルランド散策 → 10:00 テーブルランドを下る → 10:40真の谷到着
テーブルランドは踏み跡もなく、一面真っ白な世界が広がった。天気も良く無積雪時に比べて神秘的でとても景色が綺麗だった。下界を見れば伊勢湾も眺めることができた。下りは登って来たコースを滑りおり、登りに比べれば、圧倒的に楽に下ることができた。
10:40-11:30 テント片付け、準備 → 11:30 真の谷出発 → 12:10 白瀬峠
テント場に到着すれば各自の荷物、テントを片付けた。ここでテントをしまう時は、雪を付着させないよう片付けた。荷物の分担は登りと同じとして紛失等が発生しないようにした。下りは滑動が無いようアイゼンを履き下山の準備を整えた。
11:30 真の谷出発 → 12:10 白瀬峠 → 13:10 白瀬峠藤原岳分岐
白瀬峠までは登りが続く、体温調整をしながら白瀬峠を目指す。白瀬峠からはトラバースするコースを進む。傾斜があるところを横切りながら移動することで体勢が不安定で転倒しないよう気を付けながら進む。
13:10 白瀬峠藤原岳分岐 → 13:50 子向井山 → 15:30 白瀬峠登山口 → 16:00 藤原簡易パーキング
白瀬峠藤原岳分岐から子向井山・中電鉄塔(鈴鹿幹線第204号)までは比較的なだらかな尾根を下った。それ以降は急勾配を下った。急勾配の下山では圧雪されたルートを通るとバランスを崩したり、滑ってしまい、危険であることから深雪を歩くことでスリップ防止となったが、深雪では雪の下の地形が分からず、木の根等に足を引っ掛けてしまい危ない場合もあった。
Bチームの記録
今回、私たちテーブルランド山行Bチームは初日に藤原岳経由にて真の谷へ向かう予定でしたが、前日にだいぶ積雪があるという情報があったため急遽Aチームと同じく山口登山口より木和田尾根のルートをとることとなった。
山行日当日も朝からかなり冷え込み、簡易パーキングまでの下道が凍結していて渋滞もあり思いのほか到着まで時間がかかった。
簡易パーク藤原より登山口まで車道を少し歩くため、車1台に荷物を登山口へと運んでもらって、その車は登山口にそのまま停め置くことにした。
登山道はやはり雪が多かったが、はじめはAチームが先行してくれたのと踏み跡がついていたため順調に登ることができた。
樹林帯なので風もなく快適に進んだが、途中、バリエーションルートを登るCチームから情報が入って、どうやら稜線はとても風が強いらしい。
さらに登るにつれて雪はどんどん深くなりワカンを装着した。
踏み跡もはぼほぼなかったのでAチームと先頭を譲り合いながらラッセルで進む。
11:30頃、前方に鉄塔が見えて、稜線に出るとものすごい突風で身体が一気に冷える。
ここからは尾根沿いに進んでいき、白瀬峠まではトラバース道もあるが、直登ルートを登っていく。
新雪が膝上あたりまである所もあって大変しんどかったが、ほとんど大ちゃんが先頭でラッセルしてくれたのでとても助かった。
私も交代して先頭を歩いたものの、まったくと言っていいほど役に立たず断念…。
白瀬峠から真の谷へ少し下ったところでCチームとも合流。
Aチームも少し遅れて到着!時間はかかったもののみんな無事にテント場に着けたのでほっとしました。
私たちのチームはテントを張る際に、ポールが割れるというトラブルもありましたが、山師匠に助けていただき、ほんとうにご迷惑おかけしました。
2日目は5:00起床で7:20テント場を出発し、テーブルランドへの急坂を登ります。
天気は青空が見えていて晴れています。
ここも膝上まで新雪が積もっておりずっと上までラッセルで進まなくてはなりません。
A、B、Cチーム全員で連なって進みます。
30名近くいるので先頭をかわるがわるして進みますが、先頭を歩くのはかなり苦戦しました。
そして約2時間かけてやっとの思いでテーブルランドに到着!
時間の関係で青のドリーネまでは行けませんでしたが、天気に恵まれ良い景色が見られて満足でした。
その後、またテント場へ下り、テント撤収後またチームに分かれて下山します。
白瀬峠までは登り返しますが前日の踏み後がしっかり残っていたので、楽に登ることが出来ました。
白瀬峠からはトラバース道から木和田尾根に合流し下ります。
途中、雪もちらつきましたが風はなく快適に歩けました。
私は昨年に引き続き2回目のテーブルランドでしたが、藤原岳経由のコースは断念することとなって残念に思いました。
しかし、もし今回行っていたら何時に真の谷に着けたか分からないというほどの積雪だったと思います。
Cチームの記録
毎年恒例の山行部企画のテーブルランドである。
3年連続で来ているが今回ほどラッセルで苦しんだことはない。
風もかなり強風で冷たい空気がさらに厳しさを増す。
今回のテーブルランドは集中山行ということで3ルートからの入山でしたが大雪のために2ルートに変更、その1つである丸尾尾根ルートを我々が担当した。
私はこのルートは初めてでしたが今まで登ったテーブルランド(真の谷)へのルートとしては一番楽しめました。
幕営地の真の谷へは一番遅くに到着する?予定が一番早く到着。
我々はラッセルで行動時間は遅くなったがどのルートも同じ遅くなったようだ。
テン場には、各チームが順次到着し、各々がテントを広げ疲れを癒す。
そしてお楽しみの宴会へ(^^♪
うちの会しかいないテン場は賑やかである。19時過ぎには全員で花火を楽しみロールケーキを食べたあとは各テントが自由に就寝へ。
翌朝はちょっぴり曇り空の中、テーブルランドへアタック開始。
当然、ラッセル地獄(笑)各チームでラッセル希望者が順番に交代しながらテーブルランドを目指す。新人さんも頑張ってラッセル!初めての人には良い経験だったと思います。
苦労の末にテーブルランドに到着したが、時間も掛かりすぎて自由時間は30分程度( ;∀;)残念・・・
でも達成感と一面真っ白な平らなテーブルランドは、なかなか見ることのできない光景を堪能できて感激でした。
今年も楽しいテーブルランド山行ができました。