乾徳山(2,031m)
2018年6月17日 曇りのち晴れ
定例山行
<メンバー>
CL・記録 やんやん、SL ケンさん、アパッチ、ひでちょ、ゴンちゃん、のりさん、たけちゃん、かにちゃん、まいこちゃん
<アプローチ>
6月16日 名古屋駅集合、25:00 道の駅みとみにて関東組(ケンさん・まいこちゃん)と合流・仮眠
6月17日 5:10道の駅みとみ発 5:30徳和スポーツ広場駐車場着
<コースタイム>
徳和スポーツ広場駐車場5:45 →6:10乾徳山登山口6:13→6:33銀晶水6:43→7:21 錦晶水7:27→7:39国師ケ原7:39→7:44役小角像7:46→8:01月見岩 8:08→8:18扇平8:19→8:38髭剃岩9:22→9:41乾徳山10:43→10:46水のタル10:52→11:49高原ヒュッテ12:08→12:12国師ケ原12:12→12:50道満山12:55→13:29乾徳山登山口13:30→13:41登山口バス停
2年程前、アルプス以外で、軽い岩場登りも楽しめる山を探していて知った乾徳山。ちょっと遠いので、以来行く機会は無かったが、今回やっと行くことに。当初は土曜に14人と大所帯で行く予定が、悪天候で日曜にスライド、必ずしも天気予報ははっきりしないにも関わらず9人で行くことになり、リーダーとして嬉しかった。それでも朝から厚い雲に覆われて、先行き不安ながら、久々や初めてご一緒のメンバーと楽しく登りはオソバ沢ルートで山行スタート。錦晶水でお戯れ、子狐の描かれた表札のある名水、奇岩で遊びながら、新緑の清々しい樹林から、草原、岩場と変化にとんだコースを楽しめた。途中で奇声がすると思ってたら、日本鹿の群に遭遇、白いふわふわの尻尾が可愛かったし、こっちをガン見して暫く離れなかったのが、印象的で山行をより豊かにしてくれました。草原に出て名も無き岩では、山頂に立ったかのように、皆んなで遊んでましたが、本当の山頂での展望は半ば諦めモード。ここから鎖や、岩場が出てきて、山頂が近づいてるのを感じると同時に晴れへの淡い期待が薄れていく気がしていた。ところが登っているうちに少し上空が明るくなってきている!綺麗に切り裂かれた髭剃り岩の割れ目をよじ登り、最初に登り切ったNさんが、興奮気味に凄い景色、早く上がってと言うので登り切ると、想像を超える、見たこともないような絶景、広がる雲の海に浮かぶ富士山、心の底から凄いと感じ、涙腺ちびっちゃいました。雲を抜けて見れたまさかの景色に、皆歓声の中、撮影大会。そう言えば、この景色に感動して、山頂と思い込んでたパーティいたな。時間に余裕があったのに、随分時間を使ってしまったので、我々も山頂に向けて出発、カミナリ岩やラスボス鳳岩も富士山をバックに全員難なく越えて、乾徳山登頂!ここもやはり素晴らしい景色、もう時間気にせず、雲上の富士山に南アルプス、近くに奥秩父の山並みを眺めながら、まったり堪能。下りは往路と違うコースで下山、長く展望の無い樹林の中、枯沢沿いは落石注意しながら進んだ。高原避難小屋は避難小屋というよりペンションみたいな白くてかわいい佇まい。ここで休憩、こんなひと時も楽しかった。新緑から、草原、岩場バリエーション豊かで、見所たくさん、メンバーに恵まれてリーダー冥利に尽きる山行でした。
<コース状況>
オソバ沢ルートへは徳和スポーツ広場駐車場から徳和川に架かる橋を渡り、集落の中の車道を川沿に進み、林道となって、駐車スペース (5.6台、テント有り)を過ぎて、大きくヘアピンして暫く砂利道になり、標識に従って山道に入る。樹林の緩斜面を単調に進み、銀晶水。塩ビパイプからの水はさほど出ていない。その後の錦晶水は水量あり、喉を潤すのに良い。北八ヶ岳を思わす苔蒸す岩ゴロ、樹林の中、名付けられた岩岩の名所、見所がコンスタントに現れ、飽きさせない。帰路に立寄る小屋が見え、手前の十字路を直進する。白樺の気持ちいい高原をすぎ、少し勾配が加わり緩斜面になって、樹林を抜けると草原に出る。遊べる名も無き岩を過ぎるとなだらかな稜線。洗う気のしない手洗い岩を過ぎ、低木の樹林に入る。しばらく行くと岩が増えてきて、鎖のある木の根と岩の混ざった急登やらをすぎ、剃刀岩。割れ目がスパッと切られているように入ってて、人1人がなんとか入れる幅。ここをステミングで上がると、大展望が開けます。登山道の先からも登れます。ここからは胎内、カミナリ岩、と続き、鳳岩を登れば山頂。東に巻道あり。山頂は360°の大展望、近くに奥秩父の山々、富士山、遠く南アルプス、中央アルプスが望める。下山は山頂を直進、木のタルを過ぎて岩場から離れ樹林の中へ。東に少し下りて、稜線の西に下りる。東斜面にも踏み跡、テープもあるが、降りすぎないように。展望のない樹林をひたすらに下る。シラカバが出てきて、高原状になって高原小屋。テラス付きの素敵な小屋、トイレあり。この先で往路と交差する十字路。来た道に行かず、新緑が清々しい整備された砂利道を一旦登って道満山。道満尾根を下って大平高原で一旦車道に出る。ここから車道をショートカットするように真っ直ぐ下り、里に出た。集落を抜け駐車場。標識は分岐、適所に有り迷うことはない。
*日帰り入浴:ほったらかしの湯