誕生山(501.7m)・天王山(537.8m)


誕生山(501.7m)・天王山(537.8m)
3月定例山行
3月17日(日)
曇り一時雪のち晴れ 気温(美濃)最低-0.2℃ 最高7.5℃

メンバー:CLエニシダ(記)、SLまささん、AS もりえさん、さとえちゃん、はっしー、はっちー、ビタミン、ホリー
コースタイム:
8:25JAめぐみの美濃ライスセンター駐車場発→9:40誕生山山頂 9:55発→11:10鉄塔→12:25天王山山頂 13:05発→13:55鉄塔→14:40西洞ルート分岐→15:25JAめぐみの駐車場

天気予報では曇り一時雨で、夕方には晴れるとの事だったので、迷った末に決行した。美濃ICを降りたら、10分程で駐車場に到着。植林地の林道を進むと右手に小さなコンクリートの橋があり、誕生山の看板がある。尾根ルートをゆっくり登り始めると、ウグイスが歓迎してくれた。8:40ごろ尾根に出ると、空から白いフワフワしたものが降りてきた。「雪だ~」「雨じゃなくて良かったね」と言いながら登る。この辺りから明るい雑木林となり、木には「ネジキ」「コシアブラ」など、親切に名札が付けられていて、先輩方から性質を教えていただきながら進む。山頂に近づくにつれて急登になり、鉄の手すりを頼りに登ると「7合目」の看板がある。ちょっとした休憩スペースになっていて、振り返ると美濃の町が一望できた。遠くの山並みの向こうに、霞んでおぼろげなツインタワーを発見。「山からビルを眺めるのもいいなぁ」と皆でしばし眺めを楽しむ。さらに登ると、高さ3mほどの大きな岩の割れ目から松が生えている「岩割の松」に突き当たる。力強く枝を伸ばす生命力に感心しながら進み、誕生山の山頂に到着。曇天で残念だが、ゆったり流れる長良川を眺めながら、貸し切り状態で休憩。北西方向にも展望スペースがあり、晴れていれば能郷白山が見えると看板に書いてあった。
 天王山への縦走路に入ると早速急な下り。なだらかな道に出たと思うと登り。何度もアップダウンを繰り返す。30分ほど行くと「パワースポット40m先」の看板あり、横道に入って行ってみる。「宮川源流点」の苔むした一帯があり、見えないが確かにチョロチョロと水の流れる音が聞こえる。不思議な空間でパワーチャージ。縦走路に戻ってまたアップダウン。しかし足元の土はフカフカの腐葉土で、足に優しい。鉄塔の手前から雪が本格的に降り出した。幸い木が茂っていて直接身体に当たる雪は少なかったが、鉄塔を過ぎてから天王山までの間は、ふもとの町が全く見えないほど真っ白に吹雪いていた。「帰りは軽アイゼンが要るんじゃない?」「下山したら車が埋もれてるかもね」などと軽口をたたきながら進む。天王山に近づくと、風が無くなり、大きな雪が、ふうわり、ふうわり、ゆっくり舞い降りて美しかった。山頂直下で雪は止み、太陽がうっすら顔を出す。「晴れ女のビタミンさんのパワーだ」と感激しつつ山頂へ。広い山頂にはベンチやテーブル、小さな手作りの小屋があり、ビールケースで作った椅子がおかれている。ありがたく拝借してゆっくり休憩。奇跡的に風もなく雪も雨も降らず、こちらも貸し切り状態。誕生山より展望が開けていて、気持ちが良かった。
 「またアップダウンを戻るのかぁ」と言いながら西洞ルート分岐までもどる。縦走路は可愛らしいアセビの花が満開で、シキミの薄黄色の花も沢山咲いていた。西洞ルートは途中から沢になり、「夫婦滝」という小さな滝も楽しめた。降りてからヒノキの植林地沿いに林道を10分程歩いて駐車場に戻った。
 雪に降られてしまったが、「雪も綺麗で良かったよ」と言ってくださる優しい先輩方のおかげで、楽しい山行になった。また天気の良い日に再訪したい。

コメントを残す

CAPTCHA