雪彦山(915m)・鉾立山(950m)


雪彦山せっぴこさん(915m)・鉾立山ほこだてやま(950m)
自主山行
2019年5月18日(土)
メンバー  CL隊長、SLgigi、ぐっさん、おみず、のりっく、かっちゃん、よっちゃん、もっちゃん、まーちゃん(記)

コースタイム
登山口管理棟7:30→(表登山口経由)展望台8:00→出雲岩9:00/9:20→大天井岳10:00→雪彦山10:45→鉾立山11:10→雪彦山11:45→大天井岳12:20→(裏道経由)地蔵岳13:00→(虹が滝)登山口管理棟14:30

雪彦山と書いて「せっぴこさん」。難読な山名は数多いが、間違いなくそのうちのひとつだろう。新潟県「弥彦山やひこやま」、福岡県「英彦山ひこさん」と並んで日本三彦山でもある。

兵庫県姫路市にあり、なかなか知ることもない場所で、しかも私の好きな岩稜だったこともあり、計画を聞いてとても興味を持った。
名古屋を前夜出発し現地近くでテン泊。朝テン場から移動し、登山口管理棟へ到着する。駐車場はそれほど広くないけれど、トイレもありそこそこ快適。登山道はいきなりの急登だけど、よっちゃんの先導が上手だったおかげか、寝不足のダメージも最小限だったのではないか。途中すれ違ったハイカーにヒルの情報を頂戴する。この時期はぎりぎりセーフのようだが、山行を計画するなら時期は要検討だ。

A3展望台に到着すると、目前には雪彦山岩峰群のひとつ大天井岳のかっこいい姿が見える。記念写真をたくさん撮ってとても楽しい。時折吹き抜ける風はとても冷たい。予報では気温は高いはずだけど、山中の風はさすがにまだ五月だった。
A5の出雲岩はとてつもなく大きな岩山だ。ハーケンもたくさん打ち込んである。ここはアブミの訓練適地とのこと。居ても立ってもいられない様子のgigi、クライミング魂に火が付いたのか、持参したアブミで器用に登っていく。上手な人のクライミングって美しい。それに触発されたのか、のりっくとかっちゃんとよっちゃんもチャレンジ。皆それなりに様になっていて凄い!

覗岩のクラックを登り向こう側の崖に行くと、一気に眺望が開けており、眼下の眺めが楽しめる。次はA6のセリ岩だ。細い岩の間を通り抜けることを楽しむところ。
手足を駆使し、アスレチック気分で上って行くと、大天井岳に到着だ。明るい頂上で、立派な祠もあった。おにぎりやパンを食べながら、みんなで会話を楽しむ。毎度のことながら、あーこのメンバーで来れてよかったと思ったりする瞬間だ。
再び歩き出して、いよいよ雪彦山へ向かう。岩が多かったここまでの登山道とは違い、林間にハイキング道が続く。緊張はとれ楽々気分と思っている間に頂上へ到着する。この先の鉾立山へは空身で速足スタイルで向かうことになった。起伏は少なく、足元も良いので、あっという間に到達した鉾立山。ちなみに、岩峰群のなかで標高は一番高い。

下山路はお楽しみの上級者コースだ。まずはA10クサリ場下部。大きな板状岩にクサリが付いていて、そこを丁寧に下りていく。クサリはバランスをとる程度に留め、キホン脚で下りれば安定する。お次は地蔵岳。マルチピッチで登ってくる人もいる場所だが、私達は普通に歩いて登るルートから。取りついてみたら、手場足場はしっかりあるし、問題はない。向かい側にある不行岳の迫力に圧倒され、しばらく停滞してしまう。
A14の虹ヶ滝は、事前リサーチで転倒が多い場所との情報があったため、滑らないよう慎重に歩く。今回は好天だったので、それほど滑る印象は持たなかったが、水がある場所なので、やはり気は抜けない。この先は至って普通の登山道が続き、無事登山口管理棟へと到着した。

楽しかった雪彦山。岩場を遊びながら歩く感覚で、飽きることがない。また、林間のハイキング道は、リラックスできて心地いい。はるばる姫路まで行った甲斐があったー!

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