御在所岳(1,212m) 西多古知谷 大滝登攀


御在所岳(1,212m) 西多古知谷 大滝登攀

日時:2019年6月16日(日)
メンバー:ニンニン(CL)、しょう(SL/記)、ひーちゃん
コースタイム:10:00駐車場出発⇒10:10取り付き到着⇒10:37~11:45トップ1ピッチ目⇒12:29~13:03セカンド1ピッチ目⇒13:50~14:45_2ピッチ目⇒15:15懸垂開始⇒15:45取り付き到着⇒16:02取り付き出発⇒16:15駐車場到着

御在所までの走行中虹がでていた。

6/15の大雨でスカイラインのゲートが閉まっていたので、
コンビニでゲートが開くまで待機。
ゲート開放後、西多古知谷の近くにある空きスペースに駐車。
車から出た瞬間の寒さでテンションが下がりましたがニンニンさんがウエットスーツを持ってきてくれていたのでそれを着込んで、駐車場を出発。

駐車場~取り付き

駐車場からすぐに西多古知谷の大滝が見えるのですが、15日の大雨の影響で水量がものすごく多い…

10分ほど歩くと取り付きに到着。
やはり水量が多く圧倒される。

1ピッチ目

準備を整えて1ピッチ目開始。
水流の右側から取りついて左上していく。
まともに水を受けるので早めに通過したい所だか、支点作成は確実に。

左上し終えたらそこからは直登。
ときおり滝の水が風に煽られて降り注いできました。

寒さと怖さで心が折れそうでしたが
あいみょんの「君はロックを聴かない」を口ずさみながら
心を奮い立たせて登りました。

岩も脆いので、掴める箇所があっても少しずつ体重をかけて、
岩が剥がれないか確認しながら登りました。
残置支点はないので、カムとハーケンで支点を作成しながら登ります。

一人立てるくらいの小さいテラスに到着。
前回の登攀ではカム、ハーケンの残りが少なく、ここで1ピッチ目の終了点を作成した。
今回はハーケン、カムを多めに持参したので、このまま登攀を続ける。
水の量も多く、今回はビレイをできるような場所ではなかった。
ここでも水が風に煽られて降り注いでいました。

テラスからはハーケンが打てる場所がなく、カムで支点を作成しながら登った。
カムが良く効く場所があったため、セルフビレイを取って休憩。
この箇所の支点以外は体重をかけると支点がふいに抜けそうで、体重をかけて休める唯一のポイントだった。
この長い登攀にミウラーを履いてきたのは間違いだったか、足が痛くなったのでシューズを脱いで少し休憩。履いたら痛いし、脱いだら寒いし、なんでこんなところを登っているんだろうと毎回思うが、今回も例外なくそう思った。

ここからは草付きに突入。
草付き部分は支点が作成できずに5m以上ランナウトするため泣きそうになる。
最後の乗越し部分も滑ったら10m以上落ちるので泣きそうになる。

どうにか乗越部分も越えてテラスに到着。
一安心と思いきや、支点を作成できる場所がなく30分ほどセルフビレイがとれずに、泣きそうになる。

カム2箇所、ハーケン2箇所で支点を作成。
あまり強固な支点とは言えず、セカンドのひーちゃんとニンニンさんがあがってくるまでは安心できないと思い、泣きそうになる。

セカンドのひーちゃんも登攀開始。

30分ほどで上がってきた。早い。
僕が乗越前の最後の足掛けに使った岩が持った瞬間に剥がれたらしく、記念撮影。
もしかしたら僕の登攀の時に剥がれていたらと思うと泣きそうになる。
その後ニンニンさんもすぐにあがってきて、1ピッチ目終了。

前回の登攀はここで終了だったので、今回は2ピッチ目にも挑戦することになった。
滝の下を潜って左岸に移動。
登攀開始から左岸に移動するまでずっと水にあたる場所にいたため
2ピッチ目の取り付きに着いた時は、暖かく、幸せを感じた。

2ピッチ目

2ピッチ目は草付きを上がって、途中から木登りをしながら終了点まで登る。
滑るし、木が出てくるまで支点は取れないが1ピッチ目に比べたら簡単だった。

2ピッチ目終了後、左岸から右岸へトラバースして移動する。

右岸の木で懸垂下降して取り付きまで戻る。

1ピッチ目の終了点近くの木で一旦ピッチを切り。
合計2回懸垂下降をして取り付きまで戻った。

片付けをして退散。
水量が多いのに加えて、岩は脆いし、残置支点はないし、支点が作れずにランナウトする箇所もあるし今回の滝登りは今までで一番緊張した。
次回は泣きそうにならないセカンドで登ってみたい。

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