2022年9月定例山行(地図読み) 富士見台高原(1739m)


日にち:2022年9月10日(土)

天候:晴れのち曇り

メンバー:
けーのCL、はっしーSL(HP記録)、ホリーAS、石田山荘AS、ソンベ、まっさん、たか、
(準)まみりん、(準)Taka、ずっきー、(準)ゴルゴ

コースタイム:
9:15水またぎ駐車場~9:30神坂峠~10:35萬岳荘~11:05神坂山~
11:50富士見台~12:40萬岳荘~12:50神坂峠~13:05水またぎ駐車場

昨年はコロナの影響で中止となった地図読み山行でしたが、今年は無事開催することができました。参加者各自が磁北線とコースを記入した2.5万分の1地形図を携えて名古屋駅に集合。いざ、富士見台へ出発しました。

一番目の地図読みポイントは神坂峠。ここでは、次のチェックポイントの①方向を確認し、②コンパスに記録しました。①の方向確認は、これから進む目的地がどちらの方向にあるのかを確認する作業です。「地形図で現在地と次のチェックポイントをコンパスの側辺でつないで~リング内の矢印を磁北線と平行になるようにして~(地図から離して)コンパスを胸の前で持って磁針の赤い針とリング内の矢印が重なる方向を向く」と目指す方向が目の前にきます。これは、参加者全員がクリア。みんなで進行方向を指さして確認しました。

②のコンパスへの記録は、「コンパスを胸の前に持ちチェックポイントの方を向いてリング内矢印を磁針と重ねる~地形図で現在地と次のチェックポイントをコンパスの側辺でつないでリング内矢印を磁北線に合わせる」と固定したリング内矢印と磁針を合わせた時の進行線が目的地の方角になります。こちらは、頭の中が?でいっぱい。でもこの作業ができると、濃霧や雪山で視界がきかない状況でも目的に向かって歩くことができるので、是非身につけておきたい技術です。
二番目の地図読みポイントは、富士見台と萬岳荘の分岐。ここでは、先ほどの①コンパス操作を行って、富士見台の方向を確認しました。二度目なので全員なんなくクリアしました。

三番目の地図読みポイントは、神坂山から富士見台へ向かう稜線上。ここでは、南西のコルと富士見台から③現在地の特定を行いました。「富士見台にコンパスを向け、コンパスの磁針と回転リングの矢印を重ねる~地図上の富士見台にコンパス本体の上辺の角を合わせ、リング内の矢印と地図の磁北線が平行になるまでコンパス本体を回転させる~平行になったら富士見台からコンパスの側辺に沿って直線を引く」。この作業を南西のコルでも同様に行います。2本の直線が交差した地点が現在地になります。この操作は、実際に行ってみると本当に難しかったです。

まず、「地図上の南西のコル」が目に見える景色のどこなのかがわからない!そして、これがわからなければそもそも話にならない!「地図上の南西のコル」がどこなのかを特定するためには、周囲との高低差、植生、建物など目印となるものとの位置関係など地形図を読む総合的な力が必要となります。また、仮に2地点を特定できて③のコンパス操作を行うことができたとしても、2.5万分の1地形図では数ミリの誤差が実地では大きな差となるため、現在地の特定は非常に難しくなります。山行においては、現在地を見失わないことが重要だということを改めて実感しました。

以上、地図読みの重要性を実感する、とても有意義な山行でした。

さて皆さん、この記録を読んで実際のコンパス操作が頭の中でイメージできましたか?
イメージできなかったあなた!実際の山行ではきっと地図とコンパスを持っていても宝の持ち腐れになることでしょう。
ぜひ、来年は地図読み山行に参加して、コンパスの使い方をマスターしましょう!

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