6月定例山行A 夜叉ヶ池山


日付:2023年6月18日(土)

メンバー:CL ナガ、SL 夏目(記)、あゆ、ぐっさん、TOM、すぎ、まこ、なおみ、ゆうこりん、taka、Taco、たえちゃん、かおり、はっしー、ホリー、あきひろ

コースタイム:
名古屋駅>6:40
登山口P>9:30
夜叉ヶ池登山口>9:45
夜叉ヶ池>12:00
夜叉丸>13:00
夜叉ヶ池山>13:15
夜叉丸>13:40
夜叉ヶ池>14:00
夜叉ヶ池登山口>16:00

岐阜と福井の県境付近に位置する標高1099mの高所に、神秘的な雰囲気を醸し出し眠っている夜叉ヶ池。多くの伝説があり泉鏡花の戯曲の題材にもなっているとの事。

今回は岐阜県側の登山口から入り夜叉ヶ池を散策してから夜叉ヶ池山(夜叉姫ヶ岳)を往復、距離6.2km、累積標高660m、歩行時間5時間程度のルートでした。

夜叉ヶ池登山口は山深い位置にあるため、車でのアクセスは夜叉ヶ池山の麓から山間を縫うような長い道を走る事になります。

その区間の道路のコンディションはなかなか悪く、アスファルトが剥がれた局所的な凹みが多々あり、不運にもメンバーの車の1台がパンクしてしまいましたが、スペアタイヤに手際良く交換できた事でなんとか予定通り山行を開始する事ができました。

最初の目的地となる夜叉ヶ池までのルートは、沢に沿って歩きはじめ、緩やかなアップダウンに渡渉も挟みながらゆったりと標高を上げていきます。

途中に沢水を汲めるポイントや、水量は少ないが綺麗な形の滝、ちょっとした岩場もあったりと、変化のある道が山歩きを楽しませてくれました。

夜叉ヶ池に到着すると大勢のハイカーが池の周りの休憩スペースで昼食を摂っていて、こんな山深い場所にこんなに人が訪れるんだなと、想定外に大賑わいな状況でした。
我々も休憩スペースの片隅を確保し、ここで昼食としました。

お目当ての夜叉ヶ池は前情報通り、見た事のない光景がたくさんで、周りの樹の幹には奇妙な産卵生態をもつカエル(モリアオガエル)の卵がぶら下がっていたり、池の中を覗くと夜叉ヶ池のみに生息すると言われる日本固有種のヤシャゲンゴロウや、たくさんのイモリが気持ちよさそうに泳ぎ回っていたりと、観察していくうちに稀有な環境なんだなと理解する事ができました。

昼食後は夜叉ヶ池山を目指しさらに登っていきます。途中から腰から頭くらいまでの高さの藪で登山道が覆われていましたが、足元は踏み固められた道がしっかり見えていたので、藪をかき分けながら歩き、15分ほどで山頂に到着。

山頂はこじんまりとしていて、景色が開けている訳でもありませんが、久々に藪漕ぎ風の体験ができて面白かったです。藪が高くて周りを見渡せない区間があるので、一人だったら少々不安になるかもしれませんね。

山頂を後に、一同のんびりと下山をしていきます。
梅雨の晴れ間に恵まれ、下山時は初夏のような温かい気温になりましたが、時より流れ込んでくる風が爽快で、登山口まで気持ちよく歩いて降りてくる事ができました。

新旧メンバーとワイワイ話しながら、バリエーション豊かなルートと、珍しい生き物や植物の集まる夜叉ヶ池を存分に楽しめた山行になりました。

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