【2025年6月22日 定例山行C】霧ヶ峰 (1925m)


参加者 CL:よこぴー、SL:ホーリー(記)、AS:さとみん、てっちゃん、おかちゃん、りえ、ターキー、メリーさ
ん、りゅう、ちえぞう、あじさん、まこ、よっつー、だも、とも、あられ、たま

行程 9:30車山肩P-10:20車山山頂-11:20蝶々深山-12:30奥霧小屋跡-13:30八島湿原-14:30諏訪神社-15:40車山肩P

昨年に続いて6月定例山行のSLということで、メンバーと目的の山を相談したところ、低負荷を希望とのことで、なるべく涼しくアクセス良い場所となり、選択肢が少ない中霧ヶ峰に決まった。参加者はリーダー3名を含め17名と非常に人気の企画となった。

名古屋駅を6時に出発し渋滞をさけ中央道をひた走る。気づけば諏訪湖SAに到着し、トイレ休憩の後、待ち合わせのコンビニへ。一部の車が遅れはしたものの、おおよそオンタイムで車山肩駐車場に到着できた。一昨年の定例では無料駐車場に停めることができたが、混んでいたため有料の方の駐車場に停車した。参加メンバーを見ていると、この周辺の景色でも感動しているようだった。

今回は人数が多いため3パーティに分けて八島湿原までの周回約10kmのコースを進み、事前に用意した花リストを片手に花々を楽しむという企画だ。とはいえ、車山山頂まではレンゲツツジ以外はあまり見られず、アカギキンポウゲ、オオヤマフスマ、シロスミレが散見されるぐらい。ゆるゆる登って山頂に到着し、会の会旗を掲げてメンバー全員の写真を撮影。さながら合宿のようだ。ここの展望台は八ヶ岳から富士山、南、中央、北アルプスが一望でき、眼下には池の平ホテルも見える。そんな風景の中、一部のメンバーが蓼科山と富士山を間違っているのが少しおかしかった。山頂界隈では花はあまり咲いていなかったが、岩々の際に、イブキジャコウソウが見られた。この植物の学名のカタカナ読みは“タイム”であり、肉料理等で使われる香草と同じである。葉をもむと爽やかな香りがすることを近くのメンバーに教えてあげた。

山頂からはスキー場のリフト沿いに降りて西に折れ、緩やかなアップダウンのコースへと進む。この界隈までくるとコバイケイソウやヤマドリゼンマイの大群集がみられ、草原の上には青空が大きく広がり、雄大といってもよい景観に囲まれていることに気づく。2回目なのでさほどの感動はないが、初来訪のメンバーは大喜びなのが嬉しい。

蝶々深山を超えて八島湿原へと向かう。コナラとカラマツの林の中には、ニシキウツギやカンボクの花が観られるが樹木の花なので皆さんあまり関心がないようだった。そうこうするうちに奥霧小屋跡へ到着する。先発パーティの我々は昼食を食べて休憩していると、後発パーティが到着して一旦合流して一緒の昼食となった。先発組は予定通りに八島湿原へ出発する。この先は湿原の端部を木道で周回するコースだが、ここまでくるとアマドコロやアヤメ、カキツバタ、ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)、オオカサモチ、イブキトラノオ等が普通に観察される。一昨年のニッコウキスゲ全盛の時期に来た際は別の花層だっただけに、草原の植生の多様さが垣間見られた。湿原を左手に見ながらさらに進んで、諏訪神社近くのヒュッテみさやまのカフェに到着する。後発組と比べてかなり先行しているので、ここでティータイムとしてホットコーヒーやジュースを注文する。後発組が到着する頃には飲み終わっていたので、我々はまた先行することとした。歩き始めてすぐの諏訪神社の前には、レンゲツツジとは違った赤い花が遠目に見える。その赤さには覚えがあり、昨年入笠山で観察したクリンソウだった。他の花々と違って独立した群集で生育するその姿と生育場所の環境は入笠山で観たそれと全く同じであった。

ここからは、ただひたすら登りとなる。前回もきつかった記憶があるが、以外と今回はまあまあ歩けている自分に驚いた。風も程よく吹く中、頑張って登って、遂に駐車場に到着。ソフトクリームや蕎麦を食べながら後発組を待って合流し、なんとか山行終了。帰路は車単位での行動として、温泉に入るなどして、帰名となった。

昨年に続いて今回の定例「花」山行も、標高差こそ少なかったものの、そこそこな距離による負荷と共に、様々な花だけでなくアルプスや富士山、八ヶ岳の遠望、湿原や渓谷の風景、等々見どころが非常に多く、またまた非常に好評の山行企画で終えることができた。CLと車を出された方々ご苦労様でした。

コメントを残す

CAPTCHA