川浦渓谷本流 遡行


川浦渓谷本流 遡行
奥美濃 板取川
自主山行
2019年5月26日

CLのぐっつぁん、SLひらちゃん

コースタイム
8:30新深山トンネル→9:05板取キャンプ場→10:00海ノ溝谷出合→10:15 50mゴルジュ入口→10:25 50mゴルジュ出口/70mゴルジュ入口10:35→11:20 70mゴルジュ出口→12:30吊橋→12:40新深山トンネル

前回の記録はこちら

同志会で川浦渓谷本流を遡行するのは4年ぶり。毎年計画は立てるが、天気に恵まれなかったり、水量が多すぎたりとなかなかチャンスがなかった。今回は、しばらく雨が降っておらず、また5月なのに7月並みに暑いという気温(名古屋で34℃とかそのくらい)のため、今がチャンスと川浦渓谷を遡行してきました。最近しばらくはほとんど雨が降っていなかったものの、帰宅後2015年の記録と比べると、70mゴルジュ入口で水位が5cmくらい低い程度。前回は全員が初見で、70mゴルジュの流れに何度も押し流され、どんどん疲れが溜まる中挑戦しました。今回はひらちゃんが2回目ということで、攻略ポイントを思い出しながら遡行しました。

新深山トンネルで準備し、道路を下ります。途中の橋から70mゴルジュがよく見えますが、それなりに水量があるように見え、2人だけで突破出来るか不安になりながら今回の遡行が始まりました。

板取キャンプ場へ降りる道路はありますが、遠回りになるので適当に道路を外れ、斜面を下ってキャンプ場の前に降り立ちます。本流に足を入れると、思いのほか水が冷たい!

海ノ溝出合までは特にポイントはありませんが、水量が多いのでへつりや泳ぎでも押し返されそうになる時もあり、できる限り温存しながら進みます。

海ノ溝谷出合を左に行くと、すぐに幅広3mの滝があります。クライマーの沢ヤはいきなり左岸側を登ることができますが、難易度高め。我々は通常通り右岸を上がり、残置支点を使って斜め懸垂。正直、斜め懸垂しにくい場所で、上流側に向かって階段状になっているので、プルージックで降りる方が降りやすいと思います。幅広3mの滝の落ち口は早い流れなので、右岸を懸垂下降したところから、壁に沿って右岸沿いを進みます。

ここから50mゴルジュ。左岸側に大きな穴が空いています。前回は穴から飛び込んで遊ぶ人もいました。50mゴルジュは流れが緩いので、背泳ぎやへつり、クロール等で越えていきます。

50mゴルジュが終わったらすぐに70mゴルジュ。本日の核心部です。今回は2人しかいないので、誰かが脱落したら突破出来ない可能性もあり、2人の連携プレーが重要です。前半はのぐっつぁんが先行。自由形で左岸側を泳ぎながら、時々レスト。真ん中まで行ったら、右岸側に上がれる斜めの平らな場所があるので、いったん上がって休憩。10mほどのぐっつぁんにロープで引っ張ってもらいました。ここからはひらちゃんが先行。左岸側をへつりと自由形で泳ぎながら、時々レストしながら進みます。クランク状のところが流れが一番きついので、前回はクランク状すぐ手前で人間アンカーになって突破しました。今回は、前回と流れの強さが違っているようで、真ん中からクランク状のところまでは左岸側が流れがゆるめで、人間アンカー無しで進めました。クランク状のところを右岸側に渡り、70mゴルジュ出口で左岸側に移ります。あとは目の前の岩場に登り、支点を取って後続ののぐっつぁんにロープを出します。のぐっつぁんは泳ぎが上手なのでロープは不要な位ですが、前半の泳ぎで疲れているので、万が一泳ぎ切れないと70mゴルジュ入口まで流されてしまうので、念のためロープを出しました。

70mゴルジュ出口の先にある岩場を越えたら沢に下ります。前回は、ここから苦労して、渡渉と高巻きで乗り越えましたが、今回は突破ポイントが読めたのでずっと沢筋を行きました。水量が多くてなんともならない場合は、左岸側を高巻きます。

最後は長い瀞をのんびり泳いで終了。電力会社の点検用の吊り橋を渡って、新深山トンネル入口に戻りました。

4年ぶりの川浦渓谷本流は、最高の天気と最高の環境に恵まれ、楽しく遡行できました。

衣類
・下半身は5mmの起毛付ウエットスーツ(腰で切って下半身用に改造してある)
・上半身はメッシュの上に撥水の長袖を着てからカヤック用の上半身ドライスーツ

フリクション:良好(ラバーソールが有効)
ヒル:今回はいなかったが、普段は非常に多い
携帯電話:新深山トンネルではドコモは通じるが、ソフトバンクは通じない

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