雨乞岳(1,238m) 群界尾根


雨乞岳(1,238m) 群界尾根ルート~雪山下見~
自主山行
2015年12月6日(日)
メンバー:CL藪山、SLのぐっちー、Tさん(他会所属)、まーちゃん

コースタイム
08:42 武平トンネル西登山口
10:26 沢谷峠
11:50 東雨乞岳
12:08 雨乞岳
14:00 沢谷峠
14:58 武平トンネル西登山口

あいにくの曇り空の名古屋駅。軽アイゼンは持っているし、雪があればそれは楽しいだろうが雨はつらい。そんなことを考えながら、4人で談笑しつつ鈴鹿の武平峠滋賀県側駐車場に到着。駐車場はほぼ満車だったが、運転上手な藪山サンのおかげで隙間駐車に成功、さっそく身支度を始める。
予定より早めだったが、8:42入山届を投函し、山行開始となった。杉林を抜けると、あとはいくつかの沢を越えて歩いていく。道幅も狭く湿り気があり、やや気を遣う道だ。ここに雪が積もっていたら怖いかも。
9:30クラ谷と群界尾根の分岐に立つ。場所の目安としては、遭難対策看板③を過ぎて暫く進んだ辺り、左手に少し開けた所となるか。途端に踏み跡が不明瞭となるため、休憩がてら周辺地理を観察し進路を定める。
実はここから20分ほど歩いたところで道迷いをした。木々の向こう側真正面に東雨乞岳、右手に七人山が見えていたことを覚えているのだが、足元に杭状の道しるべがあったのだが(帰路で発見)、この時は全員で見落としていたようだ。ちょっとした谷になっている場所をトラバースし、無事ルートに戻ったのは沢谷峠手前。ほっと一息ということで、ここで小休止。
ここから先は馬酔木やイワカガミの群生地、杉林、落葉樹の林などが次々に現れてとても気持ちがよい。花の季節などはどんなに美しいかと思った。また三人山経由の案内や三ぷく峠を通り過ぎて進むと、東雨乞岳直下にたどりつく。ここから暫く登り道を堪能し笹薮を進むと山頂へ至る。
東雨乞岳の山頂だが、この日は非情なほど寒風が吹きさらしており、足元には広範囲にわたって霜柱があった。ただ、ここは絶景!天気こそ薄曇りだったものの、鈴ヶ岳~御池~藤原から御在所~鎌まで綺麗に見えて感激!遠景には白くなった白山、御嶽山、乗鞍岳も確認できた。
雨乞岳へはここから笹尾根を辿ってすぐ。1237.7mの山頂は鈴鹿第2位の標高とのこと。当然こちらからの景色も素晴らしい!東側には綿向山と琵琶湖、南側には太平洋も見えていた。山頂は狭いため、すぐに来た道を引き返す。再び東雨乞岳直下まで戻り、そこで昼食休憩となった。しかしとても冷え込むので、わずか15分ほどで撤収し、帰路を進むことになる。
帰り道では来た時以上に観察をして歩いた。すると、見落としていた案内もけっこうあることに驚く。クラ谷との分岐まで戻るともう道迷いの心配もなく、すこし気が楽になった。道中にある炭焼き小屋跡も帰路ではじっくり観察し、しばし悠久の時に思いをはせてみた。一体いつからここにあり、いつまで原形をとどめていられるのだろうか、と。その後は予定通りの時刻に無事下山完了となった。

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