CL:はちお 記録:ニンニン 天気:晴れ
コースタイム
菅の台バスセンター6:00~しらび平6:45~日暮の滝6:55~10mCS滝7:08~7mCS滝8:28~15mトイ状滝9:04~15m滝/右岸枝沢9:51~鏡の滝10:56~千畳敷カール11:40~ロープウェイ12:01~しらび平12:29~菅の台バスセンター13:10
先月行った西横川の帰りの駒ヶ岳ロープウェイで直下の沢はどうだろ?ということで調べ来年行こうと思っていたところ、はちおさんの一言で今年行くことに。
ロープウェイから見る限りでは、本当に登れるのか?というほど滝が多い沢だったが、
草や木を上手く利用し、なんとか完登することができた。
まとめて持った草や、いまにもずり落ちそうな岩に付いた土を確認しつつ、信じて登るので
体力より精神的疲労が大きい沢だった。
普段のアルパインではロープを出す(そもそもロープに繋がって登る)ような場所でも
フリーで登るのは沢ならではの楽しさ(怖さ)だった。
ロープを出したのは2回。
1回目は滝登り中(10mCS滝~7mCS滝の間のどこか)の一歩が悪かったため安全のため確保した。その際カムでビレイ点を作成。
2回目は3段10m/左岸50m枝沢の高巻きからの7m懸垂下降に使用。
大きな高巻きや登る際にロープを使用しなかったため、8.5mm50mも持っていっていたが、8mm30mでこと足りた。
ただ、ルート取りやメンバの力量によっては50mロープは必要。
事故は幸いおきなかったが、危ないことが自分もはちおさんも2回程あり、本格的な沢登りの危険さを認識させられた。
日暮の滝
しらび平から10分程の散策コースとして滝の下まで行くことができる滝。
入渓していきなりの滝登りとなる。
ここはルンゼを特に問題なく登れる。
10mCS滝
駒ヶ岳ロープウェイに乗りしらび平から出てすぐに見える大きな岩が両岸に挟まった10mの滝
第1の核心。左岸を草にそって直登。出だしは岩のバンドが使用できるが、すぐにドロと草/枝だけになり、手/足の確認と登るためのバランスが必要。
左手で枝を握りすぎて登り終わるころには握力が低下していた。
今回の遡行で一番怖い場所だった。
7mCS滝
最初踏み跡があったため、右岸を高巻きしそうになったが、Webの記録にあった地形だなと思い、メモを再確認。やはり左岸のルンゼを登っていたので戻る。
手がかり/足場がしっかりしているので特に問題なくルンゼを登り、草付きをトラバースする。
動く石が多いので、落石に注意が必要。拳程の石が落ちてきて危なく当たるところだった。
3段トイ状滝
右岸草付きを登り滝上に出る。
3段10m滝/左岸2段50m滝
左岸2段50m滝側を登り、大きい岩を越したところから3段10m滝方向へトラバース。
3段10m滝の上に出れる位置で7mの懸垂下降を行った。
※web上記録を見ていると以前は大きい岩の下からトラーバスで滝上に出れたようだが、
今日見た限りでは厳しそうだった。写真を見比べたところ、ちょうどトラバースしていた箇所の岩が崩れているようだった。
15m滝/右岸枝沢
第2の核心。右岸枝沢を10m程登ったところから15m滝に向けてトラバース。
足場も土というより草のため、滑りやすい悪いトラバース。
滝上のテラスに出る少し前のところで、はちおさんが草で足が滑り危うく滑落というところだった。
幸い草をしっかり抑えていたため、落ちずに止まることができた。
千畳敷カール
今回は中御所谷の本流を登ったので、沢が途切れることなく登り終えたところから
千畳敷カールと宝剣岳がきれいに見えた。