湯川(白髭/乱菊) アイスクライミング 長野県
2015年2月7日(土)~8日(日)
【アイストレーニング】
メンバー:隊長(CL)、かずやん(SL)、山師匠、ひでちょ、ひらちゃん、ムッチー、もりもり、しょうくん、ゆうこりん
湯川(白髭/乱菊)へアイスクライミングへ行った。
例年に比べ氷が少ないそうだが、河の両岸には大小幾千もの氷柱が連なり、空気は冷たく澄んでいて、その静謐な景観に心を奪われた。
7日(土)
4:30 雪道をアイスエリアへと走り、駐車場へ到着。
すぐに6テンと4テンを設営。車とテントに分かれて1時間程仮眠をとる。
6:00 起床。 ハーネスを装着し、バイルを抱え乱菊アイスエリアへ。
8:15 ひでちょがバーティカルな氷柱を、かずやんが少し角度の浅いウォーターアイスを選び、
別々の場所にトップロープの支点を作る。
アイス初トライ。いきなりのバーティカルアイスだ。氷が固くてバイルやアイゼンがうまく
刺さらず、 何度かテンションをかけながらも登る。 面白い。
しょうくんも初めてだが、「うまい人の登り方や」と、かずやんとひでちょをうならせた。
皆それぞれ1本ずつ登る。平ちゃんはテンションが掛かった時、バイルを落としてしまい、
その後ずっといじられることになる。
13:00 昼食を済ませ、白髪エリアへ移動。乱菊とはまた別の景観だ。
両岸が狭く氷が迫りくるような迫力があり、凝縮されたアイスエリアだ。
登る氷を選び、トップロープを垂らす。
見た目は安易そうに見えてが、なかなか難しいラインだった。
できるだけ氷を傷めないのが、上級者の登りと教わり、意識して試そうとするが、
何度か落ちた。
アイスは氷の固さや形状によって難易度が変わり、判断が難しい。
また、技術は当然だが、バイルやアイゼンの性能に左右されると感じた。
皆、一本ずつ登る。
15:00 そろそろ退散しようとした時、山師匠から、事故者が出たので救助に向うと指示あり。
アイスクライミング時に落ちて足を骨折したもよう。
(後日骨盤も骨折と連絡あり)すでに県警等に救助を要請済。
動けない事故者に対し山師匠はテキパキと 介護をし、指示を出す。勉強になった。
しばらくしてやって来た南佐久の救護隊に引継ぎ、
間もなくヘリコプターが轟音とともにやって来た。
暴風が雪を舞い上がらせ顔に打ち付ける。目を開けていられない。
2名の隊員が空から降りてきて、事故者を吊り上げ、去っていった。
無駄のない、的確な作業だ。
彼らの自信に満ちた態度は、我々に安堵感を与えた。ホントかっこいい!
16:30 テンバへ。今回は、隊長、もりもり、ゆうこりんがテンバで先に食事を準備してくれていた。
食当リーダーもりもりの料理はおいしく、酒もすすみ会話も弾む。
仲間と楽しい夜を過ごす。
8日(日)
6:00 起床。朝方は晴れていたが、くだりの天気予報だったので、
午前中のみクライミングと決め 昨日見つけた乱菊エリアの斜面へ向かう。
クライミング時にアイススクリューでアンカー装着の訓練を行う。
ちょっとしたアイスミックスクライミングを想像させてくれ、有意義で楽しかった。
12:45 テンバへ戻り、テントを撤収し、帰路に就く。来年も来ようとメンバーと約束しあう。