御在所岳(1212m) 後尾根
定例山行(レベルアップ山行)
2018年2月18日
天気:曇り時々雪のち晴れ
メンバー:CLさいとも、SLゴンちゃん、AS gigi、ASひーちゃん、こみかど、しょう、とおちゃん、ひでちょ、はやっしー、うめ、おさちゃん、けんけん、ひろこ、かに、山師匠、あや(記)
5:00発 名古屋→6:00着 スカイラインゲート前6:30発→7:06発 裏道登山口→7:35着 藤内小屋 8:11発→9:50発 後尾根取付き→15:00着 山上公園 15:30発→16:15着 藤内小屋 16:30発→17:03発 裏道登山口→17:20着 スカイラインゲート前
今回は、レベルアップの定例山行で、初心者には少し難しい、御在所のバリエーションルート、後尾根のクライミングです。メンバーは、クライミング経験者が11人と初心者が5人の計16人のパーティーです。4人一組を1つのグループに分けて、経験者が初心者をフォローするという体制を作りました。
山行前日夜には、名古屋でも雪がちらつき、ギリギリまで決行が危ぶまれましたが、天気が回復傾向に向かっていましたので、予定通りにスカイラインゲート前を出発することが出来ました。裏道登山口から入りましたが、何時もの鈴鹿より雪が多く、昨日も積雪したことが見てとれましたが、アイゼン無しでも歩きやすく、藤内小屋までは着けずに進みました。小屋で小休憩と、アイゼンとハーネスを装着しました。私にとっては初めてのハーネス装着に戸惑いましたが、教えて頂き、気分も上がって出発準備が整いました。藤内壁出合からは踏みあとはなく、ラッセルが強いられました。私は、後ろの方でしたので、状況が分かりませんでしたが、先頭の方が、苦労してラッセルをしてくれたようです。
体も暖まった頃に、一の壁に到着です。一の壁を右に回り込んだら、1つ目の岩場が現れました。冬の後尾根経験者もビックリするぐらい、今年の後尾根は、凍っていて見事な氷瀑が出来ていました。初めてみる光景に、思わず『うおっ』と声が漏れてしまいました。
例年ならロープを出さない場所ですが、経験が浅い会員の安全確保のため、今年はここでロープを出しました。gigiさんがトップを登り、上からビレーして頂きました。一人づつ登るので、待ち時間が長く、時間がかかりました。天気は良くなってきてますが、ここは谷底。日が当たらなくて、無茶苦茶寒いです!空を見上げれば、雲の動きが早かった事が印象に残っています。たまに突風が、岩場に付いた雪と一緒に吹いてきて、容赦なく身体に叩きつけてきます。寒くて嫌になってきますが、如何に体を冷やさないようするか、寒さ対策も冬の訓練として勉強になりました。
2時間程待ち、私の番がきました。見よう見まねでどうにか登りきることが出来ました。ロープがあったお陰で、恐怖心は全くありませんでした。1つ越え、ほっとしたのもつかの間、次の2ヶ所目の岩場がどうやら後尾根の核心部のようです。狭くて高い岩場が前を遮っています。ここでは、プルージックやタイブロックを使用して登る実践をしました。初めてのクライミングで、色々な経験をさせてもらいました。2ヶ所の岩場を乗り越えた後の自分は、何だか一気にレベルアップして得意気な気分になりましたが、同時に、クライミングの専門用語も知らず、ロープワークも一人では全く出来なかったので、自分の勉強不足には反省しました。
岩場の後は、中道に合流し、山上公園で軽く行動食を口に入れて、裏道から下山しました。車を駐車してあるスカイラインゲート前には、日没前にどうにか間に合い、10時間の山行という長い長い1日を無事終えることができました。
ベテランも、初心者もそれぞれ、自分のレベルでの反省点や改善点があり、冬の訓練として、実り多い、良い山行になりました。