爺ヶ岳(2,669.9m)東尾根


爺ヶ岳(2,669.9m)東尾根
2018年3月24~25日
自主山行

メンバー:
CLやんやん、SLゆうこりん、あゆ(記)

アプローチ
名古屋2:00→6:25鹿島山荘前

コースタイム
3/24
6:25おばばの碑→8:20ジャンクションピーク→10:40尾根上1990mにて幕営

3/25
6:46BC(Co.1,900m)→8:00矢沢の頭→9:00爺ケ岳中峰9:08→9:45矢沢の頭→10:35BC(Co.1,900m)テント撤収11:43→13:00ジャンクションピーク→14:34鹿島山荘前・おばばの碑
※爺ケ岳南峰は強風・トレース無く取りやめ

<コース状況>
国道から集会所前を抜け、お祖母の碑の先で、南と北のルートに分かれる。往路は北ルートを進んだ。のっけから潅木のド急登、徐々に雪付となり、アイゼン装着。南ルートと合流地点て一旦緩やかになり、ジャンクションピークまでまた急登、森林限界を越え視界が開けてくると多少勾配緩くなるが、ひたすら尾根の登り。稜線上に幾つかテント張った跡有り。Co.1,900m付近でテント張り。矢沢の頭までの途中、雪庇、ナイフリッジ部が核心、トレースはしっかり有り。高度感のあるリッジを進みます。アイゼンはしっかり効きます。が、前日以前の踏み抜きも多々ある。P2手前の急登も特に下り注意。矢沢の頭から主稜線P1まで緩やかに上がると、爺ヶ岳への広い緩やかな稜線、風強く、トレースはすぐ消える。山頂直下の急登はアイスバーンになってると滑落の危険あり。山頂は強風で8分で退散。下りは雪緩んでくると、いやらしい。実際何度も踏み抜きした。最下部の南ルートもド急降、途中南方のピークに向かうが、トレース頼りに北側斜面を注意してトラバースして、ルート不明瞭のなか、ブッシュと薄層の雪に脚を何度も取られながら、お祖母の碑の手前で、小川を跨いで登山口。南ルートの最下部が実は今回の本当の核心部でした。

<感想>
冬期バリエーションの爺ヶ岳東尾根。ド急登を踏ん張りBCには早く着いたので、明日より天候の穏やかな1日目に山頂目指すか悩みましたが、雪が緩んで危険箇所の通過には時間を要することを考えて、初日は立派な雪壁作ったりノンビリ。ちょっとした要塞になった^_^。しかし、夜は強風でテント大揺れであまり寝られず。登頂も断念かと思われたが、多少の降雪有りも予想以上に朝にはぱたっと止んで、アタック開始。核心のナイフリッジ通過は何となく過ぎ、後は快適な稜線歩き、先行者は我々と入れ替わりながらなので、ノートレースを歩くときもあり、気持ちいい。山頂は強風であまりいられなかったが、GWに今回のメンバーと行く真っ白な劔に感慨深く見惚れて、槍、穂高や鹿島槍ヶ岳、針ノ木から北ア、頸城山塊がくっきり、しかも雪を湛えた景色は感無量でした。下山の最後に現れたグザグザの南ルートは、まさにラスボス、間違えば滑落の危険を感じた。絶景稜線歩きで大満足、当初予定の鈴鹿から直前に変更して行った爺ヶ岳、最高でした。

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