荒島岳(1,523m)


荒島岳(1,523m)
2016年3月27日(日)
定例山行

メンバー
Aパーティー:CLこっしー・ASまささん・のりさん・はやっしー・かわちゃん・あゆ・こん
Bパーティー:SLまきちゃん・ASぐっさん・youichi・もっちゃん・メリーさん・福ちゃん・ひーちゃん・カンチェラーラ(記録)

コースタイム(Bパーティー)
越前下山駅6:50→598尾根7:30→登山道案内看板9:15→(1245)10:05→(1312)10:40→1472小P11:15→山頂11:40~12:10→小荒島分岐13:05→白山ベンチ13:45→登山口14:20→勝原スキー場P到着14:50

3月の定例山行として、当初計画していた美濃俣丸が雪不足という想定外のアクシデントのため、急遽、行先を荒島岳へ変更した。
荒島岳(あらしまだけ)は、福井県大野市にある標高1,523mの山であり、別名大野富士(おおのふじ)とも言われる。山頂には荒島神社があり、古くから信仰の山とされてきた。日本百名山に選定されている。
今回は、登りを新下山(しんしもやま)ルート、下山を勝原ルートとする周回ルートを設定した。
以前の旧下山(しもやま)ルートは非常にハードで、その厳しさゆえ登る人が年々少なくなり次第に荒廃していったため、大野市と和泉村の合併を機に観光事業の一環として この新下山ルートが開設された。昔の猟師のけもの道があった場所が主に使われており、きつい勾配が特徴である。
早朝、前泊組の野営場所である越前下山駅前駐車場に集合し、AパーティーとBパーティーに組分けしてAパーティーが先発で6:50出発した。最初からかなり勾配がきつい。稜線に出てからの雪上歩行に備えて冬装備で出発したが、足元に軽快感がなく、辛い登り始めとなった。しかし、本当の辛さはこの先にあったことを後で嫌というほど思い知る。辛さに耐えてとにかく尾根に出れば多少は楽になるだろうと淡い期待を持ちつつ7:30ようやく598の尾根に乗る。しばらくは快適に進むが700を超えたあたりから再び勾配が急になる。9:15案内看板のある付近で小休止。先行のAパーティーは15分程先行しているようだ。このころから雪が出始め、先行するAパーティーのトレースを辿っていくが、所々踏み抜きがあったりしてAパーティーの苦労がトレースに表れていた。
10:05、1245の小ピークで小休止、ここから進路を尾根に従って西に変える。あとは頂上まで真っ直ぐである。10:40、1312の小ピーク到着。白い稜線が青い空に向かって伸びている。天に向かうホワイトロードを一歩一歩進みながらああ来てよかったと思う本日のハイライトであった。
11:15、1472の小ピーク、頂上はあと少しである。どうやらAパーティーはすでに山頂踏破したようである。恐るべし健脚チーム。しかしここは本日の一番美味しい所、ここで焦っては勿体ない。じっくり味わうべき所である。時代の流れはファーストフードからスローフードへ。スローフード派の我々Bパーティーはじっくりと味わいながら11:40山頂に到達した。
下山は勝原ルートで、途中一部メンバーは雪のシリセードを楽しみながら下った。やがて雪がなくなると泥に変わり、泥の登山道を苦労しながら下ると今度はゴロ石に変わり、やがてスキー場跡に出て14:50スキー場駐車場に着いた。
途中の休憩を挟んで8時間の長い山行がようやく終了した。急登の連続に心が折れそうになりながらも、どうにか山頂を踏めたのはCL,SL,ASを始め同行していただいた全てのメンバーのおかげだと思う。心から感謝したい。万歳、ありがとう。

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