春日井三山(道樹山429m、大谷山425m、弥勒山437m)
定例山行
地図読み山行
山行日:2017年2月19日(日)
参加者:
Aグループ:コッシー(AS)、ゆう、まーちゃん、ゼッキー、あきち(記)
Bグループ:いよちゃん(SL)、あゆ、ちえちゃん、姐さん、おみず
Cグループ:TOM(AS)、ゆい、あさみ、かに
Dグループ:あつよ(CL)、gigi、さとえちゃん、あき、はっしー
コースタイム:春日井市野外教育センターにて打ち合わせ(9:00)→9:35 Aグループ出発(以降10分おきに残り3グループ出発)→10:05 第1チェックポイント通過 →10:40 第2チェックポイント通過 →11:28 第3チェックポイント通過 →11:50 第4チェックポイント通過 →12:18 第5チェックポイント通過 →12:30 弥勒山山頂(13:56発)→14:45 下山および都市緑化植物園着
今回の山行の目的は「地図読み」。山行においての地図読みの重要性はわかりつつも、ついつい標識や同行者に頼ってばかりでおろそかにしていた。
地図を読む目的としては、登山中に現在地の把握やルートの確認に使用するだけでなく、準備段階において登山ルートの確認をすることにより距離や標高差の確認、エスケープルートの選定など事前に行程を想像したり、危機管理に役立てられる重要な役割を果たすということ。そのためにはコンパスも使用できるようにならなければならない。
参加者が総勢19名だったので、4グループに分かれて、私はトップバッターのAグループに所属した。
出発前にCLより地図読みのレクチャーおよびコースのヒントをもらう。各グループはベテランと初心者の混合になっているので、特にコンパスの使い方をグループ全員で確認した。
ここ春日井三山はファミリー向けでコースも整ってはいるがどうやらハイキングコースを外れる箇所があるそうだ。しかも初っぱなの登山口からコースが外れるらしい。大丈夫かな…という心配もありつつ歩き出したらやっぱり迷ってしまった…。目印があるそうだが見つからないのだ。しかし私たちは地図を頼りに目指す第1チェックポイントに向けて登り始めた。完全にコースアウトである道だったけど、地図上に示されたヒントとなる送電線を頭上に確認しながら藪漕ぎをして進む。すると目指すポイント付近に出ることができた。そこには私たちの10分後に出発したはずの次のグループがいたけれど…。
チェックポイントは全部で5か所。それぞれに2種類のキーワードがあり、全てを回って拾い集めたその言葉を並び替えるとある単語とメッセージが浮かびあがるというもの。いくらコースがあっていてもそのポイントにあるキーワードを見つけられないと次へ進めない。
私たちのグループは、各チェックポイントごとに先頭が変わり、その人をリーダーとして次のポイント目指した。出発する際には全員で次のチェックポイントを地図上で確認して、現在地からその場所がどの方向にあるのかコンパスを使って調べてみる。そしてそのルートはどんな地形をしているのか、何か目印になる目標物はあるかなど読み解いてみて出発する。ポイントポイントごとにそれを繰り返すうちに地図の読み方にも慣れてきて、スピードがアップしてきた。
キーワードもかなり集まってくると道中、みんなで答えの推理をし始める。残り1箇所を残し、「もしかして ⚪︎ ⚪︎ ⚪︎ ⚪︎ ⚪︎じゃない?」と推理する声。そして最終第5チェックポイントへ到着してそのキーワードを見た瞬間、脱力した。推理をうまく外された答えだったのだ。やられた〜って感じ(笑)そしてもう一つの長文の並び替えには、すてきなメッセージが込められていた。
その後私たちは、弥勒山の山頂に到着し、他チームを待ちながらのお昼休みに入る。目の前には御嶽山や中央アルプスなど雪化粧に染まった素晴らしい眺望、そしてこの時期にしては穏やかで日差しも暖かな気候に最後のグループ到着までに約1時間の時間を要したが、のんびり山頂で過ごすことができた。その後全員そろっての下山。低山といえ歩きやすいなかにも急登もあるいい山だと思った。
下山後のミーティングでは、全員地図読みの重要性を再認識したようだ。ベテランの会員の方でも最近はGPSやスマホを使用する頻度が増え、電波が届かなかったり、電池の消耗などのトラブルと背中合わせという不安定さがあるので常日頃からコンパスを使えるようになっておきたいとの話もあった。私としても今回だけではやはり人に頼った部分も多いので、繰り返し経験していかないといけないと思った。
さらに下山後にふるまってくれたぜんざいに身も心もほっこり。今回の山行は企画者の方々のサービス精神のたまもの。こうした目的を持った山行もあるのが山岳会のいいところだと思う。楽しくお勉強できました♪