荒島岳(福井県/1523m)
定例山行
山行日:2月19日(日) 前夜発
メンバー:たけ(CL)、のりさん(SL)、youichi(AS)、メリーさん(AS)、トミー、だいすけ、はっちー、ターコ、まいこ、エスパー、おさちゃん、すぎ
コースタイム:
6:50/7:00 登山口/ワカン装着
12:30 引き返し(小荒島岳手前)、下山開始
16:15 登山口着
今回は定例レベルアップ山行ということで、新下山コースから荒島岳に挑戦することにしました。天気予報はあまりよくありませんでしたが、前夜発にて出発。21:30頃道の駅九頭竜に全員到着し、雪がチラつく中テント2張を設営。明日のお天気を願って22:30頃就寝しました。
5:30起床。昨日の雪が嘘のように晴れていました。登山口のある越前下山駅に移動。準備が整ったところで、6:50に出発です。が、本来集会所のような所の横道が登山口のはずが、山のように雪が積もっており道がありません・・・。登山口を探して道路を進むと何とか入れそうなところが見つかり、そこから登ろうとしますが、さっそく膝のあたりまで雪に埋まってしまい、ワカンを装着。ようやく登山開始です。トレースはありませんでした。ルートである尾根に取り付くと少し急登が続き、1時間程歩いた後598mピークで小休憩。そこからも良いお天気に応援され、景色を楽しみながら、ゆるくアップダウンをくりかえし尾根道を進みます。
しばらくすると650mよりお待ちかねの急登の始まりです。12名全員でラッセルを交代しながら進みます。膝くらいからときには胸のあたりまで雪があります。2月なのに暑くて汗が流れます。途中かなり急な斜面もあり、そこは村田さんや山本さんがルートを開拓してくださり、また木の根元の踏み抜きにも注意しながら進みました。一番の急登の箇所は冨田さんが先頭を行ってくださいました。
1250mジャンクションピークにて10:50休憩。ここまで来ると眺望も良く、頑張ってよかった!と思えます。稜線を臨むと、山頂の方にずっと続く雪庇がよく見えました。そこからは痩せ尾根が続きますが、雪庇に気を付けながら進みました。
山頂への到着は12:00を予定していましたが、12:00の時点でまだ1時間程はかかりそうでした。せっかくなので少しだけ稜線を歩いてみよう、とのことで、12:05ザックをデポし、アイゼンを付け、稜線を進みました。雪面は硬く、急登ですが風はそこまで強くありませんでした。12:30になり、山頂には届きませんでしたが、この稜線からでも眺望は最高でした!みんなで交代しながらラッセルを頑張った甲斐があったなと思えました。
素晴らしい景色を堪能し、ひとしきり写真を撮った後、下山開始です。ここで、今更ながらかなり急な斜面だったことに気づきます。先ほどザックをデポしたところでアイゼン+ワカンを装着。1歩1歩慎重に、ときおりシリセードで下ります。1か所、特に急な箇所ではロープを出し、プルージックをかけて下りました。午後になり気温があがって雪がゆるくなったことで、足がはまって抜けなかったりピッケルやストックも抜くのに時間がかかりました。
16:15登山口到着。山頂には辿りつけませんでしたが、最高のお天気に恵まれて素晴らしい景色を望むことができ、本当に楽しい山行でした。