立山縦走(室堂~雄山~大日三山~称名滝)


立山縦走(室堂~雷鳥沢~雄山・大汝・富士の折立~雷鳥沢~大日三山~称名滝)
2017年9月2日~3日
自主山行

CL・装備ターコ、SLゴンちゃん、ゆかりん、とく、こん、まいこ(食当)、よこたん、おさちゃん、すぎ、ヤンヤン(記録)

<アプローチ>
9月1日名古屋21:00発、立山駅無料駐車場に25:00着(7割ぐらい駐車あり)、テント張り、車中泊組と分かれて仮眠
朝テント撤収、身支度し、始発のケーブルカー(7:00発→美女平着7:07)、高原バス(7:40発→8:30室堂着)を乗り継ぎ室堂入り

<9/2>晴れのち曇り
室堂バスターミナル08:19→08:28みくりが池08:29→08:31みくりが池温泉08:32→08:45雷鳥荘08:46→08:52雷鳥沢ヒュッテ08:53→09:46雷鳥沢キャンプ場09:57→10:02浄土橋10:02→11:30一の越山荘11:41→12:42雄山13:27→13:41立山13:52→13:54大汝休憩所13:59→14:13富士ノ折立14:28→16:02浄土橋16:02→16:25雷鳥沢キャンプ場16:25→18:03雷鳥沢ヒュッテ18:04→18:09ロッジ立山連峰19:18→19:28雷鳥沢ヒュッテ19:28→21:21雷鳥沢キャンプ場

<9/3>晴れのち曇り、一時雨
雷鳥沢キャンプ場05:12→05:12浄土橋05:17→05:40新室堂乗越05:42→06:02室堂乗越06:02→06:43 2511mピーク06:55→07:00カガミ谷乗越07:00→7:18奥大日岳07:18→7:28奥大日岳三角点07:44→9:00七福園09:01→9:05中大日岳09:06→9:17大日小屋09:57→10:14大日岳10:19→10:28大日小屋10:40→12:34大日平山荘12:52→13:36牛ノ首13:42→14:47大日岳登山口14:50→14:53八郎坂登り口14:54→14:58称名滝展望台15:06→15:10八郎坂登り口15:10→15:20大日岳登山口15:20→15:28称名滝駐車場15:55→16:08立山駅(定期バス)

 

<コース概況>
[室堂~雷鳥沢キャンプ場] 石畳の快適な道
[雷鳥沢キャンプ場~一乗越] 沢を木橋で渡り、大日方面への道を分け、石混じりの緩い登り
[一乗越~雄山] 石混じりのジグザグの登り
[雄山~真砂岳分岐] 岩稜 晴れてれば展望がいい
[真砂岳分岐~~雷鳥沢キャンプ場] 岩場の急傾斜の下り、大走りを過ぎ勾配が緩くなると賽の河原
[雷鳥沢キャンプ場~新室堂乗越] 草地の中程度の登り。
[新室堂乗越~奥大日岳] ハイマツ茂る他、遮るもの無い、大展望の稜線。池塘も有り。
[奥大日岳~大日小屋] 稜線歩きは続くが、UP DOWNが出てきてハシゴも有り。七福園は奇岩?がいくつかある、紅葉が綺麗らしいスポット。中大日岳はルート外れた北側に有り、気付かず通り過ぎそう、
[大日小屋~大日岳] 稜線北側を行く。
[大日小屋~大日平小屋] 樹間の岩、木の根、土の急傾斜を下る。途中小さな沢を跨ぐ。傾斜が緩くなるとラムサール条約指定の湿原に出て小屋に至る。
[大日平小屋~牛首] 湿原の中の木道を延々と歩く。
[牛首~大日岳登山口] 牛首は右手に沢を見る狭い樹間の稜線。此処から土、岩のど急降、階段状に岩にステップが切ってあったり、ハシゴが連続する。
[登山口~称名滝展望台~バス停] 舗装路

<参考情報>
・全般に標識、印は多数、整備されてます。タイトル通り、花もまだたくさん有ります。
・サイト地の雷鳥沢はテーブルが何か所かあり、その近辺は当然人気。あると便利なので、利用する場合は早めの到着を。
・ロッジ立山連峰 温泉 小屋宿泊者以外は18時30分迄に入浴(出る時間ではない)。700円。飲料水有り。ドリンク類も値段良心的。
・下山後は立山駅そばで白エビコロッケ食し、お風呂(温泉)はグリーンパーク吉峰(610円)晩御飯は氷見きときと寿司

 

<9/2>
立山駅駐車場着後、車道との境界緑地に6天張り、車と分かれて仮眠。始発で室堂入りした時点では劔も見え、テンションUP。みくりが池やリンドウ池、池塘について語りながら、地獄谷展望台では初めて見た方は驚いていたよう。人を寄せ付けないその景色にすぎちゃんは、「セメント工場」と微妙?なコメント。石畳の整備された道も観光客が減ってくるとサイト地は近い。テーブル近くをなんとか確保し、今夜の宿も設営後、雄山方面に2パーティー編成でハイキング。室堂に観光で訪れる方の大半は雄山(神社)に向かう為、室堂からのルートと合流する一乗越以降は大勢の人。雄山山頂手前の社務所に到着。残念ながらガスが上がってきて遠望は利きませんでしたが、東側直下に残る雪渓に高度感を感じながらしばし休憩(社務所ではお札のほか、飲み物も売っていますが、お代を払おうとすると、巫女さんは「○○円お納めいただきます」といいます)。山頂神社では500円でお祓いを受けられ、今回初めての方はお祓いしていただきました。効果のほどはどうだったのでしょうかねぇ。大汝・富士の折立の稜線歩きは気持よく、いつしか編成関係なく歩いてました。CLスミマセン(´;ω;`)。岩場遊びがしたいのかまいこさん・すぎちゃん(と私)は岩場で少しだけ戯れたり。会話も弾む中、大走り・賽の河原を下ってサイト地。食事はCLプロデュースのパスタ二種と具沢山カレー、絶品でした。皆で作って山懐で食べる食事は最高。翌日の朝食もアルファ米に鶉やスパム・海苔などを混ぜて作り置き、翌朝は味噌汁に湯差し(これもテルモス)するだけのアイデアかつアレンジごはんに感動。その上、歩いて5分のロッジ立山連峰で温泉入浴、洗剤据え置きで洗うことができ、もう至れり尽くせり。ビールも安く、天国です~。実は食事の際は寒かったのですが、体も温まり、このまま片方のテントに集まり小宴会。他愛もない話に盛り上がり、心も体も内側からも温まり、立山の夜は更けました、Zzz・・・

 

<9/3>
翌朝起床すると、満天の星空!放射冷却のせいもあるでしょうが、霜もおりており、初冬のような朝でした。撤収後この日も2編成に分けて歩き出すも、最初室堂方面に歩き出しそうに、もう帰るの?確かに既に満足ではあるけど。ベクトルを逆に向け、仕切り直しいざ大日三山へ。高度を上げるごとに、日も上がり景色が広がってくると自然に気分が高揚してきます。サイト地で阿遅い朝を迎えるテント群がかわいく見えて暫くすると、劔の岩峰が飛び込んでくる。また南方にはどっしりとした薬師岳とその左に笠ヶ岳が見える。山名通り綺麗な笠状で納得できます。お花もさすがに盛夏程とはいかないものの種類も豊富で、チングルマの果歩やナナカマドの赤い実に秋の気配を感じながら、特に大日岳までは多少の登下降はあるものの気持ちの良い稜線が続きます。奥大日岳手前までくると槍が岳・穂高連峰が姿を現し、ただでさえその象徴的な姿を望めると感動するところ、夏合宿で行ったメンバーはなお一層感慨深かったご様子。遠くには富山湾が見渡せ、高原道路のある天狗原の溶岩台地とその下の残雪の称名渓谷(廊下)、地獄谷の噴煙の組み合わせは、まさにジオパーク、大地の営みを感じることができます。またルート上には池塘も点在し、七福園の奇岩など変化もあり昨日の立山の稜線とは対照的に優しい感じがします。徐々にガスに包まれるのは、日本海が近いので、この山域では仕方がないのですが、そんな中雲海フェチのすぎちゃんがカメラを構えていたのが印象的でした。中大日岳は真っ直ぐルートを歩いていると見逃すかも。ルート少し北側にピークがあります。見逃していたら三山縦走ならずってなってたかも。大日岳へはギターとランプの宿、大日小屋に荷物をデポしてピストンしました。これで大日三山コンプリート!大日小屋で持参した梨を食べ、下山開始。はじめ急降下し、ラムサール条約指定湿原の大日平で幻想的な木道歩き、牛首からはまたど急降、梯子祭りと滑りやすい道で慎重に下り、途中雨に降られるもなんとか登山口。ここからラスボス称名滝へは車道を登り返し、しばらくして現れた称名滝は圧巻!展望台迄行きみんなで記念撮影。CLさんのリベンジでもあり、今回の山行のきっかけとなった称名滝は、見事に期待以上の素晴らしさで山行を締めくくってくれました。紅葉の時期も素晴らしい景観の広がる山域ですが、比較的静かに歩けたのはこの時期ならではでよかったと思いますし、この日は2パーティー別々に、つかず離れずで歩くことが出来、其々で連帯意識をもちながら安全に下山出来たことも良かったことの一つと思います。今回の山行に応募したメンバーは本当に自主的に参加したメンバーばかりで、其のせいか(はたまた何時も一緒に行ってるメンバーが多いのもあるでしょうがそこは置いといて)共通意識が高く、まとまりのある山行だった気がします。笑顔の絶えない、絶景丸見え、気持ち丸出しの忘れじの山行となりました。

 

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