猿ヶ馬場山(1,875m)


猿ヶ馬場山(1,875m)
2018年3月17日(土)
定例山行
メンバー
CLはやっしー、SLすぎ、ASたっちー、ハッチー、ターコ、たけ、やんやん、けんけん、しげ、なお、メリーさん(記)
コースタイム
5:55せせらぎ公園駐車場→7:55宮谷林道出合→9:50 1528mアンテナ施設→10:25帰雲山→11:50猿ヶ馬場山(30分休憩)→13:15帰雲山→13:40 1528mアンテナ施設→15:40宮谷林道出合→17:10せせらぎ公園駐車場

猿ヶ馬場山は白川郷の東側に位置する山で日本300名山、岐阜100山のひとつです。登山道のない山で積雪期から残雪期が登山のベストシーズンになります。昨年も定例山行として計画した猿ヶ馬場山ですが、ラッセルに追われて帰雲山で敗退しました。
今年はリベンジ。前夜発で出発し道の駅白川郷で仮眠。麓の道路に雪はありませんでした。朝4時半に起床し身支度を整え、せせらぎ公園駐車場へ移動。ここは観光用の有料駐車場で朝はゲートが開いています。観光客のいない白川郷合掌造りの集落を抜け雪のついた林の中を登り始めます。直前に寒気が入ったため気温が下がり雪はしっかりと締まっていました。林道をしばらく歩いたあと急登に取り付きます。宮谷林道出合で斜度が緩み休憩。ここからは真っ青な空の下、ブナの木の霧氷が延々と続く素晴らしい景色を見ながら歩きます。なだらかな丘陵地に到着すると紺碧の空と純白の大地とブナの木の霧氷だけの世界が広がりました。思わずみんなシャッターを押し、うっとりする夢のような世界を堪能。予定よりも早くアンテナ施設に到着しこのペースなら山頂まで行けそうだと期待が高まりました。ブナにダケカンバが混じり、ダケカンバからオオシラビソへと植生が変わっていきます。なだらかな雪原をこえると山頂に到着。何も隔てるもののない大展望。御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰、薬師岳、剱岳、北アルプスが見渡せます。反対側には迫力の白山。暖かい日差しを浴びながら思い思いに時間を過ごしタイムリミットの12時半に下山開始。帰雲山を過ぎるまでは順調に下っていましたが、メンバーの一人が慣れない長時間のアイゼン歩行で足の不調を訴え、自力でまともに歩けなくなってしまいました。気温が上がり雪が緩んで歩きにくくなってきました。みんなで荷物を分担し支えながらゆっくり下山。登山口でアイゼンを外し駐車場に着く頃には普通に歩くことができ大事には至りませんでした。
快晴無風の最高の天気、雪がしっかりと締まっていて歩きやすいコンディション、お互いに助け合える素晴らしいメンバー、すべての条件に恵まれました。素晴らしい眺望と霧氷を満喫し、みんなで山頂を踏み無事に降りてこられた猿ヶ馬場山はそれぞれに満足できた山行でした。

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