太刀岡山 左岩稜(1,295m)


太刀岡山 左岩稜(1,295m)
2018年4月21~22日
自主山行

メンバー:CLひでちょ、SLさいとも、ひーちゃん、ゆい、まいこ

コースタイム

【1日目】
11:30太刀岡山荘→13:30下部岩壁(P1でクラック練習)→17:30太刀岡山荘

【2日目】
3:45起床・朝食→4:45太刀岡山荘発→5:10左岩稜取付→9:20P5リッジ→10:40P7ナイフリッジ→12:00鋏岩終了点→13:50太刀岡山荘

山梨県にある太刀岡山左岩稜クライミングに行ってきました。
この週末は晴天で、風も無い最高のクライミング日和になりました。
4月の行楽日和だったので道中&現場での混雑を予想しましたが、何故かどこも混雑なし。
皆さんGWに焦点を絞っているのか、偶然にも最高の環境でのチャレンジとなりました。

[1日目]
朝6時過ぎに名古屋を出発。
関東から参加するまいこと10時に韮崎駅で合流し、駅裏にあるスーパーで買い出しをして太刀岡山荘に向かいました。
太刀岡山荘のすぐ手前にある小泉商店で宿泊代(一人たったの1200円!)を支払い、11時半に山荘へ到着。

太刀岡山荘はなかなかのボロ…いや、趣のある古民家です。
タオルの上に転がる謎の茶色いツブツブや、シンクに居る大きな蜘蛛、飾られた日本人形や老婆の写真に一同は怯え…もとい、ワクワクを禁じ得ない様子。
荷物を置いてスーパーのお弁当で昼食を摂り、準備を整えてクライミングへ出発。

お目当ての岩場までは山荘から15分ほどで到着するはずなのですが、道に迷って山の中をぐ~るぐる。
偶然出会ったクライマーの方に道を教えていただき、13:30に目的地に到着。
予定より少し時間がかかってしまいましたが、面白い岩場も見ることができたし良い準備運動になりました 笑

左岩稜クライミングの本番は明日なので、この日は核心と言われる1ピッチ目のクラックの練習です。
トップロープを張ってカムやクラックの練習をする予定だったのですが、1ピッチ目を横から巻いて登るルートが危険だったので、諦めてリードにチャレンジしてみることになりました。

【太刀岡山左岩稜1ピッチ目の構造】
1ピッチ目は途中のテラスで下部と上部に別れた構造になっています。

下部は下半分がフィンガークラック、上半分はカンテとハンドクラックを左右で掴んでフェイスを2歩ほど登る形状。
ホールドの位置がわかれば苦労なく登れると思います。
フィンガークラック用に#0.4のカム(この日は#0.5のリンクカムを使用)、ハンドクラック用に2番のカムがそれぞれ1本あると安心。

上部は終始ハンドクラック。
ジャミングによる登攀が主流なのでしょうが、レイバックでも登攀可能。
クラックを左側から持つと指掛かりの良いポイントが沢山あるので、ジャミングを一切使用しなくても登ることができます。
何せフォールするとテラスに激突しそうなので、核心は「カムを挿せるかどうか」だと感じました。
カムは#3が2個と#2が1個があれば充分です。慣れた人なら各1本でも大丈夫だと思います。

おっかなびっくりでしたが、なんとか無事トップアウトしてトップロープを設置。
荷物をおいて一人1~2回ずつ練習することができました。

この日のうちに、使用するカム・登攀方法・岩場までのアプローチを確認出来たのはとても良かったと思います。

17:30に太刀岡山荘に戻り、ひでちょが持参した専用鍋を使用してチーズダッカルビを調理。食べる。美味い!
美味しいサラダとお酒も楽しみながら、お腹を満たしてご満悦。
私達は持参したカセットコンロを使いましたが、太刀岡山荘にはプロパンガスによるガスコンロも食器も包丁もありました。
どれも汚れていて使うのに勇気が入りますが、キチンと洗えば問題なく使えます。
その気になれば食材だけ持参するスタイルでも調理可能だと思います。

山荘貸し切りを良いことに大はしゃぎ!楽しい夜でした。
小泉商店のおばちゃんの「ちゃんと干した」という言葉を信じて、山積みの布団を敷いて就寝。
身体が痒くなりませんように…(ヽ´ω`)

[2日目]
岩場一番乗りを目指すべく、4時前に起床。
身体は…痒くない!助かった 笑
昨夜の残り物にご飯と調味料を合わせた朝ごはんを食べて、早速出発。
いざ、左岩稜へ!

前日に散々迷ったのでアプローチはバッチリ。
道路から右側に白い家が見えたあたりに踏み跡があるので、踏み跡に沿って河原へ下りる。
目印の白い家の「手前」を右に曲がるのがミソ。
そして曲がったら20mほどで左の踏み跡に入るのが重要。
あとは岩場まできれいな踏み跡が続きます。

5時に岩場へ一番乗り!
クライミングスタート!

チームは「ひでちょ・まいこ」と「さいとも・ひーちゃん・ゆい」の2つ。
ザックの個数は各チーム人数マイナス1。
リード担当者は空身で登る作戦です。
1~3ピッチ目はちょっと辛い&狭い場所があるので、この作戦はすごく良かった!

1ピッチ目は、前日の練習が功を奏して難なくクリア。
結局だれもジャミングせずに登りきりました 笑

2ピッチ目は隅にあるクラックを利用して凹角を登ります。
スタート位置の足場が脆く、砂と石が堆積しています。(落石注意)
途中にお助けスリングが一本あります。
背中や足裏を使った支持をしないと安定しない場所があるので、カム設置の際は注意が必要。

3ピッチ目は…狭い!
そして、支点を取れる箇所がとても少ない。。。
かなり狭いすき間を通り抜けなくてはならないので、ザックの大きさには注意した方が良いです。
出だしのクラックを登りきる際に、右側の小さなチョックストーン奥を掴むと安定します。

4ピッチ目以降は難しい場所はなく、代わりに「高度感」が一気に増します。
暗くて辛い1~3ピッチ目に対し、明るくて景色が良くて登りやすい4~8ピッチ目はまさにご褒美!
この辺りからは壁のボルトも増えてくるので、カムもほとんど使わなくなります。
気分と一緒に高度もグングン上げて、ナイフリッジでインスタ映えな写真を沢山撮り、予定よりも早く頂上へ到着!
頂上から登れるハサミ岩もサクッと上り、大満足。
最高の天気だったのに、出会った他のクライマーは二人組のパーティが2組のみ。
暖かい春の太刀岡山を堪能した週末でした。

下山路はハサミ岩を左に巻くと登山道に出られるらしいのですが、この日は気づかずに急勾配を下って登山道まで合流するルートで下山しました。
急勾配でしたが、CLのひでちょが素早い判断でロープを張ってくれたので、安心して降りることができました。

今回の登攀で4番や5番のカムは結局使わなかったので、次に行くとしたら
キャメロットの#3を2本、#2を2本、#0.75を1本、#0.4を1本 あたりを持っていこうかと思います。
(※挿す場所やルートや身長にもよるので人それぞれです)

帰りの立ち寄り温泉は山宮温泉。
小さいですがとてもキレイな温泉で快適でした。

振り返ればあっという間の2日間でした。
メンバーそれぞれが協力的に役割を担い、とても一体感のある山行でした。
楽しいクライミングに同行させていただきありがとうございました!

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